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腐男子と王道じゃない双子。

双子だけ王道ではない生徒会。

あとはアンチに惚れている。

 「光、俺様のモノになれ」

 「何いってるんですか。光は私のです」

 「ちが……ひか、俺の」

 「光ちゃん、いい事しよー」

 毬藻のような変装をした王道君を取り囲む、生徒会の方々。

 俺様生徒会長。

 腹黒副会長。

 無口書記。

 下半身野郎の書記。

 萌える。

 でも、足らないんだよなぁ。双子会計が。

 腐男子である俺草野美代クサノミシロは萌えながら、ちらっと一緒にご飯を食べている二人を見て言う。

 「お前らが混ざれば王道なのに」

 そう、俺は双子会計の浜口紅ハマグチコウと、浜口蒼ハマグチソウと一緒にご飯を食べていた。

 「……そもそも俺ら全然違うから美代の望む展開なんねーよ」

 「そうだよ。僕ら外見も全然違うから美代がやってほしい、双子を見わけるイベントないでしょー?」

 呆れたようにいったのは、茶髪の髪をなびかせた、クール系美形の男前、紅。

 たしなめるように困った笑顔を浮かべた黒髪は可愛い系の美少年、蒼。

 そう、この二人。双子で生徒会なんていう王道の癖に全然似ていない。

 「うぅ、王道なのに。王道なのに。完璧じゃないのが悔しい!!」

 この学園に外部入学した時から知ってたけど! 紅と蒼が王道じゃない事ぐらい。

 でも折角、一年待って王道が来たのに足らないってなぁ、ちょっとがっかりくる。

 「そもそも、あんな不潔なのくどけねぇし」

 「うん…。僕もそれは同感かな。なんか汚そう。会長達何考えてんだろう。正気なのかな?」

 吐き捨てるように言う紅は転入生を明らかに嫌っている。

 不安そうに声を零す蒼は会長達が正気なのか心配している。

 本当、似てない。

 「あー、でも見たかったのにな。王道イベント。

 どっちがどっちかわかる? って双子が問いかけて、必ず百発百中で一目で見わけちゃうんだよ!」

 「それ、ただ勘がいいだけじゃね? つか、我慢しろ。お前がわざわざ王道みたいっていうから会長達が仕事サボってんの黙秘してんだから」

 「むー…」

 「唸っても可愛いだけだぞ。襲うぞ、今すぐ」

 「いやいや、駄目だから、此処食堂だから! 襲うのは部屋以外許しません!」

 あ、ちなみに俺と紅は恋人同士です。ラブラブです。

 ノンケだったのに、男前すぎる紅に口説かれてときめきました。落ちました。

 「冗談だ。俺が可愛く喘ぐ美代を他の奴に見せるわけないだろ」

 「……っ」

 何て言う、エロボイス。耳元で言われると破壊力抜群だよ!

 俺絶対赤面してる自信あるよ!

 「可愛い」

 何て言って、そのまま額にキスされた。

 うん、いつもの事だけど、顔赤くなるよ! てか、紅の笑顔って破壊力満載だよ。

 あんまり笑わないらしいのに、俺に凄く優しく笑うんだよ! ときめくよ、本当!

 「美代も紅も、いちゃつかないでよ」

 「美代が可愛いのが悪い」

 「あー、はいはい。とりあえず、会長達どうするの?

 一応一緒に仕事してきたわけだし、リコールは何か躊躇われるんだよねぇ」

 「は、あんな奴らリコールでいいだろ。つか、視覚的に毬藻が害だ。

 あいつらの親衛隊うっせーしよ」

 「あー、会長達。親衛隊に態度ひどかったもんね」

 ちなみに紅と蒼の親衛隊は穏健派。

 ちゃんと管理してるから暴走しないし、俺制裁された事ないし、普通に親衛隊の子とお友達。

 生徒会の仕事を会長達がやってなくても大丈夫なのって、紅達が親衛隊にも手伝ってもらってるからだしね。

 「親衛隊も結構見限ってる奴らいるし、著名集めてさっさと終わらせるぞ。

 詩英シエイの奴も苛立ってたし」

 ちなみに詩英とは俺の従兄の風紀委員長様。

 男前で俺のお兄ちゃんみたいな人(同じ年だけど)で、紅達の親友でもある。

 会長達と風紀は仲悪いけど、紅と蒼は普通に風紀と仲良かったりする。

 ちなみに王道に巻き込まれた平凡君がいたので、しー君に頼んだんだよ。保護を。

 それから平凡君としー君のラブストーリーが展開されてるんだよ! 萌えだよね!

