私もね、<努力>はしてるつもりだよ。そのおかげで今の自分があるとも思う。でもね、私がダンナとの法律婚を諦めて<未婚の母>になったというのはどう足掻いてもまぎれもない事実で、世間はそれを色眼鏡で見るよね
私もね、<努力>はしてるつもりだよ。そのおかげで今の自分があるとも思う。でもね、私がダンナとの法律婚を諦めて<未婚の母>になったというのはどう足掻いてもまぎれもない事実で、世間はそれを色眼鏡で見るよね。
私の子供達が私を<ハズレ親>と評さなくても、世間は私を<ハズレ親>と見るよね? 法律上もちゃあんと正当な手続きを踏んできちんと体裁を整えてなければ、世間は<まともな親>とは見做さない。
でしょ? <綺麗事>抜きで言ってごらんよ?
『<未婚の母>なんて、まともな親じゃない』
ってさ。
だから夫婦別姓も認めないし、同性婚も認めようとしない。
そうだよね?
<親ガチャ>って言葉をどれほど否定したところで、世間は、
『自分達の価値観にそぐわない親は、ロクでもない親』
って、ずっと、ず~っと言ってきたじゃん。それが<親ガチャ>なんて言葉が出てきた途端に掌返して、
『どんな親でも親は親だ。それを敬い、育ててもらった恩は返せ』
なんて大合唱になるの? おかしいじゃん。自分達が散々、蔑み嘲り貶し見下してきた<ロクでもない親>を、どうして急に擁護し始めたの?
それを擁護してるのが、その<ロクでもない親>自身だからじゃないの?
自分の子供に『親ガチャ外れた』って言われたくなくて、必死になってただけじゃないの?
でもさ、体裁をちゃんと取り繕ってないってだけで<ロクでもない親>と袋叩きにされてきたのに、今さら、自分の実の子供、一人から精々数人程度に、『親ガチャ外れた』って言われるのがそんなに怖い?
それとも、
『生んでやった子供に<ハズレ親>と認定される』
のが、我慢ならないの? 自分の子供に<ハズレ親>と認定されるような振る舞いをしてきたのは、他でもない自分自身なのに?
ううん、それどころか、子供自身の承諾も得ずに勝手にこの世に送り出したのは、自分自身なのに?
勝手にこの世に送り出しておいて、『生んでやった』『育ててやった』なんて、ホントにちゃんちゃらおかしいよね。
<自分が勝手にこの世に送り出したという事実>
とさえ向き合えないで、
『努力すれば何とでもなる』
とか、本当によく言えたものだよね。いやはや、茶番茶番。
現実と向き合えてないのは自分自身だってことに気付かない限り、どこまで行っても運任せなのは変わらないと思うんだよね。
だって現実に則した対処ができないんだからさ。たまたま上手くいく対処を引き当てることを祈るしかできないじゃん。
ウイルスの正体も知らずに、やみくもにワクチンを打ってるだけみたいなものだと思うけどな。




