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高齢者施設を<現代の姥捨て山>として利用してるってのが明らかに感じられる<子供>もいるって、実際に施設の職員として働いてる人の実感だったりもするってね。昔話で語られる<姥捨て山>にしたって、美談として

高齢者施設を、


<現代の姥捨て山>


として利用してるってのが明らかに感じられる<子供>もいるって、実際に施設の職員として働いてる人の実感だったりもするってね。


昔話で語られる<姥捨て山>にしたって、美談として扱われるものについては、本当にそうするしかなくて親を捨てるものがほとんどみたいだけど、でも、そうやって語られない事例の中には、<闇>も少なくないんじゃないかな。


『それこそ喜んで親を捨てていった』


なんて事例もあるんじゃないかな。そういう事例は、何でそんなことになったんだろうね。


生んでくれたとか育ててくれたとかそういうのを抜きにしても、それなりの時間を一緒に暮らしてきたらいくらかでも情が移ったりするもんじゃないの?


たとえただの顔見知りにすぎない相手であっても、死ぬしかないのが分かってるような場所に放り出していける?


まともな感覚の持ち主なら躊躇するよね。


少なくとも喜んで放り出して行ったりはできないと思うけど?


<苦情の決断>


ということならまだ分かるんだよ。今ほど社会保障みたいなのが整ってなかった頃には、


『共倒れを防ぐためにはそうするしかなかった』


というのもあったんだろうなとは思う。だからこそ、


『泣く泣く親を捨てて行った』


なんていう美談も成立するんだろうしさ。


でもね、本心から親を<ただの邪魔者>だと思ってる人だって現に今でもいるんだよ。


私自身がまさにそう。


子供達の手前、そこまではしないけど、逆を言えば、子供達がいなかったらたぶん、私はあの人らを捨てるよ。


これは、<イキリ>でも何でもない。マジの本心。私にとってあの人らはただの加害者だからね。


『昔のことをいつまでも根に持つな!』


って言うんなら、復讐なんか認めるのはおかしいし、犯罪者だっていつかは許されなきゃおかしいよ。


でもまあ、昔のことをいつまでも根に持って囚われ続けるのも損だっていうのは私自身も感じてるから、さすがにある程度は割り切らなきゃとも思うけどさ。


加えて、子供達に対して、


『理由さえあれば何をしてもいい』


なんてのを実践して見せるわけにもいかないし、そういう部分をちゃんと自制してる親の姿を手本として示さなきゃ子供達もそういうのを学びようがないよね。


『自分の感情ばっかりを優先してるわけにはいかない』


ってのをさ。


『言いたいことも言えない世の中なんて!』


みたいなことを口にする人は多いけど、そんなことを言う人に限って自分以外の人が言いたいこと言うのを許さない傾向がある気がするんだよね。



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