これは午前二時から、午前三時にかけての出来事
投票よろしくお願いします。
前回のあらすじ、危険文書発覚!&仮契約フラグが立った。
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「おい!それは誰の入れ知恵だ!マリアか!カグヤか!? というかあの有名な妖精がいるのか!?」
「静かにして下さい、クレアさんが起きますよ。アキラ?」
「わ、悪い。 じゃなくて、ナミ お前はいいのか自分の恋心を暴露して!」
「ああ、ご安心をアキラさん 私たちのを発表したあと、アキラさんが誰を好きなのか・・・というランキング表も作らせましたので、因みにマリアさんもこの内容は知らないので、楽しみです♪」
誰もが見惚れる笑顔で俺に処刑宣告を言い放つクラリス。
what? 何? こいつ今何つった。
「オイ、今なんて。」
「アキラさんが誰が好きなのか?というランキング表も作らせました。」
「オイ!こんな事して何になる!」
クソ! 逃れられん!
「アキラさん。自分の言葉に責任を持ってください。この後に及んで逃がしませんよ?」
「ぐぅ!」
「さてさて、誰が出ることやら。」
「ん・・・アキラの胸の内がようやくわかるな・・・」
「先生、すみません」
カグヤが叱り、ルーがソワソワし、ノエルが真剣な顔で佇み、マリアが申し訳なさそうに謝罪する。
「さてさて、ベスト10から行きましょうか?」
因みにパラメータは各10点満点のパラメータ5種類に分かれてまして、それぞれが“友愛”“親愛”“恋愛”“愛情”“色欲”を表しています。
数値はニュアンス的に……そうですね、0=無関心、1~3=嫌いじゃない、4~6=普通に好き、7~9=かなり好き、10=大好き、といった感じだそうです。
“友愛”は友人として、“親愛”は親兄弟……要するに家族として、“恋愛”は恋人として、“愛情”はどのぐらい愛しているか、“色欲”・・・・・・は、言葉にしなくてもわかるでしょう。
合計値ですが、一番合計値が高ければ一番愛されているというわけではありませんので・・・因みに参考例としてこの人物を出しました。」
友 親 恋 愛 色 計
ティファニア 4 5 3 2 6 20
ミケラン 4 4 3 3 2 16
ガコライ 8 6 0 2 0 16
アキラ
「おい、なんでガコライが数に入っている? 俺にその気は無いってさんざ言ったろ!」
クラリス
「おかしいですね? あの親密度からの男色疑惑も出ていましたのに恋愛、色欲が0ですよ?親友というだけあって友愛の値は高いのですが・・・」
ナミ
「やはり、昼間にマリアが見せた薄い本はゴシップに過ぎなかったですね。
あの内容どうりなら軽く合計値は40は超える筈ですし、アキラの傍にいてその手の気配は感じませんでした。」
アリシア
「ミケランさんとはあまり接点が無い為か、数値は低めですね。」
ノエル
「ん? ティファに対して、色欲が高いな? アキラ、やはり巨乳が好きか?」
カグヤ
「あ~あの爆乳のエルフっ娘ですか? アキラさんのエッチ♪ボイン大好きなんですね?」
ルー
「男って奴は、いつの時代も・・・」
テレサ
「アキラ様! 私、巨乳に変身できます!」
アキラ
「・・・いっそ殺せ」
マリア
「すまんこってす」
クレア
「す~、す~」
なんて酷い能力だ・・・真逆、自分がこの禁書の餌食にされる日が来ようとは・・・
クラリス
「では、本番と行きましょうか?」
ナミ
「先ずは10位から行くべきです!」
カグヤ
「10位? 一気にベスト5から始めたほうがいいのでは?」
ルー
「いや、浮気とは言わんが、アキラの嗜好を知るいい機会だ。この際、徹底的に洗うべきだ。」
そう言って、スクロールをめくり、読み進めていく。
10位 クレア
友 親 恋 愛 色 計
クレア 6 9 2 5 2 24
おおぉぉ と感嘆の声が上がる。
その声に軽蔑の色はふくまれてないようだ。
ナミ
「これは親愛どが高い事から、妹、妹弟子としての好意ですね。」
リン
「恋愛、色欲が2と低いですけど、今回の事で意識しだしたのですか?」
当の本人はまだ、スヤスヤと眠っているのが救いだ・・・
キスまでしてこれでは報われんか?
