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晒すわ日記  作者: こさじ
第五章・へっぴり読者のすゝめ
148/161

Vol.146 『ふむっと考える。』



 自分の作品の価値を他者の目線から決めるのと、自分自身で決めるのと、その二つが絡み合って矛盾しているのが創作する人の気持ちなのかなーと、エッセイランキングを見て思う今日この頃な話。



 評価について、作品を作ったら評価されることが最大の目標の人もいれば、自由勝手気ままに自分の納得出来る作品を作ることが素晴らしいことだと思って活動する人もいる。

 そして、その二つの中でもいくつか枝分かれしつつ、創作者は色々頑張っているのだろうと思うのであります。

 枝分かれの枝の一つの例として、「自由気ままに創作してもきっと誰かが評価してくれる」でしょうか。で、評価重視で邁進している創作者より、この自分の好きなことをしていればいつか―……と受け身な考えの人の方が難しいような気がします。

 また、自分でもうまく説明できないかもしれないけれど、「評価を気にするな自分の好きな創作をしろ」て受け身の人ほど語っているように見えるのであります。

 

 気にするよ(;´∀`)


 気にならないほうが正直ないだろうって最近凄く思う。


 揚げ足をとる言い方ですが、「じゃあなんで投稿サイトで公開して、しかも評価受けられる設定にしているんですか?」と見ているこちらが疑問を持ってしまう。

 実際、信用ならない……は酷いかもしれませんが、「こいつ何を言っているんだろう」とは思っているのが私の本音であります。

 でも、色んな考えがあるからなーと思っているのもありますし、「評価なんて気にするな!」て思う気持ちもわからなくない。以前はそういう考えでおりました。

 けれど、手に取る人って同じ創作する側の人間だけじゃない。同じ側に立っていても素人とプロじゃ考え方の違いや見ているものが違うだろうし、更には素人と素人でも……きっとプロとプロであっても価値観は違うんだろうと思う。

 

 なろうで活動していて、評価、★の数はあまり気にしないが、読まれているのかいないのかは気になる私のようなユーザーもいるはずだ。

 何でなろうで書(描)いてるんだろうと疑問に思って飛び出してみたり、または逆の人もいるかもしれない。それに、作品が見られている読まれていることは気になるところだが、結局は自作を壁に掛けて自画自賛の自己満足で頭がじーんっとなるほどに興奮することを求めていたりもする――ある意味露出狂の変態…。


 高尚な考え方でないと創作してはならない、なんてない。


 言い方は不適切ですが、心は露出狂の変態だって良いもの、自分で納得出来るものを創作したいって思っていいだろうと思う。

 評価を追い求めたっていい。

 読者の数を禿げるほど気にしたっていい。

 自分の変態度を高めるのでもいい。


 ただし、自己責任だよってことは頭の中に叩きつけておく必要があるんだろうと思う。


 追い求め過ぎて創作することに疲れたとか、誰も評価してくれない読んでくれないから筆折ってやるとか、色々愚痴はあるだろうけども、それを目にして思うのは「知らんがな」の一言だ。

 じゃあ、評価を得るために何かしたの? 読者数を上げるために行動したの? 変態度を高めるためにどうしたの?……犯罪に手を染めたらダメですが。


 好きなことを、好きなことで創作するって結構大変だ。


 創作者は、好きなことを創作するべきだって繰り返す人ほど嘘つきではないですが、自分自身のことを偽ってんじゃないのかとさえ思う。「ランキングに載る設定にしているのは何で?」て突っつきたくなる。

 ちなみに、私が絵やエッセイを投稿しているのは度胸試しをするためだったのかもしれない。見ず知らずの他人に絵や文章を見られるって凄く恥ずかしいと思っているから…。

 で、慣れてきたので何をしたかというと、自分の絵って売れるんかなって、ダウンロードしたら一枚数円のとこでなんちゃってイラストレーターをちまちまやってみました。もうすぐ一年になりますが、なかなかどうして描こうと思っても描けるものじゃなく(;´∀`) 投稿した枚数も少ないし、審査もビミョーに厳しいし……凹むこと凹むこと(笑)

 それでも、季節的にあーだからとか、流行ってるのがこれだからと考えて投稿し、完了し終わったあとにダウンロードしてくれるどこかの誰かがいると凄く嬉しい。


 まーなろうに限らずツイッターでもみてみんでも他サイトでも、何も問題無い限りは投稿したいだけ見てほしいだけ世に出すことが出来る。一つの作品を一つのサイトだけに拘らずに被って出せるのだから創作って自由だわ。

 いくらでも自分の作品がどこでどう評価されるのか比べられるし、好んで集まる読者の違いもあるだろうし、生息している変態の質もきっと違う。たぶん。

 なろうとアルファポリスの二つのサイトでしか読み漁っていませんが、なろうでブクマがぼちぼちでもアルファポリスでは何千っていう作品も見かけたし、色々試すために行動あるべきだなと思うのである。



 最後に、辛辣ではありますが……傷口を丁寧に過保護に舐めてもらえる作品を探すのもいいですが、自分の役に立つ・背を押してもらえる作品に出会えるといいですね。

 もっと言えば、自分に何が必要か探し出せる目を養いたいです。すごくすごく思います(θ‿θ)

୧( ಠ Д ಠ )୨


「悩む創作者を蹴落とす魔性の言葉――


『評価を気にせず好きなものを創作しよう』


 自分の目指すところが何かと考えたとき、ちょっと創作に疲れ思い悩むことが多くなったとき、必要なのは『違う世界をみてくれば?』ですかね。

 他人に見られる場所に投稿している時点で気にならないはずがないだろうと思う。評価欄・いいねを閉じたとしてもブクマは閉じることなんて出来ませんから、結局、気になる数字に追い回されるんですから、相性が良いサイトはどこか一つ作品を完結させて複数のサイトで試してみればいい。

 自分の思うように結果が振るわなかったら、読者や同じ創作者や世の中の愚痴を言うまえに、自分がどうするべきか作品と向き合って考えるしかない。


 考えて作らないと見てもらえないし読んでもらえない。

 たとえ考えて作ったとしても、見てもらえないこともあるし読んでもらえないこともある。辛いけど、それでも創作が楽しいかどうか――私はすごく絵を描くことが楽しいです(. ❛ ᴗ ❛.)


 みなさんは創作を楽しんでますか?」

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[一言] >「評価を気にするな自分の好きな創作をしろ」て受け身の人ほど語っているように見える 同感です。 ただ、自分の好きを押し出しすぎて、ヒットを出せない作者さんに対しては「好きな創作をすると良いよ…
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