世の中には、『親に勝手に結婚相手を決められた』ってことも今でもあるのかもしれない。でもそれを考えたら、結婚相手を勝手に決めてくるような親を子供が選んだわけじゃないよね
そうだよ。結婚相手は 自分で選ぶこともできる。昔は必ずしもそうじゃなかったとしても少なくとも 今はそうだよ。だとしたらやっぱり、どういう相手を選ぶかは自分の責任だろうね。
その一方で、世の中にはいまだに、『親に勝手に結婚相手を決められた』ってこともあるのかもしれない。でもそれを考えたら、結婚相手を勝手に決めてくるような親を子供が選んだわけじゃないよね。そんな親の下に子供が望んで生まれてきたわけじゃないよね。
子供にとって親がどういうものかというのを、そういう関係性が端的に表してるよね。
もし、結婚相手について選択の余地がなかったからということで『自分に責任はない』と言いたいんだったら、それこそ親を選べない子供が、親が原因で歪んだりしたことについて、子供に責任を問うのはおかしいんじゃないの?
浮気や不倫の原因を、彼氏彼女や伴侶が優しくなかったとか構ってくれなかったとかそうやって相手の所為にするなら、子供が何かやらかした原因が親にあるってという話も認めなきゃおかしいよね。
それを認めないって言うのなら、自分も誰かの所為にして自分の行いを正当化しちゃだめじゃん。浮気や不倫もそうだけど、他人を傷付けようという行いを相手の所為するとかもさ。
自分がやらかしたらそれは他人の所為で、他人がやらかしたらそれは本人だけの責任とか、やっぱおかしいでしょ。
自分の行いを改められない人は、他人を責める資格もないと思う。
『あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、この者に石を投げなさい』
みたいな言葉があるけど、それって、大昔からそのことに気付いてた人がいたってことだよね? なのにいまだに改まってない。そんなに大昔の人が気付いたことを現代に生きる人間が分かってないってどういうこと? 大昔の人が気付いたことすら理解できてない大人が子供に対して偉そうに振る舞うって、どうなの?
子供が分かってないのは当然でしょ。習ってないんだから。
なのに、それなりに人生経験を積んできてるはずの大人が分かってないってのは自慢できること?
少なくとも私は自慢できるとは思ってない。思ってないから子供達に対しても偉そうにしようとは思わない。
『子供なんだから親の言うことを聞け!』
なんて言うつもりもない。
むしろ、
『相手を敬うとはどういうことか?』
っていうのを子供達に対して実際にやって見せるだけだ。それを真似るだけで、子供達が、<相手を敬う振る舞い>ができるように。
『口で言っても分からない』
のなら、なおさら実際の行動で示すのが筋じゃん。真似してもらうだけでできるようにさ。




