だいたいさ、今時、＜商品化されてない創作物＞なんてそれこそ無数にあるじゃん。それを見たら分かるじゃん。『創作物を商品として売り出したのは誰か？』ってことがさ。＜創作物を商品として売り出すという構図＞

だいたいさ、今時、

＜商品化されてない創作物＞

なんてそれこそ無数にあるじゃん。それを見たら分かるじゃん。

『創作物を商品として売り出したのは誰か？』

ってことがさ。

＜創作物を商品として売り出すという構図＞

そのものがよく見えるようになってるじゃん。で、

＜今時の出版社あるある＞

が、

『取り敢えず売れそうなのを青田買いして自分達はロクに育てることもせず試しに売り出してみて、ダメだったら切り捨てる』

ってやり方だよね。見る目がなかった自分達の責任には目を瞑って、作者の所為にするんだ。

さくらが務めてる出版社でもそういうのはあるみたいだよ？　

『そういう形でデビューはさせてもらえたけど、売れなかったら売れるための努力を作者と一緒にやらずに作者だけの所為にして放置する』

ってのがさ。

再度言うけど、作品そのものが読者をひきつけるものかどうかについてはあくまで作者自身に責任があるよ。でもね？　その作品が売れるかどうかを判断するのは編集側の仕事でしょうが。

えてして分かんないんだよ。作者自身には、何が売れるのか？　何がウケるのか？　ってのがさ。

だから、

＜作者が好きなものを好きなように書いた作品＞

って売れなかったりするんじゃないの？　分かってたらその通りにするし、売れるでしょ。売れて当然でしょ。

でも、そうじゃないことの方がずっと多い。

＜創作者の感性＞って、＜一般の読者＞のそれとはズレてることがほとんどみたいなんだよね。まあ、ズレてるからこそ＜創作＞なんてことをやってられるんだろうけどさ。

そもそも、自分の主観で＜創作論＞みたいなものを語り出したら、その時点でもう、

＜個人の主観に基づいたもの＞

になっちゃうよね。

で、個人の主観に基づいた創作論の通りに作品作りをしても、それを考えた人にはウケたとしても、必ずヒットするとは限らない。

だって、＜好み＞って結局は人それぞれだから。

だいたい、

『お前らの好みに合わせて作ってやったんだ。ありがたがれ！』

みたいなのが透けて見えるとそれこそ反発するじゃん。それもまた＜人間の心理＞ってもんでしょ？

＜商品を売るための宣伝＞

に力を入れれば、

『ゴリ押し』

と言われ、面白いと思った人がそれを発信すれば、

『ステマ だ！』

と言われる。

本当にやりにくい世の中になったもんだよ。

とはいえ、それを嘆いてもどうしようもないし、他人の足を引っ張ろうとするような人のことなんかいちいち気にしてても仕方ない。

私は自分なりのやり方を貫くだけだ。