ところでさ、『話し合いで解決』ってことになるとすぐに、『綺麗事だ!』とか言うのもいるよね? でもそれ、<話し合い>ってものを分かってないって証拠だと思うけど?
ところでさ、
『話し合いで解決』
ってことになるとすぐに、
『綺麗事だ!』
とか言うのもいるよね? でもそれ、<話し合い>ってものを分かってないって証拠だと思うけど?
だって、<話し合い>って本来、<詐術>や<詭弁>や<恫喝>や<脅迫>も含めてのものなんだよ? 戦争を終わらせるための<和平交渉>だってそれぞれ正論ばっかりをぶつけあってるだけだとでも思ってんの?
<話し合い>ってのもそもそも<綺麗事>だけで成立するもんじゃないんだよ?
仕事とかしてても分かるじゃん。<渉外>とかなんてそれこそもう『うわあ…』って思うようなことの連続でしょ?
なのになんで、<話し合い>=<綺麗事>ってことになんの? おかしいじゃん。
<手っ取り早くぶん殴って相手を黙らせりゃ勝ち>
ってやった方がカタルシス得られるから? だったらそういうジャンルのを見とけばいいじゃん。<暴力>の代わりに<詐術>や<詭弁>や<恫喝>や<脅迫>で相手を黙らせる作品があったってなにが問題なの?
『その<詐術>や<詭弁>や<恫喝>や<脅迫>に説得力がないからだ!!』
って? 暴力描写だって、
『いや、そうはならんでしょ』
なのが多いと思うけど?
『ヒョロガリがムキムキを吹っ飛ばせるとかおかしい!!』
とか言ってるのもいるじゃん。非力な人間が<詐術>や<詭弁>でその場を収めようとすることの何がおかしいの? <恫喝>や<脅迫>はそれが成立する背景がなけりゃ確かに通用しちゃおかしいかもしれないけど、<詐術>や<詭弁>なら相手がそういうのに慣れてなかったりしたら『煙に巻く』くらいのことができてもおかしくないと思うけど?
てか、それで何とかしちゃうのなら、<そういう作品>なんだよ。そういう内容でそれなりに売れてるのならそれがその作品における<正解>なの。
『暴力に訴える方がすっきりするだろ!!』
みたいな声に応えてそういうのを取り入れちゃう方が、
『非力なキャラが大切な存在を守るために<自分にできること>でなんとかしようとして口車で強大な相手を言いくるめちゃう』
ってのがそのキャラの<らしさ>であると感じてるファンを裏切ることになるんじゃないの?
とにかく、好みに合わないんなら他に自分の好みに合う作品を探せばいいじゃん。なんでその努力をしないの? 既存の作品を自分の好みに合わせて路線変更させようとすんの? それがしたいなら自分がその作品に関する法的な<権利>を得てその上で口出しするようにしたらどうなの?
そんなことをして元からいるその作品のファンがどう思うか想像できないのならね。




