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26.無価値な私と、魔法の言葉


「ひ、ひひひ! あひゃひゃひゃひゃ!」


 突然、デリックが狂ったように笑い出した。

 路地裏に響く、不協和音のような哄笑。

 その歪んだ笑みには、もはや理性など欠片も残っていなかった。


「ソフィアぁ……! ソフィアぁ……てめえ、てめぇが悪いんだぞぉ……!」


(今度は……なに? 嫌だ……怖い……)


「俺の物にならねえくらいなら……! お前をぶっ壊してやる……! お前に最大の絶望を与えてからなぁ!」


 デリックの瞳が、暗い執着の色に染まる。


「お前から奪ってやる……。一番大切なものをなぁ……!」


 デリックが懐から取り出したのは、赤黒く明滅する拳大の魔石だった。

 ソフィアの職人としての目が、即座にその危険性を看破した。

 あれは――爆裂の魔道具。それも、極めて不安定な失敗作だ。


「や、やめて……ッ」


 ソフィアが叫び、身を翻そうとした瞬間。

 デリックは躊躇なく、それをソフィアに向けて投げつけた。


 カッ、と視界が白く染まる。

 轟音。

 そして、熱波。


「あ……が……っ……?」


 衝撃で身体が吹き飛ばされ、冷たい石畳に叩きつけられる。

 耳鳴りがする。視界が霞む。

 痛い。熱い。

 ソフィアはふらつく意識の中で、自分の身体を確認しようとして――息を呑んだ。


「ない……右手が……」


 右肘から先が、赤黒い血飛沫と共に、無惨に吹き飛んでいたのだ。


「あ……ああ……」


 遅れてやってきた激痛よりも、喪失感がソフィアを打ちのめした。


(私の……。杖を作る、私の手が……)


 唯一、自分に価値を与えてくれていた魔法の手が。

 木っ端微塵に、吹き飛んでしまった。


「ひゃはははは! いい気味だ! これでお前は無価値だ!」


 デリックの高笑いが響く。


「ざまあみろ。手のない職人なんて、ただのゴミだ!」


 ソフィアの目から、光が消えていく。

 そうだ。無価値だ。

 もう、杖は作れない。

 もう、誰の役にも立てない。


(私は、本当のゴミになってしまった)


「……さあ、とどめだ。楽にしてやるよ」


 デリックは、ソフィアに絶望を与えただけでは気が済まないようだった。

 ナイフを取り出し、動けないソフィアに近づく。

 ソフィアは抵抗しなかった。


(もう、どうでもいい……)


 痛みは、あるはずだ。

 でも不思議と感じなかった。

 深い絶望は、彼女から痛みを感じる感覚さえも奪ってしまったのだ。

 彼女が静かに目を閉じた、その時。


 落雷のような轟音と共に、デリックの体が真横に吹き飛んだ。


「がはっ……」


 壁に激突し、デリックが崩れ落ちる。

 舞い上がる砂煙の中から、青白い燐光を纏った影が現れた。

 修羅の如き形相をした、ギルバート・フォン・ヴォルグだった。


「て、てめ……軍人……」

「喋るな、下郎!」


 ギルバートは杖先をデリックに向け、さらに無数の『氷の弾丸』を生成した。

 慈悲などない。

 彼の指先が動くと同時、弾丸が豪雨のように降り注ぐ。

 肉を穿つ音が連続して響く。


「ぎゃあぁあ……!」


 四肢を、肩を、氷の弾丸が正確に撃ち抜いていく。

 そして、身体に埋まった弾丸から冷気が発せられ、デリックの体を瞬く間に凍らせていく。


「貴様には然るべき裁きを受けさせる。死なせはせん。……死ぬより辛い地獄を味わえ」

「ぞ、んなぁ……」


 情けない声を上げながら、デリックは氷の檻へと閉じ込められていった。


     ◇


「ギ、ギル……バート、さん……」

「ソフィア……ッ!」


 ギルバートはソフィアの惨状を見て、顔色を失った。

 すぐに駆け寄り、抱き起こす。

 傷口から溢れる鮮血を見て、彼の手が震えた。


(血が……止まらない……。くそっ、俺には治癒の適性が……!)


