『イジメは被害者の側が100%悪い』みたいな話が根本的に成立しない話をしてあげましょうか? 『イジメ加害者だったのが、立場が逆転してイジメ被害者になった』みたいな事例ってさ、どっちが悪いの? 最初は
『イジメは被害者の側が100%悪い』
みたいな話が根本的に成立しない話をしてあげましょうか?
『イジメ加害者だったのが、立場が逆転してイジメ被害者になった』
みたいな事例ってさ、どっちが悪いの? 最初は<イジメ加害者>の方が被害者だったわけで、それで『イジメは被害者の側が100%悪い』なら、イジメられたことを恨んで、機会があったからって立場をひっくり返して<イジメる側>になるなんて、随分とムシのいい話だよね?
別に珍しい話じゃないと思うけど?
『小さかった頃にイジメられてた子が成長する間に力を持った子と親しくなれたりしてそれをバックに自分をイジメてた相手を仕返しとしてイジメる』
とか、
『幼かった頃は体が小さかったのにある時期から急激に成長してすごく力も強くなってそれで仕返しとしてイジメ返した』
みたいな話って、まあまああることだよね?
『イジメてたのを仕返しされてんのならやっぱイジメられる方が悪いじゃん!』
って? あのねえ、一部分だけを切り取って自分に都合よく解釈しなさんな。その前段階として、
『イジメ加害者になった側がかつてはイジメ被害者だった』
っていう事実があんの。『イジメは被害者の側が100%悪い』なら、なんで<仕返し>なんかできんのさ? 仕返しする権利なんかないでしょ。『悪い』んだから。
で、こう言うと今度は、
『イジメを跳ね返せないのが悪いって言ってるだけだ!』
とか言ったりすんでしょ?
あのさあ、それは、
『イジメを跳ね返せないのが問題』
なだけであって、『イジメは被害者の側が100%悪い』とはまったく別の話でしょうが。だって、
<イジメられてきたけどきっかけがあって立場を逆転させられた事例>
にはあてはまらないしね。
だいたい、そうやって『立場を逆転できた』のだって、別に本人だけの力じゃなかったりするでしょ?
『誰かが味方してくれたことで力関係が逆転した』
だけだったりするんじゃないの?
そう考えたら、イジメってのは被害者と加害者なんてたまたまその時点ではそういう関係性だったってだけで、状況次第でどっちにも転ぶってもんでしょ? それで『イジメは被害者の側が100%悪い』だとか、あんまりにも適用できる範囲が狭すぎて一般論なんかにはなりようがないと思うけど?
それをさも一般論であるかのように喧伝するとか、恥ずかしいったらありゃしない。
浅ましいったらありゃしない。
結局、
<加害者が自分を正当化するために口にする戯言>
程度の意味しかないでしょ。




