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童話トリップ!  作者: 深月 涼
第5章 眠り姫
37/53

【弾薬(武器)の貯蔵は】セントラーダ第2王子婚約発表舞踏会実況PART 1【十分か】

この辺の展開は、書き直す前の『童話トリップRPG!』から基本的に変わりません。

概ねそのまま持って来ています。



本日のメインBGM:ぐぐるくろ-むがみっくみくにされた例のCMから。



 準備はつつがなく進行した。

 “こちら”も、王家の方も。

 特に王子サイドは短期間にも関わらず、吃驚するほどのスピードでドレスやアクセサリを取り揃えて行った。

 ここに来た当初与えられた身の回りの物についても、その時点ですでに種類や量が豊富に用意されていたのだから、私に連絡が無いだけで今回のコレについても、準備自体はかなり早い段階から進められていたという事なのだろう。

 ……しかし、こう、何だ。

 ここに来るまで、誰ぞに3サイズを教えた覚えは無いのだが……。

 どうしてこうもぴったりに仕立て上げて来るのだろうか。

 今回についても然り。

 いきなりドレスが届いてからの、細かい調整くらいしかしていないぞ?

 今日に限って何故かすぐ隣で見学していた第2王子(エド)は、先ほどから丈の長さや色合いについて仕立屋と話し込んでいる。

 色々と口を挟みたい部分はあるが……。その入念な打ち合わせは本当に必要なのか、とか、そのデザイン案は周囲や当日隣に立つであろう彼に合わせた物ではなく、実は(ヤツ)自身の好みにすぎないのではないか……等々。

「(いや、余計な事は言うまい)」

 少しだけ俯いたまま、気づかれない様に小さく首を横に振る。

 ただでさえ長引いているのだ。これ以上話が長くなるのは御免被る。

 気を取り直した私は、諸々を飲み込んだまま彼の姿をそっと見上げた。

 壁際で控えていたメイドさん達が、何故か『ほう』と溜息を漏らしたが……意味が分からないのでスルーし……ええい、スルーするとして!

 ……兎に角その姿勢のまま、先程の疑問に思考を戻す。


 …………どこぞの策士が何かしたのかと思っていたが……まさか、な……。


 まあ、それは置いておこう。

 ……主に私の精神衛生上の理由で。

 で、だ。

 城の方の準備については、出来るだけの事はやったと言って良いだろう。

 そして、婚約発表で忙しくなる前に、と、ねこの王や王家の方々の立会いの下、ネットワークを完全に立ち上げる事にした。

 外野は煩くなるので入れていない。下手を打てば王命まで持ち出す騒ぎとなり、最悪内乱の始まりだ。

 その代わり、というと微妙に違うかも知れないが、皇太子殿下も立ち合う事となった。

 核となるイミテーションブルー自体は、現在私の部屋で厳重に保管しているが、立ち上げ自体は分かり易い方が良いだろうと、舞踏会も開かれたあの大広間で行う事に。

 まあ、エフェクトだのなんだので、狭い空間だとやりにくい事情もあったしな。


 関係者が見守る中、すっ、と目を伏せて集中する。

 自室のイミテーションブルーを思い浮かべ、意識を繋げた。接続は一瞬。

 そこから城の各場所へと仕掛けた“種”を意識する。起動準備完了。

 口を、開いた。


 ネットワーク構築最後の仕上げを一気に行う。

 右手に写した記憶の紋章が輝き、鳴り出したBGM。

 最初は優しく。曲に乗る様に、歌いながら両腕を広げる。一緒に魔力も流す。城全体を覆うイメージで。植えた種全てに行き渡る様に。

 そして―――サビの部分で、掴んでいた『種』を一気に目覚めさせる!