 ギルバートは破壊の専門家だ。治す術を持たない。

 だが、このままでは彼女が死んでしまう。

 彼は腰に差していた杖――ソフィアが作った杖を抜き、祈るように魔力を込めた。


「頼む……力を貸してくれ。彼女を、主を守ってくれ……ッ」


 その悲痛な叫びに、杖が応えた。

 カッ、と杖が眩い光を放つ。


 ギルバートの荒々しい魔力が、杖の回路によって濾過され、優しく、温かい波動へと変換されていく。

 それは傷口を覆い、溢れ出る血液を瞬時に凝固させた。

 完璧な止血。

 破壊しか能のないはずの彼に、杖が奇跡をもたらしたのだ。


「……よかった。止まった……」


 しかし、失われた腕までは戻らない。

 ギルバートが歯噛みしていると、空間が歪み、二人の人影が現れた。

 爆音を聞きつけて転移してきた、ヨランダとガンダールヴルだった。


「坊ちゃん! 今の音は……ひっ……」

「なんたることじゃ……。診せなさい」


 惨状を見たガンダールヴルが、すぐさま駆け寄る。

 手早く診断を行い、厳しい表情で頷いた。


「命は助かる。ギルよ、見事な応急処置じゃ。この杖がなければ、ショック死しておったかもしれん」

「……腕は? 彼女の腕は戻るのかッ?」


 ガンダールヴルは眉間に皺を寄せた。

 通常の魔法では不可能な領域だ。

 だが、方法がないわけではない。


「……普通の魔法では無理じゃな」


 ガンダールヴルは懐から、一枚の葉を取り出した。

 エメラルドのような輝きを放つ、聖なる葉だ。


「だが、わしの持つこの『世界樹の葉』を使えば、欠損した四肢とて再生できる」

「良かった……!」「腕が治るんですねっ!」


 ヨランダとギルバートが声を上げた。

 しかし、ガンダールヴルの表情は硬いままだ。

 予断を許さない状況であることに変わりはない。


「すぐに処置室へ運ぶのじゃ」


 ギルバートがソフィアを慎重に抱きかかえる。

 ガンダールヴルは転移魔法の準備を始めた。

 世界樹の葉。伝説のエリクサーの原料。

 それがあれば、腕は生える。元通りになる。

 ギルバートの顔に安堵の色が浮かんだ。


「よかった……ソフィア殿、聞こえたか? 治るぞ。元通りになる」


 しかし。

 ソフィアの瞳に、光は戻らなかった。

 彼女はガタガタと震えながら、虚空を見つめていた。


「……なおる……?」

「ああ、そうだ」

「でも……もし、戻らなかったら?」


 ソフィアの言葉に、ギルバートが息を呑む。


「形だけ治っても……指先の感覚が、魔力の通りが、戻らなかったら? 杖が、作れなくなったら……?」


 恐怖。

 それは、腕を失った痛み以上の恐怖だった。

 治して、もしダメだったら?

 その時こそ、自分は本当に「無価値なゴミ」であることを突きつけられることになる。

 それが怖い。

 確認するのが、死ぬほど怖い。


「嫌だ……怖い……怖いよぉ……」

「ソフィア殿……」


 錯乱し、泣きじゃくるソフィアを、ギルバートは強く抱きしめることしかできなかった。


     ◇


 消毒液の匂い。

 無機質な計器の音。


(ああ……懐かしい匂い)


