【みんな】おいでよ始まりの森!住人専用雑談スレpart221【あつまれー!】
動いているようで動かない状況が続きます……。
しばし2人のじれじれぐずぐず独白ポエムをお楽しみください。
1:浮かれ小坊主
どうみんなー?寒い中元気にやってるー?
2:7人の狩人 3番目
よう、お前らみんな無事か?
3:魔弾の射手
おう、このスレも久しぶりやんなあ
4:浮かれ小坊主
おっさんたちは
帰ってどうぞ
5:7人の狩人 7番目
それを言うなら
小坊主君だって正確には対象外だと思うけど?
6:浮かれ小坊主
もー!
ボクは妖精郷代表だから良いの!
7:白雪姫
その理屈であるならば
わたくしは問題ありませんわね(どーん)
8:森の魔女
ならばワタシも問題無いな(ドヤァ)
9:浮かれ小坊主
うわあ、この人達居座る気だ……
そうじゃなくて
いつもの面々だけじゃなくてさー
他に誰かいないのー!?
10:ヘンゼル
いたずらするなら!?
いまでしょー!!
11:グレーテル
いいこはマネすんなよ!!
12:森の魔女
ハロウィンはとうの昔に終わったとばかり
思ってたんだけどねえ?
13:逃げちゃうウサギ
魔女さんぉこなの?
14:森の魔女
やかましいわこのガキどもが
15:ハト
まあまあ魔女さん
あっ、みなさんおひさーです!
毎度おなじみハトのマークの宅配便
よろしくお願いしまーす
16:白雪姫
あら、いつもお世話になっておりますわね
17:魔弾の射手
おいおい、こんなところで営業かけんなや
18:青い鳥
こんにちはー!
ハトさん共々
いつもお世話になってまっす!
19:うーふ
こんにちは
みんなげんき?|壁|д・)ノチラ
20:銀ぎつね(てぶくろ装備)
寒いけど元気です!
21:こぎつね(バケツマニア)
きいろいばけつに氷がはったよ!
22:ニートのリス
ひきこもりなう
23:もぐら兄弟 兄
パンケーキの美味い季節がやって来た
というわけで毎日焼いてるぜ!
24:鉄のストーブ
ト'-'|ミ∖
25:7人の狩人 1番目
おう、みんな冬なのに元気そうだな!
26:7人の狩人 5番目
元、気……?
約1名
あまりの寒さに配管がもげている様だが
大丈夫か?
それにいつものメンツというなら
おおかみがいないぞ
27:世界図書館管理人
ちょっと諸事情あって
28:緋色のなでしこ
引き抜かれました
29:浮かれ小坊主
あれ?ベルさん珍しー……
って、あっ察しwww
30:森の魔女
季節の風物詩だな
31:白雪姫
ええ、風物詩ですわね
では、なでしこさんは
今は図書館にいらっしゃるのね
良かった
外は寒いでしょうから
ゆっくりしていらしてね
32:親指姫
こんにちはですー。
ちょっと遅くなっちゃったですか?
33:森の魔女
おや、やっと来た様だね
34:浮かれ小坊主
あれ?何か待ってたの?
35:森の魔女
ああまあね
さてそろそろメンツも揃った様だし
本題に入るとするかねえ
発言が無い者もいる様だが
いる前提で話を進めさせて貰うよ
もし聞いてない者がいる様なら後できちんと話してやるように
いいね?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
全ての始まりは、数年前にさかのぼりますです。
あの日、あの時まで、わたしはごくごく普通の人間の女の子として生きてましたです。
景色が急に変わった事。それだけは覚えているのですが、その前に何をしていたのか、何を考えていたのかという様な事は、頭の中からキレイさっぱり消えてしまっていたです。
多分、大好きなゲームをしていたんだと思います。
周りの人がそう言っていたので、多分そうなんだろうという事しか分かりませんが。
その時のわたしは、突然の事に取り乱していて冷静になる事が出来ませんでしたから。
そう、気が付けば周りにもたくさんの人がいて、皆さん驚いたり慌てたり、あるいは逆に楽しそうだってはしゃぐ人たちや、すぐに落ち着いてこの状況について考え始めた人達もいましたです。
わたしは、そんな人達の何人かに話しかけられたものの、どうしたら良いのか分らなくて逃げだしてしまったのですよ。
だってだって、何だかとっても怖かったのです。
よく知っている“人間”というイキモノなのに、その時のわたしには、まるで今すぐにでも“わたし”をつかんで食べてしまいそうな“怖い巨人”に見えてしまったのです。
そう、わたしはとっても小さくなっていたのでした。
小人になったわたしは、子供向けのお人形さんくらいの身長しかありませんでした。
普通の人が怖いというのなら、隠れるしかないのです。
わたしは幸い近くにあった茂みに隠れ、人の話を聞く事にしました。
