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<親ガチャ>って言葉を否定したがってる人間はさ、致命的なミスをしてるんだよ。<親ガチャ>って言葉を否定しつつ、自分達こそがその<親>を見下し蔑み貶めてるって致命的なミスをね。 私の両親をこれだけの人間

<親ガチャ>って言葉を否定したがってる人間はさ、致命的なミスをしてるんだよ。<親ガチャ>って言葉を否定しつつ、自分達こそがその<親>を見下し蔑み貶めてるって致命的なミスをね。


私の両親をこれだけの人間が罵ってるのがその証拠だよ。それこそ、<親ガチャ>って言葉を批判してたアカウントが、私の両親を、


『人間のクズ!』


だとか罵ってる。私の両親だけじゃない。何か事件を起こした人を罵りまくってるのもいるけど、その相手が<人の親>だったとしても容赦なくだからね。そう言えば、イジメ自殺が報道された時、その加害者の親の勤め先にまで悪罵メッセージを送りつけたり電凸したのもいたんじゃなかったっけ?


どうしたの? 『どんな親でも敬うべき』じゃなかったの? 


『自分の親じゃないから!!』


だって? は! それを言うなら、『親ガチャに外れた!』って言ってるのも<あなたの子供>じゃないでしょ? <親ガチャ>って言葉を否定しつつ他所様の親を攻撃して、他所様の子供も攻撃して、いったい、何がしたいの? 


ただの<憂さ晴らし>以外のなんだって言うの? 自分の胸に手を当てて考えてごらんよ!?


<憂さ晴らし>がしたくなるのは分かる。そういう気分には私だってなるし、なってきた。でもね、だからって他所様を攻撃することで晴らそうとするのはお門違いだし、私の子供達がそんなことをしようとしてたら私は情けなくって仕方ないよ。


文句があるなら私が聞く。不平不満があるなら私が聞く。ムカつくことがあるなら私が聞く。誰かを殴りたいと思うのなら私が殴られてあげる。


何しろ私には、子供達を勝手にこの世に送り出した責任があるんだからね。私とダンナが、子供達を勝手にこの世に送り出した。それは他の誰の責任でもない。私とダンナの責任なんだ。


全責任は私とダンナにあるんだよ。


ま、私がそこまでの覚悟を持てるのは、私と一緒に責任を負ってくれるダンナがいてこそだけどさ。ダンナがその責任から逃げるようだったら、私もここまで腹は括れなかったと思う。


でも、私は一緒に責任を負ってくれるダンナを選んだからね。


『そんな旦那や女房なんてどこにいるんだ!?』


って? んん? 私がこうして自分の勝手で子供達をこの世に送り出した現実と向き合うことができてるんだよ? 私程度の人間と同じことができるのが他にいたってなんの不思議もないと思うけど?


そう。


『私程度の人間にできることなら、他にできるのがいて当然』


じゃん。じゃなきゃ、私は、


<それができるこの世でただ一人の人間>


ってことになっちゃうよ? それはさすがにおかしくない?



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