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異世界攻略のススメ  作者: 渡久地 耕助
華麗なる留学生はスパイ!?

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52/238

マリア、現状を把握する。

日間ランキング1位に!? ありがとうございます!!

 

修正しました。 7/21

 マリアSIDE


うう いきなり先手を取られたッス。 腰が抜けて立てないっス。


 というか此処ではあんなことが何度も起きているのでしょうか?少なくとも16回(全て同一犯)は起きています。


「っとスイマセン 少しショッキングな映像でしたね。 立てますか?」


 死神アキラが私の絶叫に少し驚いて、私に近づいてくるっス。 


 恐怖の象徴が先程の映像を含めた三重のトラウマが・・・・・・その根源が近づいてくるっス。


 ううベスちゃん(←女王)兄者~助けて~


「ヒッ!」


 スパン


「イタッ」


「何をヤっとるか馬鹿者。」


「ゲェ! 関羽!?」


 ガズッ!!


「誰だそれは!? いい加減職場の同僚の名を覚えんか!」


 ヒィィィ! 誰ですかこの女傑は!? 


 白いアルビノ美人ッス! 


 一撃目は出席簿で、二撃目は角でぶん殴りました。 


 一応この人この国の英雄ッスよ!? いいんですか!? そんな扱いで!


「大丈夫ですか? マリア・シュガー・サクストンさん」


 ちょ! 声のトーンが激変しましたよこの人! ドがシの音階に変わるぐらいに高さが変わってますよ!! てか私の名前!(偽名)


「あ ありがとうございます えと・・・・・・」


「ああ 私としたら 私【ルーテシア・フォン・コリンズ】といいます。


 貴方の住む女子寮の寮長で歴史を担当してる教員を務めています。


 よろしくね? 貴女のことは入寮書を見たとき拝見したの? これからよろしくね?」


「ルー? 一応、俺は君の上司なんだけど?」


「どうかしたか アキラ? そんなとこで突っ立てると校内の美観を損ねるのだが?」


「スルーか? さっきの一連の所業はスルーか オイ。」


「ハイハイ 痛いの痛いのゲラウトヒア。 また女の子を泣かせて・・・・・・生徒を守るのも貴方の仕事ではありますが、あの惨劇でトラウマ与えてどうする?馬鹿か?死ぬのか?というか死ね。」


 何か強烈すぎるお人ですね? アレ? ルー? 白い麗人? 赤い瞳? どこかで・・・?


「私は貴女を寮に案内するために迎えにきたのですが・・・済みません。ウチの愚物が怖がらせてしまったようで。 後でしっかりシメときますので。」


「い いえワタナベ先生?も私を助けてくれたわけですし。 もう大丈夫ッス。」


「そうですか ではサクストンさんの慈悲に免じて半殺しで・・・それとミスター田中氏の人形ですが・・・・・・この学校の校門より内側には結界で入って来れないのでご安心を・・・寮生ではなく、自宅から登下校している生徒を誰彼、いえ美少女、美女を口説く人形ですね。以前から見つけ次第潰してきたのですが、また現れたのですね。 これで16体目ですね。」


「ああ 俺はこれ片付けて、職員室に行ってるからあとよろしく。 それとさっきは悪かったなサクストン。 そしてようこそアキリース学園へ。学園は君を歓迎するよ。」


 そういってソソクサと16号の残骸を影から出てきた手で飲み込んでいく。


 あれもしかしていい人?


「ではサクストンさん寮に案内しますので付いてきてください。」


 そう言って踵を返すできる女 ルー先生。 私は子犬の様に先生についてくのでした。


■■■■■■■■■■


女子寮


「もう ほんとに怖かったすよ~クリスタ~(泣)」


「あ もうワタナベ先生見たんだ。いいなぁマリアちゃん。」


「良くないっスよ! 見たことないんすか! あの猛禽類のような顔!!無表情で頭を踏み潰すんですよ! 鷹か大鷲みたいに 私のような小動物は気づかぬうちに捕まって空まで一緒に持って行かれ狩られるんすよ! チビるかと思ったッス!!!」


「あははは でもいい先生だよ。 マリアちゃんのこと助けてくれたんでしょ?」


「そ それはソウッスけど・・・・・・」


 私は今、寮長のルーさんに連れられて同室に書類上私の後見人なるサクストン家のクリスタ姉の部屋を割り振られ、知り合いといいますか義姉と再会して紅茶を出されてやっと人心地したので、さっきのことを話したんすけど・・・・・・あの死神の評判はやはり国内では高いようです。


「まぁ マリアちゃんはワタナベ先生の戦ってるとことか、情事とか目撃したわけでしょうから仕方ないけどね? 生徒に手を上げたり、出したりする人じゃないよ。 まぁ今は春休み中だしまだ授業受けたことないけど・・・今季は七英雄の授業を受けれるなんて楽しみ~♪」


「あ、あの私も一応、七英雄なんスけど・・・・・・。」


「アハハハ。そういえばそうだったわね。」


 うう 確かに私はこう教え方が下手っす。


 魔物や召喚獣の気持ちを考えてとかグワーっとかバチバチッとか擬音で説明してしまいます。


「それであの・・・さっきの寮長なんスけど・・・」


「ああ ルーちゃん? 時間や規律には厳しい人だけどいい人よ ワタナベ先生と同じで今期から赴任してきたんだけどね。 あとワタナベ先生絡みで綺麗な助手の人もいるわよ。」


「ズズ へぇ~英雄とはいえ新任なのに助手が付いてるんスか?」


「うん 夜色の長い髪の綺麗な女性だったよ。まるでクルトの女神みたい。」


 ブフー!! それ女神様! 闇の大精霊にしてブリタニアとガリアの女神様その人ッス!!


「ちょ! どうしたのマリアちゃん?」


「ケホッケホ 大丈夫っす ちょっと気管に入っただけっす。」


 ダメだこいつ等。早くなんとかしないと。


 しかし女神と呼ばれるほど、大精霊の霊格を超えているクルトの女神を常時受肉できる魔力量を持っている人が私以外にもいるとは・・・・・・是れはやはり直接戦闘は避けて情報収集に徹するべきッスね。


 それと認識阻害のスキルも有してます。 全くどこぞの5番隊隊長みたいな能力っすね。同じ死神だし、しかも朝の「さよなら16号事件」の時、気配を全く感じれなかったっス。


 あれ?これ私詰んでないっすか?


 イヤイヤまだ手はあるはずっス 彼を知り己を知れば百戦殆からずって孫子も言ってるっす。明日から渡辺氏を調べないと!


マリアSIDE END



ルーですが職場ではあの態度ですが二人きりの時、自由の槍(元悪魔の巣のメンバー)のメンバーの前では初登場時の話し方です。

教職、寮長に選ばれ、彼女も色々緊張しています。


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