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さ~て、いつもながら<異世界もの>とはなんの関係もない話から始めたところで、またちょっと異世界もののネタに触れようかな

さ~て、いつもながら<異世界もの>とはなんの関係もない話から始めたところで、またちょっと異世界もののネタに触れようかな。


で、今回は、超ブラック企業勤めで過労死した主人公が異世界に転生して<スローライフ>をする話ってことで。


別に凝ったことを考えてるわけでもないんだ。それこそホントに、前世がつらかったから転生後に癒されたっていいんじゃないの?ってだけの話でさ。


そんなわけで主人公は異世界に転生してくるんだけど、真っ先に出逢うのが、犬だか熊だかよく分かんない生き物で。でもそれがもこもこのふわふわで可愛くてさ。見た目が幼体(こども)っぽいから幼体(こども)なのかなと思うんだけど、大きさ的にはツキノワグマくらいあって、なかなかのボリュームなんだよね。


それなのにその生き物ってば、主人公を親だと思ってしまったみたいでなんだかひどく懐いちゃって。


無下にするのも気が引けた主人公はその子に名前を付けて一緒に暮らし始めるとこの子がこれまた<有能>で。


なにしろ食べ物は見付けてくれる、他の危険な獣からは守ってくれる、ふわふわもこもこの毛皮にくるまれてるとすごくあったかいし寝心地もいいってことで、主人公もすっかりトリコに。


だけど実はその生き物、魔獣って呼ばれるものすごく危険な獣の一種だったんだよね。だからある意味、その子に懐かれるってのが、主人公に与えられた<チート能力>ってことなのかも。


ただ、その獣のことを知らない主人公は普通に懐かれてるだけだと思ってて。


そんな生活をしながら移動してると、ようやく人間の集落を見付けて。


ここまでその獣と一緒に野山で暮らしてたのも悪くなかったもののさすがに人間がいると分かると人恋しくなって、その集落に合流させてもらおうとするんだけど、そこの人達は主人公が連れてるふわふわもこもこの獣を見た途端、怯えちゃって。警戒しちゃって。なにしろその人達にとっては超絶危険な生き物の代表格みたいなものだったから。


でもその時、集落は別の危険な獣が近くに住み着いちゃって困ってたんだよね。すでに犠牲者も出てて。


すると主人公は、物は試しとその子に獣を倒すようにお願いしてみたら、余裕で撃退しちゃって。


さすがにその一回じゃ信用してもらえなかったものの、他の獣も同様に撃退するとようやく信じてもらえて。


だけどやっぱり不安もあるからってことで、集落から少し外れたところにある家を紹介されるんだよね。だけど主人公はそれでもありがたがって、その家を直して住み始めるんだ。



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