 そして、しー君は王道君のせいで平凡君が大変だって怒ってるから殺気漏れ出しなんだって!

 紅と蒼は二人で族潰しやってたんだよ!ちなみに俺は喧嘩は護身術程度だから昔情報屋やって裏でこそこそやってたんだけどね。

 その時に紅と蒼と接触してたんだけど普通に姿は隠してたんだ。でも、此処に入学して紅に見つかったというか。

 会長達は王道に族のトップとかやってるんだけどな。

 ちなみに王道君はこれまた王道で族潰しの『姫』なんだって。

 ちなみに『姫』は結構紅達が族潰しやってた頃絡んできたうざかったらしい。

 俺は情報屋として『姫』に絡んだ事はないからよくわかんないけど。

 ついでにしー君は会長と敵対している所の総長さんです。





 *


 署名集めたりと紅と蒼がちょっと忙しくしている。

 「終わるまで寂しいかもだけど、ちょっと我慢してな」という笑顔つきの優しい台詞を紅に言われてときめいた。

 うん、普通にかっこいいと思います。

 「みーちゃん。紅様居なくてさびしい?」

 そうやって問いかけながら紅茶を差し出してくれるのは紅の親衛隊隊長の弥生ちゃん。今、俺は紅の親衛隊隊長の子たちと一緒に居るの。

 俺の事みーちゃんと呼ぶのはやめてほしい。うん、女顔な自覚はあるけど。

 「んー、ちょっとね」

 「リコールとか終わったら多分紅様、みーちゃんに構いっぱなしだと思うよ。

あっちはあっちで、みーちゃんがたんないって嘆いてたから」

 よしよし、と頭をなでられる。

 うん、俺人に頭なでられるの好き。

 思わず頬が緩んでしまう。

 「みーちゃんかわいいねぇ」

 「みーちゃん、お菓子居る?」

 「みーちゃん、元気だして」

 ちなみに隊長以外にも親衛隊の子居るけどね。

 皆優しいし、お菓子くれるし、いい子ばっか。

 何この可愛いちわわ! って思うよ。俺の事可愛い言うけどお前らの方が可愛いわ! と言いたくなるから。

 しかも紅様の嫌な事はしたくないからって制裁とかしないって何この健気。可愛すぎる。

 「ありがと」

 お菓子貰って、優しい親衛隊の子達に思わず笑みがこぼれる。

 チワワとのお茶会は癒しだ。

 あ、ちなみに俺にも親衛隊あります。

 紅と蒼ほどの規模はないけど。

 うん、残念なことに俺は男なのに女顔だ。よって、何故か出来てしまった。親衛隊…。

 普通に親衛隊との中も良好。というより、紅相手なら「美代様にぴったりです!」だの「おめでとうございます!」だの付き合いだした時普通に祝福された。

 うん、紅男前だもんね。運動もできるし、勉強もできるし、文句のつけようないもんね。

 でもそこそこ、顔がよくてよかったとは思うけどね。紅と付き合いだしてあんまり文句言われなかったから。

 なんて思いながらのほほんと紅の親衛隊メンバーと過ごしてたら、

 「あー、お前紅と蒼と一緒にいた奴だろ! 名前なんて言うんだよ!!」

 まさかの、王道君に絡まれた。

 転入してきて三週間……絡みないって安心してたのに。

 「紅と蒼が紹介してくれなかったから中々会えなかったけど、会えてよかった!!」

 ああ、どうやら紅と蒼が俺と王道君が会うのを阻害してくれてたらしい。

 なんか後ろには会長、副会長、書記×2、一匹狼君、爽やか君が居る。

 何だか面倒だなと思ってたらずんずん近づいてくる王道君。

 「人に話しかけられたら返事しなきゃだめだろ!!」

 「あー、うん。ごめんね?」

 さて、どうしようか。

 ウザイ王道君には絡まれたくなかったんだが…。

 でも王道君美形ホイホイだからなぁ。うん、俺も顔がいい人間に分類されるし。 ナルシストとはいわないでくれ。共学でも男女問わず口説かれたり、この学校で口説かれれば嫌でも自覚するよ。

