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晒すわ日記  作者: こさじ
第五章・へっぴり読者のすゝめ
103/161

vol.101 『想像力がないのかもしれない――お互い様』



 またも始まった「感想の悩み」であります…。


 とあるエッセイを読んで――感想・批判にもならない文句をつけてくる読者について語られた作品であったのですが、感想欄も含めて感じたことは「もう少し言い方言い回しはないのかな?」であります。

 作者の自分が心無い感想ですごく傷つけられ、悲しく、怒りがおさまらないことを作品にし、その文章からは気持ちが伝わるってくるのですが、同時にその相手に向けての攻撃というか馬鹿にしまくっているというか煽り文にしか見えなくなったといいますか…。

 言葉の端々から滲み出ている「読者はアホ」感。

 そうすると沸々と出てくるのは本文に書かれたこと以上の別物になってくるのではないのかと思うのです。

 全読者へ向けたものではないですが、向けられていない通りすがりの自分が読んで思ったのは、


 気分が悪い


 これに限る。

 正直、こうして自分の考えを晒してあーだこーだということで、きっと読んでしまった人の中には傷ついてしまう人がいるんだろうなと思う反面、それを気にしていたら何も書けなくなっちゃうという気持ちもあり、すると自分自身の気持ち・考えを晒すことは何なんだろうと幾度と悩んだ入り口にまた立つのであります。

 が、答えというには曖昧でビミョーではありますが「私という人間発信」くらいですかね。

 私という人間が思うことは、


 作者の発した言葉からそれ以上のことも考える読者もいるんですよ!


 って感じです。さらには、その考えに至るまでには読者自身の経験が絡むんでくることもしばしば…私もたくましい想像力を発揮して感想を書いてしまい作者さんにご迷惑をかけたことがありますけれども、読者――私の場合ですが本文だけが作品ではなく、感想欄で読者へ宛てた返信すらも作品の一部になっていることもあるので、


「本文読めばわかることでしょ、読んでないの?」


 で片付けられないものが作者と読者の間ではもしかしたらあるのかもしれません。

 なので、読者も何のために選んだ言葉なのか、何を伝えたいのか考えてから感想を書いた方がいいと思うし、作者さんも何のための又どうしてそういう言い回しにしなければならないのか自分の言葉を読み返さなければいけないのではないかと思う。

 

 文字だけでも気持ちは伝わる――と以前このエッセイ内で書きましたけれど、対抗エッセイ、読者を馬鹿にした文句を書き綴ったように見える作品や感想返信を書く作者さんも大概だよな、て思うのであります。

 前はエッセイジャンルで作者や読者に向けての愚痴エッセイみたいなものがよく見かけられましたが、最近ではそこまで盛況?ではないので目立つ。そう私には見えるのですけれど…


 作者とは?


 以上です。

 まだその作者さんに対して無関心ならいいのですが、「この作者さんの文章は不快さがある」と印象が強くなると、たとえミュートしていなくとも名前は覚えてしまうので別の作品を選ばなくなってしまう…私がおります。

 被害者であったはずなのに言葉選びのせいで他の人の加害者になる――言い過ぎかもしれませんし、失礼かもしれないけれども同情の買い方も作者さんの腕次第なのかもしれない( ・ั﹏・ั)

୧( ಠ Д ಠ )୨


「ある意味、読んだ人へ何らかの感情、爆発させる…地雷?を巧み操る姿には、書く上手さや伝え方がすごいなと思います。

 ただし、言葉巧みであるその様子が憧れるかどうかは別で。

 私は、自分のこのエッセイを読んだ人に何を感じて欲しいのかいっぱい考えようと改めて思いました。」

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― 新着の感想 ―
[一言] 分かります。 ガッカリするものを見ちゃったら、この頃はすぐにミュートするようにしたので、そういうエッセイはもう表示されないんですけどね。 読者はひとまずおいといて、なろうの書き手の方。 彼ら…
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