 それは、ソフィアにとって「死」の匂いだった。

 前世の記憶。真っ白な病室。

 ベッドの周りには、痩せ細った自分を囲むように、両親が立っていた。

 二人は泣いていた。

 ごめんね、と謝る自分に、母は泣きながら何かを言った。


『××××××、×××××』


 何を言われたのか、よく聞き取れなかった。

 ただ、悲しませてしまったことだけが、胸に棘のように刺さっている。

 私は、迷惑ばかりかけて死んでいく。

 なんて無価値な人間なのだろう――。


     ◇


 帝都の国立救護院。

 国が運営し、最高峰の治療術師が集うこの場所は、重苦しい静寂に包まれていた。


 ソフィアは真っ白なベッドの上で、小さく丸まっていた。

 右肩から先は、分厚い包帯で巻かれている。

 痛みは、ガンダールヴルの魔法と痛み止めによって引いていた。

 だが、心に空いた穴は、どんな魔法でも塞ぐことができない。


「……ソフィア殿」


 ベッドの脇には、ギルバートが座っていた。

 彼の顔は憔悴しきっていたが、その瞳だけは力強くソフィアを見つめている。

 部屋の隅には、ガンダールヴルの姿だけがあった。

 ヨランダや他の見舞客は、今のソフィアの状態を鑑みて、面会を遠慮しているのだ。


「準備は整っておる。この『世界樹の葉』を使えば、失った腕は再生するじゃろう」


 ガンダールヴルの魔力によって活性化したエメラルド色の葉が、空中にふわりと浮いている。

 それは希望の光だ。

 けれど、ソフィアにとっては、審判の光にも見えた。

 ソフィアは、その光から目を逸らした。


「治ると言っておるのに、どうして……君はそんなに暗い顔をしているのじゃ、ソフィア嬢」


 ソフィアは答えない。

 話したくなかった。

 誰にも、この惨めな心の傷を見られたくないのだ。

 ガンダールヴルは、小さく息を吐いた。


(どうやら、ソフィア嬢の心には、身体の傷よりも深い傷があるようじゃ。わしではどうしようもできん……じゃが)


 ガンダールヴルは、ギルバートに視線を送った。


「ギルバート君。わしは少し席を外す。……頼むぞ」


 頼むとは、すなわち説得だ。

 彼女は今、何らかの理由で治療を拒んでいる。

 心を閉ざした彼女を救えるのは、自分ではないと悟ったのだ。


(最も近くにいた、君なら。頼んだぞ、ギルバート君)


 ガンダールヴルは静かに病室を出て行った。

 残されたのは、ギルバートとソフィアだけ。

 重苦しい沈黙が、病室に澱のように溜まっていく。


(俺は……彼女に何ができる……?)


 ギルバートは自問した。

 彼女には多くのものを与えられてきた。命も、誇りも。

 しかし自分は、彼女に何も返せていない。何を返せば良いのかすら分からない。

 彼女が治療を拒む理由さえ、理解できていないのだ。


 そんな無力な自分に、できること。

 ギルバートは、ソフィアのまだ健在な左手に、そっと触れた。


「…………」

「俺がいる。俺が、そばにいる」


 子供の頃、風邪を引いた時の記憶が蘇る。

 誰かがそばに居てくれるだけで、心が安らかになった。

 身体が弱っている時は、心も弱る。

 だから、ただ寄り添うだけでいい。

 ギルバートは彼女の手に自分の手を重ね、祈った。


(どうか……どうか、彼女が……元気になってくれますように……)


 その純粋な祈りは、魔力を通してソフィアに伝わっていた。

 彼女は右手を失ったが、魔力を視る目を失ったわけではない。

 ギルバートの祈り、願い、自分を想う強く温かな感情。

 それが、ソフィアにほんの少しだけ、口を開く力を与えた。


「……怖い、んです」


 ソフィアは震える唇で呟いた。

 言ったところでどうなるものでもない。

 それでも、彼を心配させ続けるのは申し訳ないと思い、ソフィアは心の内を吐露した。


「腕……治すのが……怖いんです」


 ギルバートは、ソフィアが話してくれたことに安堵した。

 しかし、その内容が理解できず、怪訝な顔をした。


「何故だ。元通りになるのだぞ」


 本当に、理解できていない。

 そんなギルバートに対して、ソフィアの中に黒い怒りが芽生えた。


(何それ……? なんで……そんな、大したことないみたいに言うの……!)


