自分は、『＜そうせずにいられない事情＞に甘えて匿名の陰に隠れて他人を見下して蔑んで貶めてそれで自分自身を慰める』なんて甘ったれたことしてて他人の可能性を否定するんじゃないよ

なんて言うかさ、

『現実世界で頑張れなかった奴が異世界に転移したって頑張れるわけないだろ』

とかのたまってるのって、要するに自分のことを念頭に置いてるんだろうなって思う。

『自分は異世界に行ったって頑張れないから、他の奴にできるはずがない』

って言いたいだけなんだろうなってさ。

あのね、

『最初から頑張ってない』

のと、

『本人なりに頑張ったけど結果が伴わなかったことで挫折した』

のとは違うからね？　

後者なら、状況が根本的に変われば、

『また一から頑張ろう』

って思えるのもいるんじゃないの？　

『野球選手としては目が出なかったけど、引退して別の道に進んだら大成した』

とかいう例だってあるんじゃないの？

そういうのも見ないで、

『異世界に行ったからってニートが頑張れるわけない』

みたいに言うのって、典型的な＜思考放棄＞だよね。

『他人から見て頑張ってるように見えないから頑張ってない』

みたいなこと、自分が言われたらどうなの？　はっきり言って、ネットにこもってぐだぐだクダまいてるだけの連中なんて、私から見たら『頑張ってる』ようには見えないよ？　現実から目を背けて、

『ネットという異世界でなら自分は輝ける！』

みたいに思ってるようにしか見えないしさ。

それとも何？

『ネットだって現実の一部だ！』

って言いたいの？　だったら、匿名の陰に隠れて他人を見下して蔑んで貶めてんのはなんなの？　ネットが現実の一部だと本気で思ってんのなら、なんでそんなことができんの？

＜そうせずにいられない事情＞ってのがあるからでしょ？　ニートという便利な言葉で他人を一括りにしなきゃ何も語れないくらいに視野狭窄に陥ってるんでしょ？

なればこそ、視点を変えれば、ニートやってる人らの中にも、

『頑張ったからこそ心折れてしまった』

っていう人もいるんだろうなって想像できるんじゃないの？

『本人は頑張ったつもりだったけど、その頑張りの方向性が適切じゃなかったことで上手くいかなくて、それで心折れてしまった』

っていう人もいるんじゃないかなって考えられないの？　それを考える努力もしないの？

『頑張りの方向性が間違っていたことに後になって気付けたことで、改めて頑張れるようになった』

っていう人もいるんなじゃないかなって想像する努力もしないの？　できないの？

自分は、

『＜そうせずにいられない事情＞に甘えて匿名の陰に隠れて他人を見下して蔑んで貶めてそれで自分自身を慰める』

なんて甘ったれたことしてて他人の可能性を否定するんじゃないよ。

物事を多角的に見ることもできない、

＜物事を多角的に見るという努力＞

をしてない輩が、他人の努力や頑張りを語るんじゃないよ。

私の子供達がそんなことしてたら許さないよ。＜お説教祭り＞だよ。