どうしてこうなったのか、すぐに事情は分かりましたです。
とはいっても、すぐには信じられない様な事が起こったからなのですが。
つまり、『神様』が現れたからなのです。
神様は、この世界の神様なのだそうなのです。
わたしは実際に見た訳では無くて人の話を聞いただけなのですが、色々ウワサがあって、どのお話が本当なのかよく分りません。
ただ、神様は『ゲーム』をしていたわたし達が気に入ったから連れて来た、のだそうです。……正直良く分らない理由なのです。
神様は、神様と戦って勝ったらこの森から出してあげると言ったそうなのです。
強そうな戦士さんや、強そうな魔法使いさんが、いっぱい人を集めていたのを覚えていますです。
でも、わたしには戦える力なんてありませんでしたから、ここへ来た時みたいに怯えて震える事しかできませんでした。
その他にも、魔女さんや何人ものお姫様達が集まって、わたしみたいに戦う力の無い人達を集めていたのは知ってます。
多分、守ってくれるつもりだったのだろうと今なら分かるのです。
妖精の隠れ里、『妖精郷』が始まったのもこの頃だった様な気がしますし。
でもその時の私は何をさせられるんだろうと不安でいっぱいで、結局その声について行く事はしないまま、やっぱり今まで通りこそこそ隠れていたのですよ。
そうして、しばらくしてから神様との戦争が始まったのです。
戦争は、途中でお休みを挟みながらも1年近く続いたと思うのです。
最初はなかなか勝てなくて、自暴自棄になってしまう人もいました。
わたしがこの世界に来て、一番怖かったのはこの頃です。
みんな暗い顔をしていて、何かあるとすぐに怒りだしますし、人に危害を加える……えっと、“PK”っていうんですか?そんな人達がうろうろしていた事もあって、わたしはますます引き籠って行きました。
“PK”とは、えっと、わたし達みたいな“ゲーム”から来た人達を狙う盗賊さんみたいな人達です。
同じ世界から来たはずなのに、何でそんな酷い事が出来たのか、悲しくなる様な事をしたのか、わたしには全然分からないのです。
その人達は、勝手に“ギルド”―――『とさつごっこのこどもたち』とかいうのを作ってたみたいですけど、ある日を境に急に居なくなってしまいました。
『神様が天罰を下したんだって』
そんなウワサがまことしやかにささやかれて、『神様の意にそわない事をした人たちは、みんな消される』とも言われました。
そしてそれは、本当だったみたいなのです。
戦争も激しくなって行ったらしいあの頃、ある日突然森が燃えました。
後から聞いた話ですが、どうやら『マッチ売りの少女』が森に火を放ったのだそうなのです。
虹色に燃える森の木々をかいくぐり、わたしは―――わたし達力の無い“キャラクター”達は必死に逃げまどいましたです。
少しでも火の少ない方へ、水のある場所へ。
けれどこの小さな体で走っても、逃げられる距離なんて、たかが知れてたのです。
そんなとき―――
「げこげこっ!!おいそこのお前!こっちだげこっ!!」
しゃがれた声がして思わずあたりを見回すと、右側から燃える木が倒れて来て―――
「げこっ!!」
強い力で引っ張られたかと思うと、わたしは水の―――どうやら浅瀬の様でしたが、その中で尻もちをついていたのです。
こうして、わたしとカエルさんは出会ったのです。
神様の目的が何なのか、今でも分かりません。
あとからカエルさんに聞いたところ、『マッチ売りの少女』は、PKの人達みたいに神様に消されてしまったのだそうです。
消えた人達については、神様に消されて元の世界に戻ったのか、それとも本当に死んでしまったのかは分かりませんのです。
森の火は、『マッチ売り』さんが消えていなくなった事で同時に消えて行きました。
そんな事が何回かあって、結局、自分勝手に人を傷つける人達は、神様との1年間でみんないなくなってしまったみたいなのです。
残った人達も、神様に消されてしまう条件みたいなのが分かったので、皆で手を取り合い協力して神様と戦い始めました。
一方わたしは、それからずっとカエルさんと一緒でした。
神様が封印されて自由になった後も、人が怖くてまともに森の中を歩く事も出来ませんでした。
その間にわたしは、掲示板があるという事や魔女さんの創った『ネットワーク』の使い方を、カエルさんに教えて貰いました。
ずっと1人だったせいか、掲示板で皆さんと一緒にお話しするのがすごく楽しいのです。
にぎやかなのはいい事なのですよ。
カエルさんにはずっとお世話になりっぱなしだったので、どうにかしてお返しをしたいのですが、とても謙虚な方なので「いらねえよ、余計な事すんじゃねえげこっ」って、いつも怒られてしまいます。
今度掲示板で相談してみた方がいいです……?