 自分にとって最も大事なものが失われようとしている。

 それが元に戻らないかもしれないという恐怖。

 それを、彼は理解していない。

 分かっている。彼は他人だ。職人でもない。

 理解されなくて当然だ。

 それでも……。


「元通りにならなかったら、どうするんですかっ」


 ソフィアは左手でシーツを強く握りしめた。


「腕が生えても……もし、指先の感覚が戻らなかったら? 魔力の流れが見えなくなっていたら。……私は、もう二度と杖を作れません」


 それは、ソフィアにとって死刑宣告に等しかった。

 前世はずっと寝たきりで、誰かの世話にならなければ生きられなかった。

 転生しても、魔法の才能はなかった。

 そんな中、唯一手に入れた才能。

 杖職人としての腕。

 それこそが、ソフィアという存在に価値を与えてくれた全てなのだ。


「私には、杖作りしかないんです! それ以外は何もできない、ただの無能なんです。杖が作れない私は……生きてる価値のない、ゴミになっちゃう……」


 恐怖で呼吸が浅くなる。

 分かってくれない怒りと、失う恐怖と、二度と戻らないかもしれない悲しみ。

 心の中がぐちゃぐちゃになっていた。


 治して、もしダメだったら。

 その現実を突きつけられるくらいなら、いっそこのまま、腕を失った悲劇の職人として終わった方がマシだ。

 そんな卑屈で、暗い考えさえ頭をよぎる。


「嫌だ……怖い……怖いよぉ……」


 心の奥底にある、最も柔らかく繊細な部分を、ソフィアはさらけ出した。

 しばしの静寂があった。

 それでも、彼は離れなかった。

 そして。


「大丈夫だ」


 ギルバートが、ソフィアの左手を、さらに強く、ぎゅっと包み込んだ。

 大きく、温かい手。

 まるで、大丈夫だよと鼓舞するように。


「たとえ腕が戻らなくても、君が、無価値なはずがない」


 ……。

 理解できなかった。

 ソフィアの脳は、彼の言葉を処理しきれなかった。

 あまりにも、自分の常識とかけ離れた台詞だったからだ。


「話……聞いて、ました……?」


 期待していた。

 甘い言葉で、優しい言葉で、無責任な綺麗事で励ましてくれるのかと。

 しかし出てきたのは、そんな意味不明な言葉だった。


(腕がなくても、私が……無価値じゃない……?)


