表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
603/1495

人間を<人間じゃない何か>だと言い張るのだって、それはれっきとした<嘘>でしょ? なのにその嘘を『事実だ!』とか重ねて言い張るのって、『嘘を嘘と認識できてない』ってことじゃん? 

改めて言うけどさ、人間を<人間じゃない何か>だと言い張るのだって、それはれっきとした<嘘>でしょ? なのにその嘘を『事実だ!』とか重ねて言い張るのって、


『嘘を嘘と認識できてない』


ってことじゃん? だったら、そうやって『自分が口にした嘘を嘘と認識できない』人の周りには、似たような傾向を持つ人が集まるのも当然じゃないの?


私は自分を<立派な人間>だなんて言うつもりはないんだよね。これは謙遜なんかじゃなくて、


『私は立派な人間だ!』


って言ったらそれは確実に嘘になるから。客観的に見て私はどう解釈したって立派な人間なんかじゃないんだよ。


でもそれでいいんだ。『私は立派な人間だ!』なんて嘘を嘘と認識できなくなる方が嫌だしさ。そして立派な人間になんかなろうとも思わない。


だって、


<赤の他人から見た立派な人間>


なんて、


<それを見てる人にとっての都合のいい何か>


ってだけだしさ。私にとってどうでいい人から私の本質じゃないところを評価されたって居心地悪いだけだよ。私は、ダンナと子供達とさくらとさくらの子供達から信頼されてればそれでいい。


あと、ダンナの親戚ね。ダンナの親戚、すっごいいい人だしさ。確実に味方にしておいた方がいいタイプなんだよ。逆に敵に回すとものすごく怖いと思う。生物学者でしかも医師でもあって、とんでもなく博識で優秀な人だし、世界中に知り合いがいる人でさ。あの人を敵に回すなんて、考えただけで背筋が凍るよ。


本人はぜんぜん怖い感じの人じゃないんだけどね。ただしいろいろ危険な地域とかも飛び回ってたりするから、とにかくその手の危ないことにも慣れてて。


実は私の作品の登場人物のモデルにもなってる。てか、敵役としても出てきてもらったりしてる。あの人をイメージして悪役作ったらこれがもう強すぎて手に負えなくなっちゃってボツになった作品もある。さくらに、


「これ、主人公が主人公として成立してないじゃないですか」


と、容赦なく指摘されたんだ。そりゃそうだよね。ラスボスが強すぎて結局のところ決着をつけずに主人公が逃げて終わったんだから。


<エンターテイメント向けの商品>


としてはこれはないよね。商業ベースじゃないただの<作品>としてならそういうのもアリだとは思うけど、<商品>としてはね。そんな不完全燃焼な肩透かしは厳しいと私だって思う。


だけど私は好きだよ。そういうのもさ。


<作品>ってのは自由でいいんだよ。だってそれは<嘘>なんだから。最初から嘘を嘘として構築してるんだから、現実とは違って、嘘であることが大事だと思う。


問題なのはその嘘を嘘と認識できないことなんじゃないの?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