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異世界攻略のススメ  作者: 渡久地 耕助
ヴァルキュリア帝国

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147/238

また決闘?

予約投稿!


復活!

お待たせしました!!

2014/10/10 加筆修正

 アキラside

 

「決闘ですわ!」

 

 エレノアに宮殿内の広大な中庭に連れられ俺は彼女と対峙していた。

 

 何故?

  中庭に連れられたのか図書館で表にでろと言われた時から疑問に思っていた。

 ここに連れてきた理由は決闘の為らしい。

 では決闘する理由は?

 Why?

 

 ああ、本来なら昨日までバカンスで羽を休めた後、ナミと一緒に外遊&遺跡巡りを予定してた筈。

 なついさっきまでは佐藤と一緒に図書館で召喚獣、英雄の文献を調べていたのに……

 

 休暇先では刺客に襲われ

 図書館では彼女に邪魔されただけでなく、決闘まで申し込まれた。

 俺が何をした?

 

「別に構わないど……もしかして決闘の理由って後ろの娘が関係してる?」

 

 エレノアの後ろにチョコチョコ着いていたアニが気になったので一応尋ねてみる。

 

「勿論です!あなたの毒牙から彼女を守るため、我が神秘と魔導の秘奥を持って貴方を討滅します。」

 

 

 どうやらまた、アニ絡みで俺は決闘を申し込まれたらしい。

 この前もガコライにアニ絡みで決闘騒ぎを起こしたばかりなのに……

 あの後、俺はアニを友人として好きではあるが、恋人として好きなわけでは無い。

 つまりライクであってラブでは無いと表明したのだが、帝国ではそれは広まっていないらしい。

 

「俺はアニの事は友人としては好きだけど彼女に手をだした覚えも無いし、出す気もないんだが。」

 

 一応、女色の可能性も考慮して誤解を解こうと試みる。

 新手の百合属性持ちかもしれない。

 

「あなたは何か勘違いなさっている様ですね。」

 

 君は現在進行形で勘違いしてそうだがな。

 

「私はアニさんの名誉を守るため、取り返すために戦うのです。

 他人の色恋に口を出す程、無粋ではありませんし、

 そんな理由であったらカグヤ様の件の時に貴方を討滅しています。」

 

 どうでもいいがさっきから討滅って連呼してるよね。

 俺は魔物か何かか?

 まあ、今は、いい。

 

 どうやらアニの為とはいっても、色恋関係ではないらしい。

 理由はなんだろう?

 俺はアニにたかられて、一時期、懐事情がヤバくなった事はあってもその逆は無い。

 

 誰か俺の為にアニに立ちはだかってくれる人はいないのだろうか?

 ガコライやケント君(ガコライの弟)は彼女を甘やかしても、あまり止めないんだぞ?

 むしろ集る標的が俺に集中した事をギルドメンバーは大いに喜んでさえいた。

 

 そういう意味ではアニとカグヤは同類だ。

 

 カグヤもアニと違った意味で俺の所によく来る。

 訓練中に乱入して兵士の本来の訓練がが生きるか死ぬかの実戦訓練にに変わるのは日常茶飯事だそうだ。

 そこで矛先が俺に変わった事で帝国の兵士や戦乙女のアリア将軍からは、とても感謝されている。

 

 こんなの絶対おかしいよ!

 

「まぁ君と戦うのは俺としても都合がいいから受けてたとう。

 理由も聞かないでおこう。恨みなんてそこらじゅうで買ってるしな。

 あと、決闘なんて言うんだからルールとか取り決めがあるんだろ?

 勝者は何を得て、敗者は何を失うんだ?」

 

 因みにカグヤは俺をよく戦闘訓練とか決闘とか言って俺を連れ出すが殆ど、ルールを決めない。

 最悪の事態を避けるためにルールを設けるという考えを戦闘状態になったあの狂女は理解していないのだ。

 あの上司にしてこの部下ありみたいに問答無用とかルール無しで始まりかねない。

 

 

「? 今から戦うんですよ? 何故ルールが必要なのですか?」

 

 首を傾げて聞き返すエレノア。

 この女、マジか!? カグヤと同類かよ!!

 

 流石、天然暴走魔術師!! 

 やはりあの上司にしてこの部下だった!!

 

「あ~分かった、もういい。 じゃ、エレノアが勝ったらどうすんの?」

 

「一つだけ何でも言うことを聞く……ということでどうでしょう。 生きていたらの話ですが。」

 

 どうやらドサクサどころかストレートに俺を亡きものにする気らしい。

 というか自信に満ち溢れているな。

 俺に対して何か策がある、つまり勝機があるということか。

 

 

「じゃ、俺もそれで……」

 

 こうして強制イベント、第2回 アニを賭けての決闘が始まった。

 流石、魔女。

 男だけでは無く、女まで惑わすか。

 それも無自覚で

 

 ◆◆◆◆失火う

 

「先生~秒殺してサッサとお勉強会の続きをするッス~」

 

「負けたら悪夢を見せて殺すわよ~」

 

「ムゥ シロよ。 人間の服は窮屈なのじゃが?」

 

「ダメですよクロちゃん。マリアちゃんに恥をかかせないの!」

 

「……お腹がすいたわね。」

 

 

 外野のマリアが読書の邪魔をされたのが少し気に食わなかったのだろう。

 額に少し青筋を少し浮かべて、いつの間にかチアガールの姿になって応援している。

 

 更に周りにもマリアと契約した魔物が人間に化けて応援している。

 チアガ姿のサキュバス、褐色の肌のお姉さんの竜人と透き通るような白い肌の少女の竜人達もマリアと同じ格好で応援している。

 

 

 アニは騒動の中心の筈なのに、相変わらずマイペースである。

 ガコライの時もそうだったが、この娘は人を惑わす魔女としても素質がすごく高いんだと思う。

 それも悪気が全く無く、無自覚で彼女をめぐって争いが起きる。

 

 まぁ半分は俺が原因なとこもあるんだけど。

 

 もう、いい。

 チャッチャと終わらせる。

 

「其れでは、始めましょうか アニさんの親友(・・)・エレノア! 推して参ります。」

「応とも!アニの大親友(・・・)アキラが受けて立つ!!」

 

 

 名乗りを上げ、宣誓を言い終わるや否や、二人共、無詠唱で魔法を放つ。

 

 意表を突く。

 当然の様に俺とエレノアが連続で魔法を放ち続ける。

 

 魔力がぶつかり合い、大爆発を起、魔力と爆風が上空へと飛んでいく。

 中庭とは建物に囲まれた閉ざされた空間。

 

 重要な建物には魔力や結界で守られている。

 結界に囲まれた闘技場として機能する中庭に放たれた魔力が逃げ場を求めて上空へと逃げていく。

 

 だが、そんなことより、エレノアが無詠唱で魔法を放ったことに少なからず驚かされた。

 以前は無詠唱魔法が使えるか否かで勝敗が決まったのだが、しっかり克服したようだ。

 流石は帝国最強の魔術師。

 

「どうやら、素直に勝たせてくれないようだな。」

「日々、進歩し成長しているのがあなただけとは思わないことですね。」

 

 いいねぇ、こうでなくてはなぁ!

 

 アキラside end

 


またヒロイン人気投票でもしようかな。

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