 「それで、名前なんて言うんだよ!!」

 「草野美代だけど…」

 「美代か!! なぁなぁ、周りの奴らはなんだよ!」

 「紅ん所の親衛隊だけど…」

 「親衛隊!? お前ら美代を呼びだして制裁か!?」

 いや、何故そうなる。

 というか、見ればわかるだろう。普通に俺紅茶飲んで、お菓子食べてたよね!?

 制裁でお菓子とか誰も出さないから!!

 「何いってるの。僕らがみーちゃんに制裁なんてするわけないじゃん!」

 「みーちゃん猫みたいで可愛いからね」

 「紅様の大事な方に手を出すわけないでしょー」

 「みーちゃんとお茶会してただけだもんね、僕らは」

 変な言いがかりに笑顔でそういう弥生ちゃん達。

 うん、大人だよね。

 会長とかの親衛隊なら食ってかかりそうだもんね。

 「嘘つくなよ!! こいつらが親衛隊は最低だっていってたぞ」

 「…いやいやいや、えーっと、おうど…うん、違う光君…俺普通に仲良いから。

紅と蒼の親衛隊穏健派だし、俺ら普通にお友達だし。お茶会してただけだし」

 「でもこいつらが――!!」

 「うん。会長達の親衛隊が過激派なのは半分以上本人たちの責任だし。ちゃんと話しあえば全部穏健派になるからね」

 そもそも、俺普通に会長の親衛隊の穏健派グループに友達いたりするし。

 全員が最低とかひとくくりにしちゃダメだと思う。

 「あぁ? 俺様のせいだと?」

 「あなた、紅の恋人だからって調子に乗ってるんですか?」

 「俺…ら、悪く、ない」

 「そうだよぉー」

 「えーと、光。草野先輩が言ってること正しいと思うんだけど」

 「……」

 生徒会の連中はなんか自分は悪くない発言をしている。

 爽やか君は割とまともだ。

 一匹狼君には睨まれてるけど、別に怖くないしな。

 「あ、桂の親衛隊と林の親衛隊以外の話な。あそこは割と穏健派だから。微妙に制裁あるけど」

 無口書記と爽やか君の親衛隊は割と大人しい。まぁ。二人とも親衛隊にひどい事してないしね。

 でも、他はなぁ…。

 セフレだの、使い捨てだの、駒だの、殴るだの、色々やってるわけで、散々利用されたのに、ぱっと出てきた王道君にとられたらそりゃ、怒るよね

 「お前紅の恋人なのか!!」

 「あー、うん」

 「あいつ俺に冷たいんだぞ! 俺が話しかけてるのに!! 無視とかするし」

 なんかよくわからないことを王道君は言い出した。

 「あー、そう」

 「美代もあいつに無視とかきっとされてんだろ! 俺がされてんのにされないはずないもんな!」

 「え、いやいやいや。紅は俺に滅茶苦茶甘いよ?」

 うん、自分で言うのも何だが、俺は紅に甘やかされている自覚ある。

 それにしても、本当ウザイ性格の王道ってウザイよね。

 俺が優しくされてないのに、他の奴が優しくされるはずないって、何その思考。

 「何でそんな嘘つくんだよ! あ、紅に脅されてんのか」

 お前の思考が何で? って聞きたいよ、俺は!! 大体俺に甘い紅が俺を脅すなんて間違ってもありえない。

 「みーちゃんに何いってるの、転入生君」

 「みーちゃんと紅様はラブラブなんだから!」

 「みーちゃんが困ってるじゃん!」

 紅の親衛隊の子たちがそういって加勢してくれる。

 「な、俺に優しくしてくれないのに、何で!?」

 「いやいや、光君。恋人への対応と他への対応違うの当たり前じゃん」

 って言ったら何故か睨まれた。

 当たり前の突込みだと思うのだが、なぜ睨むのか。

 「俺を一番に何でしてくれないんだ!!」

 「いや、知らないよ」

 「詩英も俺じゃなくて、庵ばっか…!何で!!」

 ああ、そういえばこの子美形大好きだからしー君にまで絡んでたんだっけ。