 ぶあっと舞い上がる魔力に、風も無いのに髪が乱れそうになる。……いや、しっかり結われているので先の方だけな、ちょっとだけだ。……決して後でのメイド達の制裁が怖いとかでは無いぞ、無いったら無い。

 ―――そしてその舞い上がった魔力は線へと収束し、『種』を起点として次々と城の上空で結ばれ繋がって行く。

 『森』や『湖』で組み上げた地下ケーブル状の物とは違い、今回は結界の役割も兼ねているのだ。

 おかげで一手間増えた。

 まあイメージさえできれば、後は実験を繰り返して形にするだけだったので、そう苦労は無かったのだが。

 むしろ、時間がありそうで無かったのが痛かった。

 学ばなければならない事もあったし、人付き合いも疎かには出来なかったからな。

 イミテーションブルーが残り物になってしまったのも、時間が圧倒的に足りなかったせいだが……この辺は言っても仕方が無いだろう。

 むしろこぢんまりした結界型ネットワークで、城一つ覆うのに丁度良かったと思うべきか。


 ―――選曲を、少しだけ間違えたかと思ったのは、全てが終わり、光の格子が静かに消え、後ろを振り返った時だった。

「………」

 そこには、珍しく眉根を寄せ、何か言いたそうな表情のままこちらを見てるエドがいた。

 少しだけ開いた彼の口は、結局何も言う事が無いままに閉じられたが、その表情が何処か寂しげで悲しげに見えたのは……気のせいだったろうか。

 『変わらない日々』が幻想である事を知ったのは事実だ。

 “此処”に来るまでは、そんな事も分からず、疑わず、平穏だった筈の日々を享受していた―――と思う。

 誰かが一生懸命に回している『明日(みらい)』を、ただひたすら無駄に消費し続けた。

 だから、今さらなのだ。

 “此処”に来てしまったからには“此処”で生きて行くしかない。

 例え今回の様に、故郷を懐かしむ感情を表に出す事があったとしても、それを彼が―――この世界の住人であるエドが、悼む必要は無いのだ。


 そう、言いたかった。

 だが、彼が言葉を呑んだ以上、私も何かを言う事は出来なくて――――――



 そうこうしている内に、森の方の準備も着々と進行していると報告があった。

 森の入口付近のトラップに、妖精郷の守護結界。

 念の為の私の自宅と、一番重要な『塔』に設置してある警備システムの確認。

 念には念を、という訳で『塔』の外側には結界を張ってある。

 現在の塔の姿はまさに『茨の塔』だ。

 当然、人的警備体制についても、それに見合う猛者達が配属される予定となっている。

 合わせて、祝い客と言う名の闖入者(予定)も、現段階ですでに結構な数が近隣の街に逗留し始めているらしい。

 掲示板も大分賑やかな事になって来た。

 ……半分以上が好戦的なレスで埋まっているのは……まだ気が早いと言いたい所なのだがな(溜め息)



 そしてついに、セントラーダ第2王子の婚約披露パーティーが始まった。

 ここに至るまでどれだけの苦労があったか。

 将来的にはそうなる、というあくまで『予定』の発表からここまで時期がずれ込んだのは、反対派の意見がかなりあったからに他ならない。

 だがこうして決まったからには、やはり皆出席せざるを得ないだろう。

 逆にいえば彼らとしても、最後にして最大のチャンスといえるかもしれない。


 各々の事情はどうあれ、中世ヨーロッパを彷彿とさせる、王族、お貴族様の慶事……一応は、だが。

 パーティーと銘打っているものの、実際のメインイベントはやはりダンスなのだろう。

 誰が踊るのかって?当然私とエド様に決まっている(半ギレ)

 舞踏会としての側面がある以上、踊るのは私達だけでは無いだろうが、メインでありトップであるのが私達には違いない。

 おかげでここ数週間程、専門の教育係を付けられて、ダンスの基礎レッスンやら客の名前やら、その背後関係やらまで教え込まされた。

 教師には筋が良いと褒められたが、どこまでがリップサービスなのだか(ヤサグレ)

