『ルールに縛られない俺、カッコイー!』なんての、それこそ子供のうちに卒業しておくべきことだと思うんだけど、いい歳した大人がそれっていうのは、本当に情けないと思う
『ルールに縛られない俺、カッコイー!』
なんての、それこそ子供のうちに卒業しておくべきことだと思うんだけど、いい歳した大人がそれっていうのは、本当に情けないと思う。
『ルールや法律を守る』っていうのはね、もちろん本来は『そうしなきゃいけない』ことなんだけど、特に法律については『それを守る義務』があることなんだけど、道交法とかの<まともに守られてない法律>についても、保険に入るのと同じで、
<リスクを下げる心得>
なんだよ。守るというのは。
自分がルールや法律を無視してたら、何か万が一のことがあった時に、罪が大きくなったり余計な厄介事を抱え込むことになるから、それを回避するためっていうのもあんの。
『事故なんか起こさなきゃいいだろ』
とか言うかもだけど、だったら、事故を起こさないんだから保険だって入らなくていいんだよね? 起こすはずのない事故に備えて保険に入るのはなぜ? 万が一に備えてでしょ?
たとえ<もらい事故>だったとしても、自分の側にも違反行為があったら過失相殺されたりするじゃん。自分が違反なんかしてなけりゃ、『ルールを守らない俺、カッコイー!』とかしてなけりゃ、過失相殺の割合ももっと少なかったかもしれないのに、調子に乗った所為で責任問われるとか、バカみたいと思わない?
ましてや、信号無視して飛び出して轢かれて死んで、それで補償まで減らされるとか、どんだけ迷惑掛けるつもり? しかも、ドライバーの立場としても、信号無視して飛び出してきた歩行者を轢いて死なせた時に、自分が速度超過とか脇見運転とか飲酒運転とかしてたら、無罪になってもおかしくなかったところが有罪になったりするんだよ? 何やってんの?
歩行者としても自転車としてもバイクとしても自動車としても、『法律を守る』ってのは、『自分を守る』のと同義なんだよ。私はそれを子供達に教えてる。
『流れに乗ってる』とかなんて、リスクを考えもしない調子に乗ってる人に合わせてて、それの何が偉いの? しかも『流れに乗ってる』っていう理屈、完全に自分の違反行為を『他人の所為』にしてるよね? 他人に責任を転嫁しようとしてるよね?
『僕は流れに乗ってただけだから悪くありません!』
って被害者面するつもりだよね? 私は、自分の子供達にそんなことさせるつもりないって言ってんの。
よく言われる、
『制限速度プラス十キロくらいまでは見逃してもらえる』
なんてのは、単に<測定誤差>を考慮に入れた話でしょ?
『ルールや法律を守らない方に合わせろ』
だとか、<まともな大人>の言うことじゃないじゃん。




