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いくら『漫画やアニメの実写化はやめろ!』って言ってもされる時はされるじゃん? それって、<企業の論理>が背景にあるからでしょ? 『ファンのために』なんていう建前が実際には効いてないっていう証拠かな

いずれにせよ、最近のアニメ映画とかのヒット作を観てても、


<普段はあんまりアニメとか見ない層が観るもの>


っていう印象があるんだよね。それこそ、『可愛いキャラがただわちゃわちゃ可愛い可愛いしてるだけ』っていうアニメとかを好きそうな層には受けなさそうだなっていう印象はある。


と言うか、


『アニメじゃない映画とかの文法を、アニメという表現を用いて再現してる』


ってかさ。


特に世界的に有名なアニメ監督の一連の作品群を好きって言う人って、アニメ好きからは、


『アニメ好きじゃない』


みたいに言われることも多いじゃん? まあ私は、結構好きなんだけどさ。と言うか、あの監督さんの作品って、<アニメ>というより<動く絵本>的な印象があるんだよ。私にとっては。


だからいわゆる<アニメらしいアニメ>と言うか、特に<萌え系アニメ>とは、まったく別のカテゴリーに入る感じなんだよね。


だけど、私はどっちも好きだよ。それに、いわゆる<特殊効果を用いるタイプの実写映画>よりは安心して観てられるしさ。アニメだからどんな無茶な動きだってさせられるからね。実写だとどうしても演者がいる以上は、


<人間にはできない動き>


はできないわけで、それをしようとしたら<特殊効果>を用いることになるわけだけど、そもそも演者が普通の人間だから特殊効果で物理的に有り得ない動きをしても違和感を覚えちゃうんだ。


ただ、ニチアサ系のヒーローものは、そういう違和感もなんか許せちゃうんだよね。


『こういうものだから』


って感じでさ。だけど、<大作映画>って扱いのものだと、その違和感がすごく気になってきちゃう。


無論それは私の個人的な主観だし感覚だから、『だから実写はダメだ』って言いたいわけじゃないんだよ。それを楽しめる人もいるのは当然だと思うし、実際、私は今でも<響鬼>が大好きだし。あと、<電王>と<オーズ>も好き。


でも、


『漫画やアニメの実写化はやめろ!』


的な声が多いのは、『違和感が無視できない』ってのもあるのかなって気はしてる。漫画やアニメの表現を生身の演者と特殊効果で再現するのはものすごく難しいのかなって。違和感が大変なことになるのかなって。


だけどさ、いくら『漫画やアニメの実写化はやめろ!』って言ってもされる時はされるじゃん? それって、<企業の論理>が背景にあるからでしょ? 


『ファンのために』


なんていう建前が実際には効いてないっていう証拠かな。<漫画好き・アニメ好きの層>からは見向きもされなくても、何らかの<利>がそこにあるからするんだよね? 映画の上映だけでは製作費すら回収できてなくても、その手の<目に見える利益>とは別なところに<利>があるってことでしょ?


だから『ファンのために』みたいなのはマジで建前でしかないと感じるんだよね。



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