 おっと。そうこうしている内に出番だ。


 青と白が基調のドレスは、要所要所に銀糸で刺繍が入った、魔女にあるまじき清らかさを前面に押し出したデザイン。

 私自身の髪も艶やかな白金に染め(所詮幻影だが)、頭上ですっきり、というよりはきっちりと纏められている。

 足を包むは、オズの魔法使い(どこぞのあほう)が態々送って寄越したガラスの靴。

 ちなみに、元はと言えば原材料は、私が作業に失敗して作り出した大量の灰。……どんな嫌がらせ(ブーメラン)だ。

 純白のパールが散りばめられた銀のティアラを頂いたその姿は、まさに万人が思い(デ○ズ)描くであろう(ニーの)『シンデレラ』の姿そのもの。

 互いの腕を組み、エドと共に国王陛下と王妃殿下の御前へと進む。まるで結婚式の行進の様に。

 ある程度進み、地位の高い者達の顔が見えた所で、小さなお客様がいるのに気付いた。

 これから何が起こるかにもよるが……トラウマにならない事を願いたいよ。

 流石に寝覚めが悪い。

 そして王陛下や王妃殿下のその後ろ、壁際に近い場所に、控えているねこの王を確認した。

 ふむ、奴がこの位置ならば“何があろうとも”一応どうにかはなるだろうな。

 両陛下の前に辿り着き、いわゆる“ご両親”に対しての名乗りをしようと頭を垂れた所で、外野からヤジが飛んで来た。

 はあ、やれやれ。……これもある意味予定調和、か。


 彼等曰く、

「魔女を嫁にするなんてとんでもない!」

 から始まり、

「火あぶりにして森ごと焼きはらえ!」

 など、他多数。

 まあ、訳の分からない異世界人が来たら、やはり『怖い』と思う気持ちは、理解出来ない訳でも無い。

 だからそれは構わないのだ。

 言わせて置けば良い。問題があるならば、対応するのは王子であり陛下方の役目。言ってしまえば、これも彼等の仕事の範疇なのだから。

 問題は……姿の見えない第1王子―――アルジャーノン。

 何かをするには打って付けのこの場で、このまま黙ったままなのは無いだろう。

 あるいは森に行ったか……?

 しかし、仮にも王族が公式行事を……皇太子が弟の婚約を祝わないなど、王族……いや、国の関係者にとって、不利益にしかならないのではないか?

 ふむ、ここまで来て行動が読めないというのは、非常に厄介だな……。

「義兄上殿は如何なされたのであろうか?」

 ひそりと、エドに耳打ち。

 “義兄”などと、まだ気が早い……というツッコミは聞かなかった事にする(キリッ)

「……後から来るのでは?」

 むしろ不思議そうに問い返された。

『重要VIPほど後から来るのは、こういった舞踏会()にはありがちな事さ、ハハッ』

 む、今のは下水道魔王か。

 確かにそうかもしれないが、メインイベントである国王への挨拶の場にいない、というのはおかしくないだろうか?

 そして彼は皇太子だ。ここをすっぽかすとなると、印象にも傷が付きそうなものだが……。

 ここで直接の妨害をしないのなら……やはりここは森に直接、か?

 念の為、再度掲示板に警戒を呼び掛けて置くとしよう。

 こういった情報や警戒は、何度あった所で困る物でも無いからな。

 

 考え事に没頭していたつもりは無いのだが、きゃあっ、という甲高い、聞き覚えのある声が発した悲鳴と、

「……どういう、つもりだ」

 隣りから発せられた、ひやりとした低い声に、私は意識を現実へと戻す。

 掲示板の書き込みを中断して視線を前に向けると、いつの間にか衛兵に取り囲まれていたらしい。

 いや、連中は正規の兵では無さそうだな。さらにその向こう側から本来の警備兵達が槍を構えているのが見えた。

 ―――恐らくは、貴族や反対勢力が都合して来た兵達なのだろう。

 2重の半円が、じり、とその範囲を狭めて来る。

 外側の半円を構成する正規兵達は、こちらに王族がいる為か、少々困った表情の者が多い。

 内側の兵達は、私がいるからか、別の意味で困った顔している連中が多いがな。

 ……しかしこうして取り囲んで、ドサクサで私を拘束するなり殺すなりして、なし崩しに関係する物を全部滅ぼしてしまおうというその考え、こちらも対策を立てていない訳が無いのだよ。


