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第七十六話 クイックガトリングのお披露目


 そう言えばラマーレをしっかり見たのはこれが初めてか。武器パーツ無しでこの威圧感はすごいね。……クイックガトリングってどんな見た目なんだろうか。


 クイックって付いているくらいだから速度重視なんだろう。となると砲系統とは言え銃口が狭めの長細いものになるのかな? それだとあんまり似合わないかもなぁ……。ま、とりあえず装備させますかね。


「ルピウス、これを装備させてくれるか?」


「任せて! ……うん、これで装備出来たよ」


 こうしてラマーレにクイックガトリングが装備された。漆黒の大型戦艦に載せられたクイックガトリングは緑を基調とした銃口の広い砲台であった。長細い銃口の砲台を予想していたクロードにとっては嬉しい誤算である。


 これはこれは、思ったより大きい武器パーツだな。これでクイックガトリングって名前なの? 見た目は明らかに重厚感ある要塞に装備されているものっぽいんだけど。……まあ、ラマーレには似合っているし良いか。


 それじゃあ次はスキルだな。あ、でも一度に何発撃てるのかとかリロード時間とかクイックガトリングのことを何も知らないや。……とりあえず今回は試しって事で備え付けの【ヒートチャージ】だけにしておくか。……ふふ、海上で炎熱攻撃を撃つのもちょっと楽しみだな。


――

コールバの海

――


 さて、昼のコールバの海に来たぞ。タスクのためにはまずバイトシエルを探さないといけない。……いけないんだが、その前に。こいつはどうやって操作すれば良いんだ? 見た目で思い浮かぶ動かし方で良いのか?


 クロードは困惑の表情を浮かべながら目の前のコックピットを眺めていた。ラマーレのコックピットは他のE・L・K、例えばリビエルのコックピットなどと大して差は無い。強いて言うならば基本的な動きをするためのハンドルがやや大きめと言うところぐらいだろうか。しかしそれもやや大きいだけであり、操作が分からないと言う訳では無い。


 クロードが操作に迷っているのは武器パーツを動かすための部分である。今までの砲系統の武器パーツは発射レバーと銃口の角度を調整するレバーがあるくらいの簡素なものであった。


 しかしクイックガトリングはそうでは無い。銃口の角度を調整するレバーすら存在せず、ハンドルとほぼ同じ大きさの回転するレバーが一つあるだけである。となれば操作に必要な行為はただ一つ。レバーを回すだけである。


 ……これを回せば良いって事だよな? 多分それで良いはず。……お、これは中々面白い武器パーツかもしれないぞ?


 半信半疑でクロードが手元のレバーを回転させるとすぐに砲台から砲撃が発射されたのである。発射された砲弾はクイックガトリングの広めの銃口から放たれたとは思えないほどの小さなものであったが代わりにジャイロ回転をしながら飛んでいったのである。


 これは多分あれだな。発射するのに銃口に沿わせているか何かでジャイロ回転を生み出しているっぽいな。普通に砲撃を発射するのに比べてやや速度は落ちている気もするけどその分威力は上がっていそうだな。ただ、……それだとするとどうしてクイックガトリングって名前が付いているんだ?


 クロードの疑問はすぐに解決することになった。それは丁度レバーが一周して6発目の砲弾が発射された時のことである。


 ん? 急にレバーが重くなったな。この感じ的にはリロードかな。6発で……ん? レバーが軽くなった? また回せるってこと? ……おぉ! すげえこれ面白いぞ!


 クイックガトリングのその名前の由来はリロードに必要な時間の圧倒的な短さである。その時間はなんとたった5秒。1発撃つごとに約10秒のリロードが発生していたメテオライフルと比べると破格の短さである。


 これは速度の遅い機体で撃ち続けても良いし、速い機体でヒットアンドアウェイに徹しても良さそうだね。それにスキルの枠がまだ余っているからね。……例えば【ラピッドキャノン】とかを装着させると面白いかもしれない。


 まあ、それは帰還してから考えようか。それじゃあ次は【ヒートチャージ】の試運転だな。海上で炎熱攻撃を撃つとどうなるか。正直予想もつかないや。


 クロードは左上に赤く輝く【ヒートチャージ】のスイッチを押し込んだ。クイックガトリングの銃口が水平近くまで調整されると赤く燃えた大きめの火の玉が凄まじい速度で放たれた。やがて海岸沿いの崖に当たると火の玉は消えたのである。


 モンスターに目掛けて放った訳では無い故に威力こそ分からないが少なくとも海上であっても問題無く発動する事は判明したのであった。火の玉を放った後銃口は自動で元の角度へ戻っていった。恐らくスキル発動時だけ自動で角度を調節する仕組みなのだろう。


 これはまた面白そうなスキルだったな。炎熱攻撃はずっと火が放出される訳では無く、大きめの火の玉が1つ発射される感じなのね。発動中は当然通常射撃は出来ないから合間合間に撃つ感じで良いかな。それじゃあ大体の確認は終わったから本格的にタスクを進めるとしますか。


 読んでくださりありがとうございます。

 クイックガトリングの操作方法はかなり面白いようですね。それにジャイロ回転をしながら飛んでいくのは相応に威力が高そうです。

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