ケツが、ケツがよ!!!
まだ公開前なので書いちゃダメなのかもですけれど、あんまりビックリしたので書かせてください!
最初にビックリしたなんて書いて自分でハードル上げちゃダメなんですけど、ほんとにビックリしたんです!!
ここのところエッセイに私の彼氏さんが登場しないことにお気づきの方もいらっしゃる……かもしれません。ちょこちょこ登場していた彼は出てこず、美形先輩(もうマスクの下の顔を見ることはあきらめました)ばかり出ている。「彼とは破局したのか?」そうお考えになっている方もいらっしゃる……かもしれません。
もし破局したらソッコーでここに書きます! お別れしたら悲しいけれど、絶好のネタですやん! 泣きながらでもネタにします!! だって私は作家だから!!
ずっと彼とお会いしていないのです。会ってないから登場しないのです。
私がゲラに追われて分刻みのスケジュールだったことは、会えなかった理由ではありません。
たしかに私は分刻みでしたけれど、彼は「秒刻み」なんです。彼はいま、秒刻みでアタフタしています。数年前から決まっていたお仕事がついに本番を迎え、彼は連日秒刻みで大忙しです。本番前から準備で大忙しでしたけれど、その合間を縫って会いに来てくださっていました。本番を迎えたら忙しくなるので、次にいつ会えるかわからないと言われていました。本番初日に「何とか無事に初日を終えることができました」そう電話をくださいました。「これから大変なので、電話やメールができなくなるかもしれません。落ち着いたらご連絡します」そう言われたのが何日前だったっけかなぁ~? 私も原稿でパニくっていたので、よくおぼえていません。そして音信不通になり、現在にいたります。
え? 私から連絡しないのか?? 言われてみれば、そうですね! 私から連絡してもイイのか! その発想はなかった!! でも、しません。 彼のペースを乱したくないので、私からの連絡は控えておきます。
そうこうしているうちに、私のケツに火が点いた! 次から次へと巻き起こるトラブル!! 頭の血管がキレそうになりながら、目の前のトラブルをやっつけてゆく! 一所懸命に頑張っていると、担当様から二巻のイラストの下絵が送られてきました!! まさに神様からのご褒美! 自分の書いたお話をイラストにしてもらえるなんて身に余る幸せです!! 神様、仏様、神絵師の七海喜つゆり様ありがとうございます!! そして担当様にも感謝を!!
担当様からのメールによると、私が下絵にOKを出したらすぐペン入れをするとのこと。一両日中にお返事をくださいと書いてありました。
担当様も七海喜様も、緊張しているようすがうかがえます。そりゃあ、緊張するよな……。
なぜなら一巻で担当様と七海喜様を相手に、私が壮絶なバトルを繰り広げ…………、思い出した。担当様と七海喜様だけでも心苦しいのに、校閲様もいらっしゃった……。私をのぞく全員がOKを出しているのに書き直しを要求したのです…………。
もう時効でしょうから書きますけれど、イラストで主人公がソロバンを踏んでいたのです。お話の記述は「ソロバンに乗って」と書いてありました。私は主人公が腹ばいでお腹の下にソロバンを置いている状況を書いたつもりでしたけれど、私の書き方が悪くて伝わってなかった。結果、立った状態の主人公が足でソロバンを踏んづけて乗っているイラストになってしまった。今ならわかる。「ソロバンに乗って」だけしか書いてないなら、その構図になる。言葉が足りない私が悪い。そして担当様からの依頼で七海喜さんがイラストを描いてくださり、担当様も校閲様もそれを良しとしてイラストが完成している & 印刷所へ入稿する時間が迫っているにも関わらず、私がこのイラストの修正を言い出しやがった!!
