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いずれにせよ、『金貰ってる以上は何言われても仕方ない』って理屈はもう時代錯誤だと私は思う。それにさ、いわゆる<伝統的なエンタメ産業>じゃさ、演者はそれこそ人間扱いされてないのがあるじゃん

いずれにせよ、


『金貰ってる以上は何言われても仕方ない』


って理屈はもう時代錯誤だと私は思う。それにさ、いわゆる<伝統的なエンタメ産業>じゃさ、演者はそれこそ人間扱いされてないのがあるじゃん。


『先輩からは何されても後輩は我慢しないといけない、そこで精神病むような奴はどうせ舞台に立てても客から好き勝手言われてどうせ潰れるからさっさと辞めた方がいい』


的な考え方はいまだに残ってるのとかさ。


う~ん、それが演者とファンだけしかいない閉じた世界だった時代ならそれも通じたのかもしれないけど、興味ない人は何も言わなかったのかもしれないけど、今はもう違うよね? <その世界でだけ通じる常識>しか知らないような人が一般常識では顰蹙を買うようなことをしてたら炎上するような時代になってるよね?


その世界のファンは庇ってくれるかもしれないけど、でも、その世界の外の人にとっては普通に非常識な行いだってことも実際にあるよね?


その世界にだけ特化した演者を作っても、その世界の外じゃ『非常識だ!』と叩かれるような演者じゃ、今度は<その世界の外の社会>に潰されるんじゃないの?


ちょっと伝わりにくいかもしれないけど、その世界に特化してその世界のファンにだけは受け入れられるような演者は、本当に<ストレスに強い人>なの? その世界のファンの人は、自分達の価値観に合ってるうちは強力に庇ってくれても、それ以外の<外の世界>では庇ってもらえなくて、その世界のファンの人よりもはるかに多くの人達から非難されたりすることってないかな?


なんか、思い当たりそうな例がいくつもありそうなんだけどな。


正直、私個人としては、自分の好みに合わない価値観に合わないコンテンツに対してあれこれ言うのは余計なお世話だとは思うんだけどさ、ただ、<フィクションの中の話>じゃなくて、実際の<生身の人間の話>ってことになってくると、


『いや、それ、フィクションの中の話じゃなくて、現実の話じゃん』


って言われるとは感じるんだよね。


フィクションの中の話については、たとえ犯罪が描写されてようとも実際に被害者が出てるわけじゃないけど、現実じゃ、実際に被害者が出てるならもちろん法律も適用されるよね。


先輩や指導者が後輩や練習生とかをイジメたりしごいたりって形で、


『ファンにどんなに厳しいことを言われてもへこたれない強い精神を養う』


みたいなこと言ってたって、その行いや振る舞いを見てるのは、もう、<その世界のファン>だけじゃないっていう現実を見なきゃいけない時代になってるんじゃないかなあ。



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