 あ、庵君は平凡君です。

 ウザイ王道嫌いです、俺。

 何だか見てて苛々する。

 「しー君に迷惑かけてるからだと思うけど」

 「しー君って何だよ、何でそんな仲良さそうに! あ、浮気か?二股か!! 最低だぞ」

 「いやいや、しー君と俺従兄だし。それに俺紅がいればいいし」

 さらっと、自分の気持ちをいってしまったが、何だか口に出して後からはずかしくなってきた。

 うわ、人前で俺紅だけいればいいみたいな事言っちゃったよ!!

 てゆうか、何で俺会長達に睨まれてんの!?

 別にウザイ王道君に好意なんて寄せてないし。

 寧ろ、本気でウザイんだけど。

 「転入生君。みーちゃんが困ってるじゃん!」

 「何だよ! 俺は困らせてない!!」

 「いや、俺困ってるから、会長達とさっさとどっかいったら?俺親衛隊の子とのんびりお茶会中なんだから」

 実際、会長達に睨まれて俺は困ってるんだ。

 俺は喧嘩はそこそこできる程度だから、王道君や会長よりは弱いし。

 うん、普通の不良程度ならあしらえるけどさ。族潰しだの、総長レベルには勝てないし。

 「何だよ、そのいい方!!」

 えー、いい方にまでケチつけられても俺困るんだけど、本当に。

 そして、何がしたいんだ、このウザイ王道君。

 そうやって困っていたら、

 「おい、お前何、俺の美代に絡んでやがる」

 そういって、睨む紅と、

 「美代が困ってんじゃん」

 不機嫌そうにそういう蒼がやってきた。

 「紅!!」

 助かったとでも言う風に俺は紅に駆け寄る。

 そうすれば、紅は優しく笑って頭をなでてくれた。

 紅に頭なでられんのが、一番好きだ。見上げれば優しく笑ってる紅がいて、正直本気でときめく。

 「紅! 何でそいつにはそんな笑顔見せるんだよ!!」

 「は? お前うぜぇよ」

 「うざいってなんだ友達にんな事いっちゃいけないんだぞ!!」

 いつから友達になったってつっこみたくなるのが、本当ウザイ王道君だよね。

 「てめぇ、調子にのんなよ! 俺様の光にそんな事をいっていいと思ってんのか」

 「そうですよ、光をウザイだなんて!!」

 「ひか…、だいじょぶ?」

 「可愛い光ちゃんにそんな言うなんてっ!!」

 「てめぇ、ざけんな!!」

 「……」

 口々に文句を言うのは生徒会+一匹狼君。

 爽やか君は困ったような笑みを浮かべてるあたり、いい子だよね。王道信者だけど、部活サボったりはしてないし。

 王道君に部活が大変なんだってちゃんといって、納得してもらって部活いってるし。

 で、あいてる時間は王道君のそばにいるんだよね。

 「バカか、会長。てめぇにもうそんな権利ねぇよ」

 「うん。さっきなくなっちゃったよ。会長」

 紅と蒼が、そう言って笑う。

 あ、もしかして…と思ったら別の声が響いた。

 「全校生徒のうち、4分の3以上の署名がある。もう、リコールは受理されている」

 今度やってきたのは、しー君と庵君だった。

 しー君の後ろで不安そうにこっちを見ている庵君。

 うん、可愛い。しー君×庵君って萌えだと思う。

 風紀委員長×巻き込まれ平凡っていいよね!! 俺は凄く興奮している。

 「なっ…」

 「そんなのウソです!」

 「……なん、で?」

 「俺らには親衛隊が――」

 「仕事しない奴を見限るのは当然だろう? その毬藻の後を追いまわして仕事しないだなんて、周りが失望してるのにも気付かなかったのか?」

 結構親衛隊の人数減ってたらしいしね、失望して。

 あ、でも桂(無口書記)の親衛隊は『リコールという形で目を覚ましてほしいんです! 仕事をちゃんとしなかった自分が悪かったんだと』という感じで署名したらしいよ?

