相手に、自分の言ってることに耳を傾けてもらいたいと思うなら一にも二にもまず信頼されるところから始めなきゃダメでしょ。その手順をすっ飛ばして『自分の言うことを聞け!』とか、いやいや甘ったれちゃダメでしょ
相手に、自分の言ってることに耳を傾けてもらいたいと思うなら一にも二にもまず信頼されるところから始めなきゃダメでしょ。その手順をすっ飛ばして『自分の言うことを聞け!』とか、いやいや甘ったれちゃダメでしょ。
自分の普段の言動が相手から見て信頼に値するものかどうか、まずそこから考えなきゃダメでしょ。
それともなに? 私のことをそのまま信頼できるって言うの? 私は別にオカルト的なことを語ってるわけじゃないよ? 私の言ってることはそれこそ本当にただ単に、
『相手を人間と見做して敬って気遣って慮って、自分は相手から信頼されるような人間であることが大切だ』
って結論に帰結しちゃう話しかしてないからね? そのことをいろんな視点から観点から論点から語ろうってアプローチしてるだけだからね?
『自分も人間、相手も人間、その当たり前の事実と向き合えるようになるのが大事だよね』
って言ってるだけでしかないよ?
本当にその当たり前のことが言いたいだけなんだよ。だけどそんな私を、
『おかしなことを言ってる奴がいる』
みたいに考えて、信頼なんかするつもりないんでしょ? 私の言ってることに耳を傾けるつもりなんてないんでしょ? だからそれがまさに、
『信頼もできないような相手の言葉なんて聞きたいとも思えない』
っていう何よりの証拠でしょうが。『口で言っても分からない』んじやないよ。話を聞いてもらえるだけの信頼関係がないってだけのこと。
『話を聞いてもらいたいのならまず信頼関係を築かなきゃね』
というだけのこと。たとえそれが自分自身の子供であってもね。
子供だから、警察官だから、後輩だから、若手だから、弟子だから、
『自分に歯向かってこない歯向かってこれるはずがない』
横柄に振る舞って、声を荒げて、怒鳴り散らして、それで相手から信頼されると思ってるのなら、そんな人が信頼されると思ってるのなら、人間というものを全く理解してないし、世の中というものを舐めすぎだよ。
<舐めくさったガキ>
を云々する前に、
<世の中を舐めくさったいい歳した大人>
である自分自身を恥じるべきだと思うけどね。
で、ここでも私自身が<世の中を舐めくさったいい歳した大人>な一面があるのは自覚してるから子供達に対して偉そうにはできないないって言ってんの。そして、偉そうにしなくたって、自分も相手も同じく人間だということをわきまえていれば話だって聞いてもらえるってのを実践してるだけ。
私は、子供達には尊敬されてないと思うけど、少なくとも話に耳を傾けてもらえる程度には信頼されてると思うよ。




