vol .100 『〆』
連載中作品よりも完結作品を多めに読むようになり、今日も一つ読み終えて思ったことがある。
最後の最後に締めくくりの一文が欲しい。
どんなに鬱展開だろうが暗くてモヤモヤしてようが書き方が気にならなければほぼ全て読む。どちらかといえばテンションが高かったり、ほのぼのが永遠続いているものの方が私にはキツイので途中で読まずに終わってしまうことが多い。
まー今回私が読んだ作品も暗いお話…というか、"ままならない人生"でご都合主義とは逆のお話でしたが面白かった。人の不幸は密の味――といったら自分の性格の悪さが出ちゃうんですが(笑) 主人公の生き様、将来が気になって気になって一気読みしてしまうぐらいに魅力ある物語だった。
ですが! 終わり方に中途半端さを感じてブクマしなかった。
まー偉そうにって思われるかもしれませんがね、そのときに「人生はここから」みたいな別に明るい希望がなくてもいいから、作者さんの総まとめのような…主人公の何かしらの一言、または情景?があればなと思った。
設定がどんなに重苦しくって救いがなくても、その作品に見合った、その作品そのものを表した言葉が並んで"完"となれば感無量のハンコがぽんっと頭の中で押される。
今回読んだ作品の感想欄では批判的な、愚痴、暴言はなかったですが、それが押されないとたまに見かける不満がズラズラと並ぶことになるんだろうなーと。並んでなくてほっとした。
ハッピーエンドでなければ見れないとか、鬱展開がなければいいのに…、とは思わない。読者それぞれですがホラー好きにそんなハッピーエンドとか求める人っているのかなって疑問なんですが、いちホラー好きな人間としてはご褒美展開ぐらいにしか思っていないのであります。
でも、やっぱ最後の最後よねಠ_ಠ
どろどろのヘドロみたいな終わり方でも、腐った果実なぐじゅぐじゅ感でもなんでもいいんで一言ください。〆てください。終わってください。
ただの私のわがままですけども(汗)
この後で番外編が続くんだろうかと思うような終わり方、うまく説明できませんが番外編を書く予定がないなら終わった方がいいのかもしれません。
その締めの言葉がなかなか出て来ずに無理矢理終わらせる私が言うのもなんですが、作者さんが終わらせないと読者は終われないのです。私が不完全燃焼なのです…。
以上です。
これを感想で書けばいいんだろうかと思うときがある。グダグダと言い訳を感想を書かない理由にしていないで――とは思うが、これを言ったところで別に作者さんに変えて欲しいわけでもないし、作者さんに伝えたいわけでもないし、と思うとココに書くのはなんでだろうと自分の行動に疑問を持つのでありました。
自分はどんな読者になろうかと考えてましたが、ただ読む人以上にはなれないなって感じです。
୧( ಠ Д ಠ )୨
「感想を書くってどういうことだろ?と、また悩み始める。
読んでどう思ったかは書かなければわからないけれども、不満を書いたからって作者に伝えたところでって感じ。別に作者さんに変わって欲しいなんて要望を持つこともなく、ただ読んで思ったこと書くのに正直感想欄へ行くことがきっと自分には理解できないんだと思う。
作者さんを変えないための感想欄であれば褒め言葉、面白かったの一言だけが必要なんだろ。
作者さん自ら変わりたいための感想欄であれば批判、褒め以外の一言では収まりきらないものが必要なんだろう。
ちなみに作者の私は、自分の作品を読んで感じたことを書いて欲しいと思う。ただし、人への礼儀ってもんがあるよね? 敬語でなければいけないとかはどうでもいいことであって、画面の向こうには人がいることをわかっていればいい。
私もそういう対応ができるよう努力したいなと思いました」