まぁ アレは親愛のキス、雛鳥への口移しの画像に脳内変換したからな。
クラリス
「では、次行きましょう、次!」
9位 テレサ
友 親 恋 愛 色 計
テレサ 5 5 4 4 7 25
カグヤ
「・・・・・・アキラさん? 色欲が7ってどういうことですか?」
テレサ
「順位は不満じゃが、最近住み着いたばかりだしの~ こればっかりは仕方あるまい。それにアキラ様の好みの容姿、年齢に変身できるから、アキラ様の要求に答えれるし、夜伽には自身があるのじゃ♡」
ノエル
「ん・・・付き合いが短いが、時間をかければ上位に食い込みそうだな。」
ルー
「カグヤよ、そういう突っ込みは白黒つけ終わったあとにしようではないか。」
ナミ
「・・・後で、お話があります。」
恋愛フラグと死亡フラグが、ドンドン建っていくな。
ナミ
「次は・・・あ、同率の方が三人いますね?」
6位 クラリス、リン、ノエル
友 親 恋 愛 色 計
クラリス 6 8 5 7 4 30
リン 7 6 6 6 5 30
ノエル 7 5 7 5 6 30
ノエル
「ん♪ 結構合計値も高いな♪」
リン
「アキラさん、 私のこと意識していてくれたんですね?」
クラリス
「数値の高さに文句は、ありませんが・・・この部屋に残っているのはあと4人・・・そして、ランキングに残っているのは5人・・・数が会いませんね?」
アリシア
「ア、アキラ・・・真逆、私を?」
知らん!深層意識の事を問い詰められても、俺には答えれんぞ!
5位 アリシア
友 親 恋 愛 色 計
アリシア 7 8 5 7 6 33
クラリス&リン
「「アリシア?」」
アリシア
「せ、先生 いえ! アキラは私の事が好きなんです! そうなんですよね!?私いつまでもお待ちしてます! いえ、今日からでも早速・・・・・・」
ノエル
「ん・・・師弟愛で友愛、親愛が高かったんじゃないか? それにアキラも昼間、衆目の前で悶絶するまでキスをしたのも色欲の高さが伺えるな?」
ナミ
「待ってください 未だ、4人いるんですよ? 私たち以外に強力なライバルがいるはずです!」
カグヤ
「面白いですね? 此処にきて、恋敵が参戦ですか・・・」
四位 アニ
友 親 恋 愛 色 計
アニ 10 8 6 6 4 34
ナミ
「なんだ、アニさんですか・・・」
カグヤ
「・・・・・・ガコライさんより友情度高いですよ?」
ルー
「大親友か、世話のかかる娘、妹として好きといった感じだな。」
彼女なら、恋敵にならない・・・そういった安心感から安堵する三人。
クラリス
「・・・では続き行きましょうか?」
3位 ルー
友 親 恋 愛 色 計
ルー 8 9 8 9 8 42
ルー
「アキラー♡ この愛い奴め! 愛い奴め!」
ルーがキャラ崩壊して、デレ始め、俺に抱きつく。
すべての数値が、かなり好き、を表す、8以上の数値にルーが人目もはばからず喜ぶ。
4位以下を大きく引き離しての高得点に大満足の様だ。
そして、周りの目に気づき急いで離れる。
ルー
「ご、ゴホン! ア、アキラ?これ、私の部屋の鍵だから何時でも来ていいぞ?」
ツンで振舞っているようだが、未だ、デレが抜けきっていない。
相当嬉しいようだ。
ナミ
「どうやら、昼間と同じように貴女と私の一騎打ちみたいですね?」
カグヤ
「同時に発表しましょうか? それで白黒つけましょう。」
1位 ナミ
2位 カグヤ
友 親 恋 愛 色 計
ナミ 6 10 9 10 10 45
カグヤ 7 8 10 9 10 44
「勝ち━━━━!!」
「く、ですけど、恋愛、愛情、色欲は互角です!同棲というアドバンテージさえあれば!私が」
「負け惜しみですか?」
「~~~~~~~~!!」
さて、色に狂った祭りは、まだ始まったばかり、俺の心を暴露された傷は深く・・・こうなりゃヤケだと暴走しかねん俺。
人間関係がこれからどうなることやら・・・
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