『殴られてこそ分かることもある』『殴られたからこそ気付けたことがあった』『自分は殴られたことに感謝してる』ってさあ、要するに自分が大人になって『自分より弱い相手にイキがりたい』から、そんなこと言ってる
『殴られてこそ分かることもある』
『殴られたからこそ気付けたことがあった』
『自分は殴られたことに感謝してる』
ってさあ、要するに自分が大人になって、
『自分より弱い相手にイキがりたい』
から、そんなこと言ってるだけでしょ? 自分が、
<弱い相手に対してイキがれる立場>
になれたことを活かしたいからそんなことを言ってるだけでしょ?
『舐めたガキはぶん殴らなきゃ分からない』
ってその言い方がもう、これ以上ない証拠だよ。<舐めたガキ>なんてまだ大した悪さもしてないような<子供>を殴ろうとか言ってるクセに、世の中で実際に誰かに危害を加えてる<力の強い相手>に対しては何もしないんだよね? 本当ならそういう、
<現在進行形で、強い力で他者を虐げ傷付けている輩>
こそをどうにかするべきなのに、そういうのに対しては何もできないんだよね? じゃあやっぱり、自分より弱い相手にイキがりたいだけってことじゃん。
『親がちゃんと躾けられないガキは教師が代わりに躾けなきゃダメ』
とか言ってるのも、はあ? <親>であるからこそ言わせてもらいますけど、
『親の手抜きややらかしの尻拭いを教師にやらせようとか、ただの不公平ってだけじゃん』
としか思わないんですけど? ちゃんと自分で自分の子供を育ててる親からしたら、親としてするべきことを怠けて手抜きしてても学校で教師が代わりにやってくれるなんて、ふざけてるよね。
学校の教師の仕事は、
<保護者の尻拭い>
じゃないんだよ?
もちろんこれは、子供自身に何らかの<特徴>があって、保護者だけじゃ対応できない場合にはまた別だけどさ。そういう事例に必要なのは<躾>とかじゃないからね。『保護者が怠けてる』云々の話でもないし。
と言うか、そういう場合に、理解の浅い教師ほど、
『躾けなきゃいけないと思い込む』
って罠に嵌るだろうから、なおさら『余計なことをしない』っていう対応が必要なんだって。そう。
『正確な知識がないなら余計なことをしない』
のが大事なんだそうだ。余計な干渉をしようとすると思いがけない反応を引き出しちゃって事故になったりするから。
教師はあくまで『生徒に学習のためのカリキュラムを提供する』のが仕事なんであって、そういう個別の<特徴>についてはたいていが素人だよね? 医学的な専門知識があるわけでもない。適切な対処法を知らないのなら、それこそ命に関わるような緊急事態でもない限りは余計なことはしちゃダメでしょ。
こういう時でも、
『殴って分からせろ』
とか、何の知識もないズブの素人が余計な口を出したりするけど、どうせ責任も負わないんだからそんなのは聞く必要はないんだよ。