たいていのコトなら文句は言いません。でもこれは絶対にアカンと思った! ソロバンは計算道具です。いくら今はほとんど使われてないと言っても、このソロバンをはじいて計算をして、そのお給料でご飯を食べている人がいる(いた)。主人公のキャラを、人様の商売道具を踏みつける子に育てたおぼえはありません!! 他の人が許しても、私が許さん!! そういうワケで断固として書き直しをお願いしました。…………実際はお願いなんて生ぬるいもんじゃないです。絶対に譲るつもりはありませんでしたから!!(← メンドクサイ奴でごめんなさい)
そういうワケで、今回は下絵段階から私にイラストを見せてくださいました。そうは言ってもすでに印刷所への入稿日は決まっています。ここで私がメンドクサイことを言い出したら、エライことになる。担当様と七海喜様は息をころして私の返事を待っているのでした。
私だって口うるさいババァになりたくないけれど、言わんとならん時もある! 緊張しながら一枚いちまいイラストを見てゆくと、どれも素晴らしいです! 私が書いたより可愛らしく、またカッコ良く、そして怖く描いてある! みんなサイコー!! 言うことありません!!
あら??
とあるイラストに目が留まりました。
これって………………、
私の彼氏さんがいたのです!!!
アンタ、どうした!? このごろ会わないと思ったら、イラストに登場しとるやんけ!!! なんでアンタが私の本のイラストに描かれてるんだ!?
驚いて二度見しました! やっぱり彼だ! 目をゴシゴシして三度見しても彼がいます! どこからどう見ても彼が描いてある!! 顔も頭の形もまるっきり彼です! そしてカラダも!!
七海喜さんの描いてくださった下絵は、カラダの輪郭を描いた後に大まかな衣服が描かれています。顔だけならともかく、そこに描いてあるケツの形がまるっきり彼のケツなんですよ! 彼のケツなんて、形を知ってる人はそうそういないはずです! それなのに七海喜さんは完全にケツを再現している!!
なんでこんなことになってるんだ!? おちケツ! おちケツ私! ちがぁ~う! ケツじゃない! 私、落ち着け! 落ち着くんだ!!
七海喜さんと私に、直接の面識はありません。何度かインスタやツイッターで交流したことはありますけれど、お仕事はすべて担当様を通じてお願いしています。私が七海喜さんのお顔を知らないように、あちらも私の顔はご存じないはず。ましてや彼の顔なんて知る術がない。それより私に彼がいることを七海喜さんに話したことはない。
担当様か? 担当様が七海喜さんに、私の彼のことを話したのだろうか??
担当様にはチラリと彼のことを話しています。でも彼の人相風体は知らないはずだし、写真を見せたこともない。ここまで書いて気づいた! そもそも私は彼の写真を持ってない!! 誰かに見せたくても彼の写真を見せることは不可能!! 担当様に彼の名前を言ったこともないし、もし担当様が彼の名前を知っていたとしても、ネットに彼の写真は一枚もありません。
完全な偶然の一致で、彼が私の本に登場している!!! 顔も髪型も、ケツの形まで一致している!! なんてこったい!!
偶然にもほどがあるのですが、彼は悪役として登場しています。ww おもしろすぎる!! そしてこれまた偶然にも、その悪役と彼の職業は一致しています。ww うわぁ~、ひさしぶり! 会わないと思ったら、私の本の主人公と対決してんじゃん!!
最初の衝撃が落ち着くと、愉快な偶然に笑えてきた! これは担当様と七海喜さんにお伝えしないと! お二人ともめちゃウケたみたいです。だって一度も会ったことのない彼が登場しちゃってるんですもの!!
もし彼が行方不明になったとしても、このイラストを見せて「この人を見ませんでしたか?」そう訊いてまわれば、確実に彼が見つかるくらい似ています!! イラストなので細かい描写はありませんけれど、彼の特徴をとらえた線なので間違いない!! しかもケツの形が独特だし!!
二巻の完成が俄然たのしみになってきました! 早く発売されないかなぁ~!! もし良かったら、あなた様もお買い求めください。そして「ソウの彼はこの人かぁ~」そう思ってください。ww
小学館 ジュニア文庫 著:ソウ マチ、イラスト:七海喜 つゆり(様)の渾身作「姫さまですよねっ!?」 二巻は、7月頃に発売の予定です!
たぶん………………(汗。




