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698話

「来るぞ!」


 そんな従魔達が押し寄せてきたため、コウ達が大きな声で注意を呼び掛けるも、交流会に参加していた一部の冒険者達には迷いが生じてしまっている様子。


「分かってます~!でもどうするんですか~!?向かってくるのはみんなの従魔です~!」


「キュ~!」


 きっとその迷いというのは自身達の従魔に対して刃を本当に向けて良いものかというものであり、それはコウ達も同じで、参加者の従魔達を傷つける訳にもいかないため、どうしたものかと同じ様に悩まさせられる。


 ただ従魔達が襲い掛かってくる原因はきっと紫色の光を放つランタンの筈なので、その紫色の光を放つランタンを破壊若しくはこちら側が奪い取ることが出来るのであれば、襲い掛かってきている従魔達の洗脳が解ける筈なのだ。


 しかし目の前に迫る従魔達の猛攻を避けながらゴートンの下へ向かうのは中々に厳しいだろうし、何よりもこんなところに1人で訪れるということは多少なりとも実力はそれなりに自信がある筈なのでそう簡単に倒すことは出来ないだろうか。


「ライラ!フェニ!他の従魔達は無視して頭だけを叩くぞ!」


「分かりました~!」


「キュ!」


 とはいえ、なんとかしないと問題は解決しないということなので、コウはライラやフェニに対して協力してゴートンだけを狙う旨と伝えると、襲い掛かってくる従魔達の先に立っているゴートンの下へ向かうことにした。


 そして襲い掛かってくる従魔達を傷付けないようにコウは回避しながらゴートンの下へ近づいていこうとするも、中々に襲い掛かってくる従魔達の連携が上手く、近づくことが出来なかったりする。


 またそれはライラやフェニも同じようで、近づくことに四苦八苦しており、そして交流会に参加している一部の冒険者達も襲い掛かってくる自身の従魔を傷つけずに抑え、他の力のない参加者達を守ることで精一杯であり、反撃に出ることが出来なさそうである。


 しかしこのままでは逆に数の暴力でこちら側が押しつぶされてしまうため、何とかして襲い掛かってくる従魔の数を減らしたいところなのだが、流石にそれは難しいと言えるだろうか。


「くっ...厄介だな!どうすれば...いや待てよ?俺の周りを氷の障壁で囲ってしまえば!」


 そのため、何かしらの策はないかと従魔達の連携攻撃をひらりひらりと躱しながら考えていると、自身の周りに氷の障壁のようなものを作り出し、迫りくる従魔達からの攻撃を受けないようにすれば良いのだということを思いついた。


 ということで、自身を囲うかのように氷の障壁を作り出すと、従魔達は一斉に飛び掛かってきて壊そうとしてくるも、柔な作りはしていないため、壊れるようなことはない。


「これで良い筈...って!こいつら傷付くことに抵抗がないのか!?」


 しかしコウが氷の障壁を作り出したのはどうやら裏目だったようで、自身の身体が傷付くことを恐れていないのか、氷の障壁を壊すために全力で体当たり等をしてきたため、結局これでは傷付けてしまうことには変わりがないと言える。


「ちっ...!」


 そのため、コウは自身の周りに作り出していた氷の障壁をすぐにただの水へ戻すと、再び従魔達の猛攻を避け続ける状況へ巻き戻されてしまった。


 そしてゴートンの下へ向かうことが出来ず、四苦八苦していると、交流会に参加していた一部の冒険者が抑え込んでいた従魔の1匹がするりと隙間からすり抜けると、力のない無抵抗な参加者に牙を剥き、今にも襲いかかろうとしていた。


 そんな従魔の姿を目の端で捉えたコウは大きく怒気を込めながら「やめろ!」と声を出すと、何故か従魔達びくりと全身を跳ねさせ、その場で身動きを止め出し、その光景を目にしたゴートンは目を大きく見開くのであった...。

いつも見てくださってありがとうございます!


次回の更新予定日は多分6月9日になると思いますのでよろしくお願いします。

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