これも、何度も言うことだけど、私は自分が親だからこそ親に対しては厳しくなるんだよね。だってさ、甘えすぎたりしないように自分自身に言い聞かせようと思うとそうなっちゃうんだよ。別に親を攻撃したい訳じゃない
これも、何度も言うことだけど、私は自分が親だからこそ親に対しては厳しくなるんだよね。だってさ、甘えすぎたりしないように自分自身に言い聞かせようと思うとそうなっちゃうんだよ。別に親を攻撃したい訳じゃない。
だいたい、誰かを攻撃しようなんてすると、たいていの場合はブーメランとして自分に返ってくるじゃん。
『お前が言うな』
って言われるじゃん。そうしたらもう説得力の欠片もなくなっちゃうじゃん。それどころか自分が責められる原因にもなるよね。
やっぱりそれじゃ意味がないと思うんだよ。
『たとえ自分の事を棚に上げてでも、言わなきゃいけないことがある!』
みたいに言うかもだけどさ、だけどそれで『お前が言うな!』って思われてたんじゃ、言ったこと自体が無駄になっちゃわない?
それどころか、逆に相手を意固地にさせちゃうこともあるんじゃないの?
だから、私が親に対して厳しいことを言ってるように思うかもしれないけど、これも決して親を責めたいからじゃない。私の両親に対する素直な感情とはまた別に、あくまで合理的な理由として、
『そういうことしてると結局は自分に返ってくるんじゃないの? かえって面倒なことになるんじゃないの?』
って言いたいだけ。自分のやってること、やってきたことを、一方的に棚に上げていくら偉そうにしたって逆効果になることもあるよって言いたいだけ。
親だってただの人間。子供だってただの人間。どっちもただの人間なんだから、自分が相手からどんな風に接してこられたら反発しちゃうか、どんな風に接してこられたら相手を信頼してもいいかなって思えるようになるか、それを冷静に考えてみたらいろいろ分かると思うんだよね。
怒鳴られて叩かれて言うことを聞かされて、それで嬉しいの? どんな相手からでもそんな風にされてそれで納得できんの?
荒れまくってたすっごい悪学校に熱血教師が赴任してきて、
<体罰を含む熱血指導で次々と生徒が更正していく感動の実話>
みたいなのも昔はよくあったけど、でもおかしいよね? だってその悪学校、主人公が赴任してくる前から体罰も込みで指導してたんじゃないの? だけど生徒達からは反発されてた。
なのに、
『熱血教師である主人公が赴任してきたら、生徒達が教師の言うことに耳を傾けるようになった』
んん~?
よく考えてみようよ。指導に体罰を使っているのはどっちも同じなんでしょ? なのに、主人公である熱血教師の言うことを聞いて、他の教師の言うことは聞かない。
ということは、体罰を使ってるかどうかの問題じゃないよね?
本当に冷静に考えてみようよ。客観的に考えてみようよ。同じように体罰とかを使ってても、生徒が『言うことを聞いてもいい』と思える教師と、『こいつの言うことだけは聞きたくない』と思う教師がいるのはなぜ?
その違いがどうして生まれるのか冷静に考えてみようよ。