 桂は割と、親衛隊に態度よかったからね。王道君に親衛隊最低って言われてちょっと距離置いてたらしいけど。

 「なんだよ、それ!! 叔父さんがそんな事するわけない!」

 「…理事会は理事長の任をといた。てめぇの叔父さんはもう、理事長じゃねぇ」

 「嘘だ、何で!」

 「…裏口入学させたからだろ、お前を。ついでに言うと、お前のせいで苦情が殺到してんだよ、この学園に」

 王道君のせいで入院した子もいたぐらいだからその親が結構苦情いってたらしいんだよね。

 うちの子を怪我させたのに、罰なしってどういう事だって!!

 そりゃ、怒るよね。明らかに一方的にやられました的な傷なのに、王道君が俺は悪くないっていうからおとがめなしとか。

 「嘘だ。嘘だ!!」

 「うそじゃねぇ。会長達も親衛隊は人数もうほとんどいねぇから背後に気をつけてくださいね?」

 一応年上だからか、紅は敬語で会長にいった。

 「は? どういう事だそれは!!」

 「……親衛隊は制裁もするが、本来は顔のいい連中を性的な目で見る奴とかに襲われないように守るという役目がある。今まで守られてたんだよ。お前らは。

 でももうすぐ、親衛隊も解散するんだって。だから、お前らはリコールされた後、守ってくれる人間もいない状況で此処にいなきゃいけない」

 しー君がそういって、冷めた目で、役員たちを見る。そうなのだ。親衛隊たちは対象を守ることもきちんとしていた。生徒会の人たちは親衛隊がいたからこそ、そう意味で襲われなかったともいえる。

 「ついでに、会長達の親にはしっかり、今回の事伝えてあるからね。

 跡取りを外すはせずに候補のままみたいだけど、これから学園内で頑張らないと家から本当に捨てられちゃうからね」

 そんな風に優しい口調で言う蒼。

 言ってる事は結構ひどい。

 「あと、てめぇは退学な」

 「何でだよ!!」

 「裏口入学+授業に全然出ないからだろ? 勉強も小学生レベルみたいだし、此処に相応しくない」

 小学生レベルって……、ああ、本当に溺愛理事長の裏口だったわけだ。

 まぁ、王道君は喚いてたけどSPの方々に追い出されちゃった。

 生徒会はリコール肩身の狭い思いをしながら学園生活を送る事となる。

 それでまぁ、リコールされたから新生徒会をどうするかって事になって、会長が紅で、副会長が蒼がする事になった。

 あと書記二人と、会計二人をどうするかって話になってたら、

 「美代、生徒会入れ」

 と、紅に言われちゃったんだよね、俺。

 うん……、抱きたいランキングで俺一応上位だからね。

 ああ、抱きたいランキングとか男として悲しい。

 「美代と一緒の方が仕事やる気でる」

 とか、超ときめく台詞言われて断れなかった。

 というわけで、生徒会書記になりました!



end



草野美代

主人公。女顔。寧ろ美少女っぽい。

喧嘩はそこそこそ、護身術程度。情報屋やって遊んでた。

腐男子。ノンケだったのに、紅に迫られ落ちた人。


浜口紅

族潰しをやってた。その頃に美代と出会い惚れていて、外部生として入ってきた美代を見つけ迫り落とす。

男前。かっこいい系で、背は高くもなく低くもない。でも、美代より高い。

抱かれたいランキング、抱きたいランキング共に上位者。


浜口蒼

族潰しをやっていた。可愛い系。背は低い。美代と並ぶと本当に女二人に見える。

抱きたいランキング堂々の一位。

美代とは普通に親友。紅とは結構仲良し。


巻き込まれ平凡君。風紀委員長と付き合いだす。


草野詩英

主人公の従兄。風紀委員長。

生徒会の入ってた暴走族と敵対してた。


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