それはともかくですね、最近カエルさんの様子がおかしいのです。
ピリピリしてるのです。……わたし達がこの世界にやって来た時みたいに。
よく「帰れ」って言われるようになったです。
わたしにも分かっているのです。
わたしの“称号”は『親指姫』。
わたしは本来ならば、小人さんではなく妖精さんなのです。
みんなで作り上げた妖精達の互助組織『妖精郷』に行くのが一番良い事なのです。
でも、そうしたら今までお世話になったカエルさんともお別れなのです。
カエルさんは妖精さんでは無いので、妖精郷に立ち入る事は出来ません。
カエルさんだって、言うほど強い方では無いのです。
心配、なのですよー……。
わたしはカエルさんが好きなのです。
ずっとずっと、一緒にいたいのです。
胸がぎゅっと痛くなるくらいに心配なのです。
だからどうしても、妖精郷に行く気にはなれませんでしたのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
36:森の魔女
最近森に物騒な連中が増えている事は知っているね?
城から来る連中ならばまだ良い
金銭目当てにやって来る連中が一番厄介だ
改めて注意喚起しておくが
自分の実力に自身の無い奴等は自己責任で避難しな
売り飛ばされて色々剥がされても
こっちは気付けない可能性だってあるんだからね
37:7人の狩人 3番目
俺達も巡回しちゃあいるが
出来る事には限度っつーもんがあるからな
38:7人の狩人 2番目
オレらにだって本業っつーもんがあるんだっての
39:白雪姫
小さな方々には
本当にご苦労をおかけいたしますわ
40:浮かれ小坊主
ねえもしかして
その為に居残ってたの?
41:森の魔女
それもある、が
特に親指姫!
42:親指姫
ふぁいっ!?
43:森の魔女
寝てるんじゃないよ
アンタが一番危険なの分かってるかい?
碌に何も出来ないのに森の中ふらふらしてるなんて
捕まえて愛玩奴隷にでもしてくださいと言っている様なものじゃないか
今後もカエルと一緒に居たければ相応の実力が必要だろうよ
カエルの足引っ張ってんの気付いてない訳じゃないんだろう?
だったらまず力を手に入れる事だ
特にあんたはゲームの頃のイベント
最後までクリアして無いって聞いたよ
妖精王が限定アイテム持って待ってるからとっとと行って来な
44:親指姫
妖精郷、ですか?
でも……そしたらカエルさんとは……
45:森の魔女
一時の別れが何だってんだい
そんなに一緒に居たきゃ
力を身につけてからまた一緒に居れば良いじゃないか
このままだとカエルもおまえもおっ死んじまうよ
何が一番大事なのか、よく考える事だね
46:親指姫
はい……なのです
47:ハト
まあまあ
魔女さんも責めてる訳じゃないんだからさ
でもゆっくりはしていられないだろうね
48:浮かれ小坊主
親指姫ちゃんが僕等に会いに来てくれるの
みんな首をながーくして待ってるよ!
ぜーんりょく☆で歓迎してあげるからね!
49:親指姫
ありがとう……なのです
50:森の魔女
ふむ
出来るだけ早く決断するんだね
時間は無いよ
ところでこのスレとは何ら関係無いんだが
某依頼主の薬の副産物で
大人⇔子供になる薬が出来たんだがね
51:おおかみ@息吹き返した
ガタッ
52:ジャックと豆の木
ガタッ
53:ぬこの王さま
ガタッ
ロリと美女化が自在、だと!?
54:エメラルドの都の魔法使い
ガタタッ
メ○モちゃんキター!!
これで勝つる!!
55:7人の狩人 3番目
おい特に後半2人
ところでそれ
おいくら?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
カエルさんはその日ずっと、口を挟まず掲示板を見ていたのです―――
「親指姫、妖精郷に行くぞ。送ってってやる」
そしてその日の終わり、わたしに突然言い渡されたのは、
「だからもうお前、いいかげん帰れ」
妖精郷への帰還のお話でした。
魔女さんは、存外お薬の失敗多いです。