 そこまで考えた時、ばあん、と大きな音を立てて、会場の扉から一斉に仲間達が乱入してきた。

「助太刀に来たぜ!灰かぶり!」

 一番乗りは白雪姫と7人の狩人さん達か。

 それに、おおかみにジャックと豆の木、羽帽子の騎士に、魔弾の射手ことロビンフッドが続く。

 羽帽子の騎士の彼女がここにいるという事は、くるみ割り人形は森の方か?

 おや、じゅげむっ!ことルンペルシュティルツヒェンも来ているのか。今回は早かったな。

 ……そんなに暴れたい様には見えなかったが。

 ―――そして外からは、

「テス、テス、あー、おほん。本日このよき日にー、君達はー完全にー包囲されているー」

 おいオズ……色々混ざってるぞ?

 大方拡声マイクで、空中移動要塞から放送しているのだろう。

 しかし、包囲はしていないだろうが。むしろ言うなら一機当千だ、あいつの自宅は。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


493:幸福の王子

    迷いの森入口より緊急!

    強行派部隊、ただ今目の前を通って行きました!

    いつものフードの方もいらっしゃった様ですね

    恐らくあれが王弟殿下でしょう

    入口付近のトラップは完全に無視

    このまま真っ直ぐ奥へ向かう様です


494:妖精の女王

    あらあら?彼等も随分慣れてしまった様ね

    最短距離を踏破するつもりなのかしら?

    こちらは盛大にお出迎えする用意をしていたのだけれど


    残念ね


495:人魚王子

    妖精の女王様怖いです、その発言

    親指姫、そっちの様子はどうだい?


496:親指姫

    はいっ

    王子さまの言うとおり

    わき目も振らず真っ直ぐ奥に向かっていますですっ


497:死者の王

    ただ森を壊しに来たというだけでは

    なさそうだな


    まさか本格的に塔を攻略するつもりか……?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 やはり来たか、皇太子め。

 しかしそう簡単には行かせないよ。

 何せいつもよりも人員を増やして警備させてるんだからね。

 それに塔の内部は見た目こそアレだが、かなり難易度の高い迷宮だ。

 今は茨の結界もある事だし、そいつをどうやって攻略するつもりなんだか……。


 改めて眼前を見やる。事態は完全に膠着状態だ。彼等に引く、という選択肢は無いらしい。

 剣を構えた兵士達に対峙する様に、エドが無言のまま私を庇った。

 それを見てさらにヒートアップしたのか、誰かの「殺せ!」という怒声が城内に響いた。

 しかしなあ、仮にも自国の王子様だぞ?それをお前等勢いだけで、裏切りだの反逆者だの。

 目の前にいらっしゃるのがご両親……国王陛下と王妃殿下だってちゃんと理解しているのだろうk…… いや、あれは完全にオーバーヒート状態だな(溜息)