 この男は、一体何を言っているのだろう。


「聞いていたよ。ちゃんと。その上で言う。君が、無価値なはずがない」

「貴方に、何が分かるんですか……ッ」


 ソフィアは叫び、彼の手を振り払った。

 その優しさが痛かった。

 何も知らないくせに、とどす黒い感情が溢れ出す。


「貴方は何も分かってない! 私は……私は! 生きてていい人間じゃないんです! 前世でもずっと寝たきりで、親に迷惑ばかりかけて……!」


 分かってなくて当然だ。

 彼女が転生者だなんて、ギルバートは知らない。

 それでも、駄々っ子のように、ソフィアは叫んだ。


「私は、杖を作ることで! 人の役に立つことで! やっと生きることを許されてるんです!」


 涙が止まらない。

 ずっと心の奥底に隠していた、呪いのような本音。


「杖を作らないと、私には価値がない。……誰からも必要とされないんです!」


 いつも控えめなソフィアの、むき出しの感情。

 痛ましい心の叫び。

 しかしギルバートは、動じなかった。

 彼は静かに立ち上がり、ソフィアの肩を掴んで、正面から見据えた。


「そんなことはない」


 断言した。

 迷いのない、鋼のような声で。


「君は、生きているだけで、人を幸せにしている」

「……は?」


 ソフィアは涙に濡れた顔で、彼を見上げた。

 何を言っているのだろう。

 生きているだけで? そんなこと、あるわけがない。

 何も生産せず、ただ酸素を消費するだけの存在に、何の価値があるというのか。


「だ、れを……? 私が、生きてるだけで、幸せにできる人間なんて、いるわけ、ないじゃ……」

「ここにいる」


 ギルバートは、自分の胸に手を当てた。


「俺だ。……俺は、君がいるだけで幸せだ。君が笑うと、もっと幸せになれる。君が作った杖がなくとも、君がただそこにいてくれるだけで、俺の世界は色付いたんだ」


「ッ……」


 その言葉を聞いた瞬間。

 ソフィアの脳裏に、遠い記憶が鮮烈に蘇った。


 ――前世の、最期の記憶。

 白い病室。

 痩せ細った自分の手を握り、泣きじゃくっていた母の姿。


『ごめんね……何も、してあげられなくて……』


 そう言って謝る自分に、母は首を横に振ったのだ。父も、泣きながら。


『ううん。そんなことない。……生まれてきてくれて、ありがとう』

『生きててくれて、ありがとう』


 当時は、意味が分からなかった。

 ずっと寝たきりで、下の世話までさせて、金ばかりかかって。

 何一つ親孝行できなかった娘に、どうして「ありがとう」なんて言うのか。

 それはただの慰めだと思っていた。

 死にゆく娘への、最後の哀れみだと。


 でも。


(ああ……そうか)


 ギルバートの真剣な眼差しを見て、ソフィアは唐突に理解した。

 あれは、嘘じゃなかったんだ。

 機能や、能力や、損得の話じゃなかった。


 ただ、娘がそこにいること。

 それだけで、両親は幸せだったんだ。

 そして今、目の前のこの人も、同じことを言ってくれている。


 ただ、そこに自分が……ソフィアが、いるだけ。

 それだけで……いいんだよと。

 存在を、肯定してくれる。

 そう、前世の両親のように。


「君は、杖なんか作れなくても、人を幸せにできる。……生きているだけで、いいんだよ」


 ギルバートの言葉が、凍てついた心を溶かしていく。

 

「確かに、君の作る杖は世界最高かもしれない。それを作る腕は至宝かもしれない。だが、それは君の価値の全てじゃない。……俺は、君の全てを、存在を肯定する」


 ソフィアの口から、嗚咽が漏れた。

 ずっと欲しかった言葉。

 杖職人としてではなく、ソフィア・クラフトという一人の人間として、ここにいていいのだという許可証。


「う……うぁぁぁぁぁ……ッ」


 ソフィアはギルバートの胸に飛び込み、子供のように泣きじゃくった。

 ギルバートは何も言わず、ただ強く、壊れ物を扱うように彼女を抱きしめ続けた。


 どれくらい泣いただろうか。

 涙が枯れ果てた頃、ソフィアは顔を上げた。

 目は赤く腫れていたが、その瞳には光が戻っていた。


「……お願いします。手術、受けさせてください」


 もう、怖くはなかった。

 もし杖が作れなくなっても、自分には価値があると言ってくれる人がいる。

 それなら、その人たちのために生きたい。

 一緒に笑い合いたい。


 いつの間にか、ガンダールヴルが戻ってきていた。


「ガンダールヴル様。……私の腕を、治してください」


 ソフィアの決意のこもった声に、大賢者は深く頷いた。


「承知した。……さあ、奇跡を始めようかの」


【おしらせ】

連載の合間に、息抜きの、新作の短編を書いてみました!


杖職人の連載も手を抜かず頑張ります! ので、読んでいただけますと幸いです!


『加護なしの第八王女は、前世が社畜だったので王宮生活がイージーモードにしか見えない』


https://book1.adouzi.eu.org/n6905ls/


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― 新着の感想 ―
もはや展開が早いのは短編集として受け入れて読んでる
うーん、話が軽いかなぁ~と。
ギルがクソの役にも立ってねぇ・・・ 駆け付けるの遅いわ腕の再生だって爺さんの提供品のおかげ そのザマでナイト気取られてもなぁ
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