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Vol.28 『書くこと』
書いていて思うこと。
書き始めの意気込みは気合いで成り立っているが、書き進めるうちに『書くこと』について落ち込んでくる。「もっと理想通りに書けないものか…」「もっと面白いものは出来ないものか…」――で、いつも中盤で自分の思い通りに書けないことに心が折れて、エタる。エタりたくて途中で止まっているわけじゃないのに、何度も新規小説作成でまっさらなページを開いて書いてみても、どれも気に食わない。自分自身にガッカリし、遠ざかってしまう。
でも、ここで遠ざかっても意味ない。
結局、『書くこと』そのものが好きだから、そんなに日をおかず書きに戻って来る。
なら、息抜きだ――なんて言い訳しないで好きなことしようと思う。
うん、書こう!
それだけである。違うジャンルに挑戦してみる。長編やめて短編にしてみる。三人称やめて一人称で書いてみる。何か書くことを続けてみる。
ただ書いていく。





