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つくづく、『自分の好みに合わないもの都合の悪いものを貶めることで自分の好みに合うもの都合のいいものに価値があるように見せかけようとする』なんてことをせずにいられないというのはどういう心理なんだろうね?

つくづく、


『自分の好みに合わないもの都合の悪いものを貶めることで自分の好みに合うもの都合のいいものに価値があるように見せかけようとする』


なんてことをせずにいられないというのはどういう心理なんだろうね?


どういう心理状態なんだろうね。


そんなに自分の価値観に自信がないの? 他を貶めることでしか自分の<好み>に価値があると思えないの?


私は親として本当に疑問なんだよ。私の子供達やさくらの子供達はそんな事をしなくても自分の好きなものについて胸を張って『好きだ』と口にできるよ?


私の息子は<生き物>に興味があって、特に<昆虫>をはじめとした<虫>については一言あるタイプなんだよね。


これはダンナの親戚の影響がモロに出ちゃったんだと思う。その<ダンナの親戚>は、私が息子と上の娘を妊娠して出産した時の担当医師で、生物学者でもあるんだよ。


だけどさ、虫って嫌いな人はすごく嫌うじゃん? 『虫が好き』とか言ったらそれこそ本当にとんでもない異常者を見るような目を向ける人もいるじゃん。だけど息子は平然としてるんだよね。相手の好きなものを貶すことで自分の好きなものの価値を上げようとしたりはしない。


そして上の娘は、そんな息子の<好きなもの>について、


「理解できない」


とは言いながらも、別にバカにしたりはしないんだ。


そんな上の娘の好きなものは、<アクセサリー類>。それも、<中学生や高校生じゃ決して手が届かない高級品>ってわけじゃなくて、それこそ数百円で買えるようなものでも、自分の感性に刺さればその価値を認めるんだ。


で、自分が運営するホームページで紹介したりするんだけど、これまた、


『そんな安物www』


的にバカにするみたいなコメントをつけてくる人もいる。だけど上の娘は、


「誰が何と言おうと私がいいと思ったものなんだから私にとってはいいんだよ」


と、歯牙にもかけない。


もちろんそんなコメントつけられて気分はいいわけないけど、自分の好みに合わない人の好みを貶したところで自分の価値が上がるわけじゃないというのを分かってくれてるんだよ。


そして下の娘は自分の交友関係について他の人からあれこれ言われたって気にしない。彼女にとって友達だと感じた相手は友達だし、大切な存在になるんだ。


それでいいじゃん。『自分は自分』『自分以外は自分以外』。それ以上でもそれ以下でもない。私は子供達に対してそう示してきたんだ。実践してきたんだ。だから子供達も私の真似をしてる。


なにより私にとっては世界中の人間と天秤にかけるまでもなく<私の大切な人達>が大切なんだよ。


<どっかの誰かが勝手に決めた価値>なんて知るか。



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