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いくらバカにするのがいようとも、貶すのがいようとも、<売れる作品>を心掛けるしかないんだよ。実際に人気がある系統の作品を作るのが、<商業>としては正解なんだと思う

ところで、<異世界もの>の異世界って、基本的には<人間の世界>が定番だよね。人間が普通に生きてて暮らしていけてる。なんて言うか<こちらとはまったく異なる世界>というよりは、こっちとは別の歴史を辿ってる<平行世界の一つ>的なさ。


まあ、ヒロインとか出すためにはその方が都合がいいから作劇上のあれなんだってのは私だって分かってるんだけど、ちょっと思うことはあるんだよ。


『こっちとはそれこそ物理法則と言うか、<物質の成り立ち>からして異なる世界だったらどうなるんだろう……?』


って。


こっちの世界は今の物理法則と言うか、素粒子の成り立ちとかが今のそれだから成立してるんだよね。生物とかも。


それがもし、素粒子レベルで成り立ちが違う世界にいきなり放り出されたら、人間は、たぶん、生きてすらいられないだろうな。


って考えたりするんだ。


そっちの世界に移動した瞬間、素粒子レベルで組み変わっちゃって、人間としての形を維持できないどころか生きてすらいられないよね。


そんなことになったら物語自体が始まることもなく一瞬で終わっちゃうわけで、うん、どんなにご都合主義だろうが、最低限、


<人間が普通に生きていられる世界>


じゃないとダメだよね。


ガッチガチの<ハードSF>なら、それこそもう、


<人間が人間として存在できない世界>


について考えてみるというのもアリかもしれない。だけど私は残念ながらそこまで専門的な知識があるわけでもないから、たぶん、そういうのは書けない。そもそも、最近じゃ、


『<ハードSF>はウケない』


とも言われてるみたいだしさ。仕事として<稼げる作品>を書かなきゃいけない商業プロ作家じゃそんな冒険はし辛いよね。


もし私が挑戦しても、そもそも書けないと思うけど、書けたとしてもボツにされるのがオチだな。


だからさ、いくらバカにするのがいようとも、貶すのがいようとも、


<売れる作品>


を心掛けるしかないんだよ。実際に人気がある系統の作品を作るのが、<商業>としては正解なんだと思う。


いくら、


『今までにないものを』


とか言ったって、あんまり冒険はできない。冒険して失敗したら目も当てられないしね。


けど、素人でも気軽に無料で作品を発表できる場ができたってのは、いいよね。


『売れなくても人気なんて出なくてもいい』


って姿勢でも書けて発表できるんだからさ。


もちろんそういう作品のほとんどはただ埋もれていくだけなんだろうけど、


『意欲的で野心的な作品が存在する』


っていうだけでも、素敵なことだと私は思うんだよね。


好みに合うかどうかは別としてさ。



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