24 死亡フラグを叩き折れ! 序章
修羅場です。
とうとうアキラ君も年貢の収めどきがきました。
皆さんお待ちかねの話です。
序章ですので短いです。
何だか最近、俺が最強だとかそんな噂が流れているが断じて違う。
マグドレア神父は俺より格闘技術が高く、拳聖、撲殺神父の名を欲しいままにしているし、娘のクレアちゃんは、才能が滅茶苦茶高く、聖女認定されそうな潜在能力を秘めている。
七英雄の鉄人・鈴木氏も単純なパワーは俺を大きく上回る。
あと五将のユイ・V・ファンも多分、相当な実力者だ。 あと絶対ドSだ。
カグヤに至っては殺されかけた。
真祖にして超越者のテレサに勝てたのも作戦や思考誘導で勝てた要素が大きいし、スキルを用いた戦闘になっていたら果たして勝てたかどうか?
要所要所で勝ち、十回中九回負けても、一回だけ勝てる場面に持ってくるよう、最善を尽くしているし徹底してスキルを磨いているのだ。
魔改造を使えば、また話が変わるがコレは戦局を大きく変えるどころか、世界を改変しかねないほどのスキルになるので、使用は控えているし、なんかチートスキルは読んで字のごとく卑怯、ズルなので、使う気になれない。
非常時の為に反復、研究はしているがな。
閑話休題
話を戻そう・・・・・・
俺は最強では無い。
・・・だって今、俺は今、こんなにも震えているんだもの。
目の前には女神、王族、貴族、女傑、真祖、教え子達がいる。
両手に花どころか全身に花だが、彼女達はバラの刺どころか猛毒を持っている花達だ。
俺は今日、死ぬかもしれん・・・
コレは俺がこの世界に来て、最も長く感じた一日の出来事である。
あの名ドラマのノリで行きます。




