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673話

「戻ったぞ」


「あっ!コウさんおかえりなさいです〜!」


「キュイ〜!」


 目の前にあった自身達の拠点となる家の玄関扉を開けて中に入ると、そこには追加の家具を購入し、家の中へ家具を設置し終わって一息ついていると思われるライラとフェニが椅子に座りながら紅茶を飲み、ゆったりと過ごしていた。


 そんな部屋の中を見回してみると、有り難いことに生活をするために足りなかった家具がちらほらと追加されていたりするのが見て分かる。


 ちなみにそんな家具達を選んだのはライラだと思われるのだが、やはりというかコウと似たようなセンスの持ち主なので、今ところ購入そして設置された家具達に対しての不満点は一切ない。


「コウさんの分の紅茶も淹れますね〜」


「悪いな」


「いえいえ~ちなみにどうだったんですか~?」


 どうやら新たな紅茶をライラが用意してくれるようで、座っていた椅子から立ち上がると、今回の件はどうだったのかとコウに聞きながら、とぽとぽと音を立てながら紅茶をティーカップの中へと注ぎだす。


 そしてコウが椅子に腰を掛けると、紅茶が注がれたティーカップを目の前に置いてくれたため、ライラに今回の件はどうなったのかについて紅茶を飲みながら1つ1つ話していくことにした。


 まぁ1つ1つ話すことと言っても、今日コウがしたことであり、領主であるニコルに以前出会ったバリィとダニィという兄弟が何処で生活しているのかについて聞いたことやその兄弟の2人のうち兄であるバリィを先ほどここら辺まで連れて来たことなどだ。


「上手くいきそうなんですか〜?」


「どうだろうな。まぁ定期的に進捗ぐらいは聞かないといけないかもな」


 また上手くいきそうなのかとライラに聞かれたのだが、実際のところバリィとあの腰の左右に直剣を2本ぶら下げている男がしっかりと動いてくれなければ、ここらの治安は一向に改善しないと思うので、改めて考えてみると定期的に進歩を聞いて催促などをした方が良いかもしれない。


「今日はそんなもんかな。ライラはどんな家具を買ってきたんだ?」


「ふっふっふ~今日は色々と買ってきましたよ~例えば~....」


 とまぁ色々と今日のあった出来事について話し終えると、今度はライラに対してどんな家具を聞いてみることにした。


 するとライラはよくぞ聞いてくれたといった様子で今日ローランの街中で購入したであろう家具を目の前に持ってきて、ウキウキしながらあれやこれやと話し始めたため、コウは空になってしまったティーカップに再び紅茶を注ぎつつ、耳を傾けて話を聞くことにするのであった...。


 同時刻。ローランから遠く離れた地であるアルクという都市にあるダンジョン内にて大きな地響きと共に大きな揺れが起こることとなった。


 そんな地響きと揺れを真っ先に気付いたのは第2階層大森林ロートスにあるベースキャンプの統治そして管理を行っている展望の二つ名を持ったAランク冒険者マリファスであった。


 彼はベースキャンプの中心部にある遠見の塔という場所で生活しているのだが、やはり高い建物にいたお陰で誰よりも早く、ダンジョン内の地響きと揺れに気付いたみたいである。


 ただ地響きと揺れ自体はそこまで長く続くことがなかったので、マリファスは落ち着いてから遠見の塔から周囲を見渡して何が起こっているのかを確認したのだが、見える範囲には何かしらの異常は見られなかったらしい。


 そして本当に何事も無かったのかとマリファスは疑義に思っていたのだが、それから暫くしてダンジョンに潜っていた冒険者達からとある報告が届くこととなった。


 その報告とは第3階層にある幻影砂漠から第4階層悲観の湿地と呼ばれる場所へ下りるための階段が何処にも見当たらず、消失しているといった内容の報告である。


 またそんな報告を受けたマリファスはこれを異常だと判断し、真上にある都市アルクや各地にある冒険者ギルドに向けてこのことを伝え、コウ達の耳にも後日ではあるが伝わるのであった...。

いつも見てくださってありがとうございます!


次回の更新予定日は多分3月24日になりますのでよろしくお願いします。

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