ところでさ、また話は変わるけど、『漫画やアニメやゲームが犯罪を誘発するわけじゃない』ってのを主張したいのなら、<復讐>とかを、漫画やアニメやゲームを引用して正当化するのはやめた方がいいよ? だってそれ
ところでさ、また話は変わるけど、
『漫画やアニメやゲームが犯罪を誘発するわけじゃない』
ってのを主張したいのなら、<復讐>とかを、漫画やアニメやゲームを引用して正当化するのはやめた方がいいよ? だってそれれっきとした犯罪だから。
漫画やアニメやゲームを引用して犯罪を正当化しようっていうのなら、それはもう紛れもなく、『漫画やアニメやゲームに影響されてる』ってことだからね?
私はそれが嫌だから、犯罪を正当化することに利用したくなんだよ。創作をさ。
もちろん、私だって自分の作品の中で不法行為を描写することはある。だけどそれは原則として、
<不法なこと>
<犯罪行為>
として描くことを心掛けてるんだ。それが作中で<正当なこと>として扱われる場合には、
<そもそもの社会背景として認められてる世界>
であることを前提にしてる。だからそういう意味でも<異世界>だったりするんだよ。こちらの世界とはまったく別の法体系や社会規範で成り立ってる世界だからこそ成立してるものなんだ。いくらこちらの世界に準じた世界であってもね。
まあ、<人外の化生>や<超常の能力>みたいなのが存在する世界だったらもうその時点で、
<この世界とは別の世界>
だけどさ。この世界にはそんな<人外の化生>なんかいないでしょ? <超常の能力>なんてないでしょ? そんなのがいる、そんなのがある、なんて世界がこの世界と同じもののはずないじゃん。人外の存在があり超常の能力がある世界がこの世界とまったく同じ成り立ちを持ってるわけないじゃん。そんな世界の<常識>がこちらの世界にそのまま当てはまるわけないじゃん。
もういいい加減にそれをわきまえようよ。じゃなきゃ、
『たとえフィクションであっても、ゾーニングが設定されてても、不法なことは描写しちゃダメ』
なんてことにもなりかねないよ? 私はそれは嫌だなあ。
犯罪だろうが性的搾取だろうが人権侵害だろうが、それが作劇上必要なものであるなら描写できてこその<創作>でしょうが。創作には<被害者>はいないんだよ。いないからこそ創作なんだ。その中でどんなに酷いことが行われてても実際の<被害者>は存在しない。<被害>も<損害>もない。創作であるということそのものが<救い>なんだよ。創作というのは本来、そういうものであるべきだと私は思ってる。
だからさ、自分の好みに合わない作品だからって貶すのはやめたらどうなの?
『自分の気に知らない作品だから貶してもいい』
なんてことをしてたら、今、<ノイジーマイノリティ>みたいなのが問題になってるんでしょうが。
自分達がそういう人らの行いにお墨付きを与えてきたんだよ。