 怒声と怒号、それに微かに交じって聞こえる小さな少女の―――ココ姫の否定と嘆願。

 やれやれ、大人達が一番大人げないというのはどうなのか。


「灰かぶり、何してんだよ!」

「灰かぶり、貴女が動かなければどうにもならないのだぞ!」

「灰かぶり!まさかこのまま終わりにするつもりじゃないだろうな!」

「何とか言うたらどうなん!?灰かぶり!」

 ……まったく、こちらもこちらで五月蠅い事。

 こちらはこれでもタイミング計っているのだというのに。

 やれやれ、そこまでいうのなら、私の―――“私達の”本気を見せてあげるとしよう。


 売り言葉に買い言葉な状況のせいか、激高した関係者の1人がいきなり喚き出した。

「やってしまえ!」

 背後に合図すると、どこかに隠れていたのだろう誰かから、何かが放たれるのが分かった。

「『光の盾(イージス)』!」

 咄嗟に魔法を展開。

 かあん、と一際甲高い音が鳴る。

 目の前には、輝く半透明の光の壁。


「きゃあっ!?」

「狙撃!?」

「上だ!」

 敏捷性に優れたおおかみが、獣形態に変身して狙撃犯を追う。

 会場上部に設けられた回廊には複数の警備弓兵がいた筈だが、何名かがこちらに向かって再び矢を放って来た。

 

 かかああん、かかかかあん


 光で出来ているかの様なその半透明の盾の、矢の当たった部分が輝く。

 盾の範囲は自分と王子。

 こいつに複雑な指示は一切必要無い。

 魔力を想像した(その)まま盾の防御力に回しているから、見かけは薄くとも大抵の攻撃は弾く。

 その効果範囲は自身と、自分が大切に思っている者。

 ―――心の壁、などと言えば、色々ギリギリ、か?

 ちらりと後ろを見やる。

 王様と王妃様の前にも光の盾。いつの間にかその傍で、ねこの王が杖を構えていた。

 広間にいる“一応”無関係な客達の側には兵士達がいたので、そちらは気にする必要は無さそうだ。

 抜かりの無いねこの王の事、客が下手な行動に移れない様、きっと何か指示を出してくれている筈。

 よく見ればココ姫の傍にも……ついでに今まで黙っていた宰相殿の傍にも1人ついているな。良し、これならば安心か。

 だが念の為、と、つい、と手を動かす。音も無くココ姫の眼前に、同じ様な光の壁が浮かび上がった。

 ココ姫は……どうやら「まあ」とか「きゃあ」とか言っている様だが、恐れてはいない様子。

 何にせよ、余り無理はせずに、そこで大人しくしていて欲しいものだ。

 ――――――これからもっと大事になるのだから。


 ……ふむ。ねこの王が婚約云々言いだしたのは、光の盾(コレ)で王子を守る為、という側面もあったか、と遅まきながら気が付いた。

 ……我ながら、何時の間にこんなにも心を許していたのかとしみじみ思う。

 しかしまあエドはともかく、まさかココ姫を守る事にもなろうとはね。完全に想定外だったよ。

 ま、美少女(カワイコちゃん)は、何としてでも守らねばね。元魔女としては、だが。

 乙女に呪いを掛けるのも、気紛れに助けるのも、れっきとした魔女の仕事なのだから。


「エドワード王子“殿下”」

 一応敬称を付けてやる。この場で呼び捨ては流石に不味かろう。

「……何だ」

 今、間があったのだが。

 言って置くがこんなのは、まだ何もしてはいないのと同じだぞ。

 あー、だが、これからこんなんじゃ済まなくなるのは確かかもしれない。

「正当防衛、成立、ですね?」

 態と浮かべたにっこりエセ笑顔(スマイル)で確認を取る。

 途端に湧くギャラリー達。

 敵も味方も口々に何か言っているが、正直混ざり過ぎて個々の声が聞き取れない。

 でも、誰が言ったか、


「祭りじゃあ!!!」


 その一言で、キレた。


 先触れの様な高貴ささえ漂う澄んだ笛の音と、その後に続く、会場中にビリビリと響き渡る太鼓の重低音。そして盛り上がってテンションの上がった仲間達の張り上げた声。




 それが『祭り』の始まりの合図だった。















最近コンビニに張ってあったポスター見る限りでは、シンデレラさんの髪型が今風にマイナー?チェンジされてますね。

ちなみにドレスも、キラキラ刺繍っぽいのが追加されてました(笑)




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