出歯亀
10万アクセス突破! 多分
頑張ります。
感想にでた悪魔使い登場です!
「あれでよかったのですか?」
夜の闇で増幅した闇魔法の【影転移】の長距離転移で黄泉の入口の神殿に到着して、終始頬を膨らませたナミが漸く怒りが収まったのか、口を開いた。
「腹が減っては戦は出来ない武器がなければ尚更だ。それにここで帝国を潰したら西の王様連中が嬉々として攻めてくるからな、この三竦みの状態を維持したほうがいいし、俺たちを観測してる奴がどれだけ戦争に持ってこさせようと、ことごとく戦争の目を潰してやる。」
そう、あれから武器庫と食料庫に転移して中身をそっくりそのまま奪って帰ったのだ。
当然、警報装置や見張りが居たが、本国の宝物庫やダンジョンに比べたらそんなもん俺の前では無意味だな。
「次はどこがせめて来ると思います? やっぱり悪魔使いでしょうか?」
「だな。今、西で唯一動かせれる戦力だし天然ハーレム野郎も海賊(笑)も今は忙しいからな。だが彼女は正面切ってかかってこない。今回のことで俺たちの戦闘能力の高さを知らしめたし、俺たちはしばらく定職で食いついで、人形師の端末狩りと魔物の駆除、ダンジョンを虱つぶしに攻略しながら時を待てばいい。」
この戦乱を停滞状態にしていれば、絶対に其れを打ち破る為に何らかの形で介入してくるはずだ。
「時間与えたら不味いのでは?帝国と戦うために情報操作して、西の戦力を分散させたのに。」
「無粋な横槍を入れられたくなかったから分散させたんだよ。 まぁ見てな?高見の見物決め込む召喚者をこの舞台に引きずり出してやるから。」
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「無理無理、ずぇーったい無理!ホント o(゜Д゜)っ モムーリ! 」
東帝国の砦でアキラが起こした一部始終を使い魔を通して覗いていたマリア、もちろん情事も最初から最後まで覗いており、初なマリアは沸騰するように赤面し鼻血を垂らしで口と又からヨダレを垂らして食い入るように見ていたがあれと戦うと思うと急に血が引いたのである。
黒ローブにセーラー服の少女が地面を転げまわって悶える。
『お主 この前かなり意気込んでなかったかの?』
マリアが身につけてる耳飾りからブリタニアの国家元首のエリザベスが念話で
国家元首のエリザベス女王がダダを捏ねる親友の態度の急変に少々驚く。
「スミマセン もあれと戦うとかマジ勘弁してください。 戦乙女を自分の女にする相手っすよ~犯される~ ベスちゃんは私の純潔が奪われてもいいんですか?」
『嫌なら代わってくれんかの?あの男なら妾は喜んで股を開くぞ?』 」
「駄目~~~!! ベスちゃんには早いってか! 女王様でしょ! なんてこと言うの!!」
マリアもエリザベスとは一年近い付き合いだが、彼女のこの女王らしくないつかみどころのない性格には難儀してた。
『あっはっは冗談じゃ 暫くは監視と調査して情報収集じゃ、危険な真似はさせんよ。』
「べスちゃ~ん」
『お主があの男のもとへ潜入してもらうがの。』
「ベスちゃん!?」
上げて落とされ消沈するマリア。その様子を念話越しに知ってカカカと笑うエリザベス。
『まぁ助手も付けるし、その辺のことは帰ってからかの? 其れに我らが監視ししていたのに気づいてあの話をしたんじゃろう?ソレが証拠に戦女神をだいてる時我らに見せつけるように抱いとったじゃろ?』
ウッと さっきの情事を思い出して鼻を抑えるマリア。
絶世の美女が乱れる姿と目つきが怖いがまぁ整った顔の男との情事は絵になる光景でしばらくあれだけでご飯三杯はいける。 更に自分がその中に混じる姿も妄想してしまう。
『いや そこじゃないんじゃが(汗) 兎に角情報をまとめるにしても潜入にしても準備が必要じゃ戻ってきて良いぞ。』
「ッハ!? ハイ! 今帰りマーっす。」
そういうや否や彼女はペットの悪魔竜を召喚し、月夜に舞い上がりブリタニアの空へと帰っていった。
しばらくして、七英雄アキラの実力と帝国撃退と七英雄の敗北が世界中に知れ渡った。




