これは午後九時から、午後十時にかけての出来事
アルファポリス 投票ありがとうございます。
これからも頑張ります!
更新ラッシュで行きます! ついて来れるか!
前回のあらすじ、会議の意味無くね?
21:00:02
21:00:03
21:00:04
はい、倫理的、道徳的、立場的に肉体的関係を持つとヤバイお方が勢ぞろいしてやがります。
俺は現在、召喚者(異世界人を召喚した黒幕)を探し出してぶん殴るのは確定として、帰るか残るか揺れ動いている状態にある。
悲しいことに元いた世界に帰っても、家族はいても恋人はいません。
だったらここで据え膳だされた以上、食べるのが男ってもんじゃ~とはいかん。
ハーレム宣言はした。
前言撤回する気も無いし、あれが俺の本心なのは確かだ。
だがな?
「オイ!こんな真似が許されると思ってんのか! 俺を絞り尽くす気か!!」
「大丈夫です。 魔改造で精力増強でもしていてください、晩御飯も性の付く物にしましょう。」
「ナミ!? お前はこの事態に関してなにか思うことはないのか!」
「アキラ? ここだけの話、自分の彼氏、夫がモテるのは彼女、妻にとって嬉しくも誇らしくもあるんですよ?」
「この前まで、俺をリッチにしようとしたり、監禁しようとしてませんでした!?」
「ナンノコトデスカ?」
ダメだ、手遅れだ。
「テレサ! 君もこんな真似は・・・」
「あ~♡ 今宵が満月で良かったのじゃ~これで勝つる!」
満月は発情期か何か? 完全にあっちの世界に行っていやがる!
「ノエル! 付き合い長いよな! いきなりこんな事に・・・何ですかその潤んだ瞳は?」
「ん・・・・・・アキラ、私の事、嫌いなのか?」
「き、嫌いじゃ無い!嫌いじゃ無いけど、いきなりいろいろステップ飛ばしすぎやしませんか!?」
「大丈夫、これから愛を育んでいけばいい♡」
ノエルもやる気、満々!?
他にも篭絡しやすいのは!
「クレアちゃん!? 君にはまだ早い、お父さんが悲しむぞ!もっと大人になってから・・・」
「私を今晩、大人の女にして下さい! もう我慢できません!」
ダメだ、目がマジだ!
「クレアちゃんまだ、ダメだぞ?アキラにはしっかり精の着くものを食べてもらわんと?それに疲れや、汗もながさないといけませんし、体も清めないとな?」
「おいコラ、そこのエセ女神! 自分とこの信徒に何を吹き込んでる! 止めんか!」
「誰がエセだ! 大体、アキラにも責任がある。潔く搾り取られろ! その為に、料理、風呂で下ごしらえをしてやる。覚悟を決めろ!」
本当に女神かこいつは!? 名前通り、悪魔だろ!
「クラリス? 君はこんなんで満足か? 王女だろ!」
「私、アキラさんと添い遂げれるなら、降嫁の覚悟を持ってこの場にきました。大丈夫です エリザベス女王からもらった【薄い本】【色本】で知識は万全、アキラさんの教え通り、予習は完璧です!」
くぅ、マリアと隣国の女王め~ イラン知識を教えやがって!
「リン、アリシア!自分とこの王女の貞操の危機だぞ! 止めないか!」
「妹達のためにも、私が先鋒を務めます。前戯は任せなさい。」
「ひ、姫様の貞操を守るためにも私がこの身を犠牲にして・・・ああでも接吻であそこまで逝ってしまては私、私、壊れてしまう~♡」
だめだ、この二人、公私混同ってレベルじゃない!
「カグヤ・・・・・・君は?」
もう、答えは想像つくが敢えて訊く。
「大丈夫です。 痛くしませんから♡」
こうなったら独身貴族と田中の救出を待つしかない!
それか自力でこの封印と拘束をとかないと・・・・・・
脱出できなければ、俺に待ち受けるのは、無限地獄にほかならない。
もう俺には彼女達が、生贄である俺を見て、笑い、儀式を始めるサバトの魔女にしか見えんな。
■ □ ■ □ ■
ギルドは、今日は貸切、締切でギルド内は男立ち入り禁止の厳戒態勢が敷かれ、屈強な近衛兵達、ガリア兵達が周りを固めている上、外、内からも結界を張られている。
ナミは神殿から強大回転ベッド(ハイ、俺の自作です。)を転移で持ち出し、他のみんなは料理やギルド内の大浴場の準備を行っている。
そして俺の見張りには最低二人が監視がついている。
現状把握という現実逃避を行っているあいだに、風呂、料理の支度が終わったらしく、移動できない俺のために会議室に次々、料理が運ばれる。
遅い夕食だが、メニューがドラゴンの生き血、すっぽんの生き血の赤ワイン割、マンドレイク、鰻?のような魚介類、高級肉、ニンニクをあしらったものなど、精やスタミナがつく料理だったのは言うまでもない。
だけどな? 俺の両手が後ろ手に縛られててこのままだと自分で食えないんだが?
「はい、アキラあ~ん♪」
「やっぱり、そう来るか あむ!」
朝食の時同様に、全員が代わる代わる、俺にスプーンやフォークで俺に一口ずつ食べさせる。
みんな楽しそうだね~
でもソロソロ、水が欲しいんだが?
「ん・・・・・・アキラもソロソロ喉が渇くだろう、今、飲み物をだすからな。」
おお、ノエル気づいてくれたか。
流石似たもの通しだ! よくわかってらっしゃる。
そう言ってワイングラスを俺のところまで持ってきたノエルだったが、ふと立ち止まり、思案したかと思ったら、いきなりワインを飲みだした。
「おい、何だそれは?意地悪か なあ フムグ!?」
「んむ、むちゅ、コク、コク♡」
「「「「ア━━━━!!」」」」
口移しである、竜の生き血割の赤ワインがノエルのキスを通して俺に流れ込む。
喉が渇いていた事と、不意打ちだった事、封印状態などいろいろな要素の上、しっかり両手で俺の頭を固定して、舌を口内に這わす。
俺は抵抗できず、コク、コクッとワインを口移しで飲み干す。
「美味しかった?」
褐色の肌に赤味が指し、トロンとした瞳で俺を妖艶に見つめるノエル。
此の儘では、俺の理性がまずいことになるな。
そして、ここから先、俺が口にした料理が全て口移しに変わったことは言うまでも無いだろう。
21:58:02
21:58:03
21:58:04
投票よろしくお願いします。




