Vol.25 『まだボケちゃいない!』
同じ単語が何度も出てくる、自分で書いてしまっているウザったさ。まだ、私はボケちゃいない!と、スマートな装いをしてみる。
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「あれ…〈ヒゲ〉がある……」
一瞬見た限りではいつの間にか出来た傷に見えた。だが、顔を横にそらすと微かな風で傷の先が僅かに揺れた。また、口元を動かすと傷が連動した。
まさしく、〈ヒゲ〉だった。
真っ白の、ぴよんと鼻の下から横に伸びた一本の〈ヒゲ〉。しかも、家で飼っている虎太郎に似た…いや、どう見てもその硬さ、その見た目はどの猫とも同じ〈ヒゲ〉に違いなかった。
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ヒゲヒゲ、うるせぇよ――と思うくらいのヒゲの出番。そのヒゲをどこでどう強調したいのか、ヒゲだったということをアピールしたのか、どこで出せば効果的なのかを色々書き試した結果が ↓ こうなった。
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「……うそ…」
ふと見た限りでは薄っすらと頬についた傷に見えるのだが、顔を横にそらすと微かな風で傷の先が僅かに揺れる。
また、口元を動かすとつられてユラユラとする。
まさしく、それは――ヒゲ。
真っ白でぴよんと鼻の下から横に伸びた一本は、見慣れた小次郎のものと一緒で、その見た目、その硬さ、強く引っ張ると痛い。
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あなたの文に、若さはありますか?
そんな話。





