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見知らぬ世界に放り出されたロボ娘が、活動限界(約一億六千万秒)までの間にロリハーレムを築き上げつつ世界を救う?かもしれない物語

『見知らぬ世界に放り出されたロボ娘が、活動限界(約一億六千万秒)までの間にロリハーレムを築き上げつつ世界を救う?かもしれない物語』


う~む。先に思い付いた、


『約一億六千万秒を全力で駆け抜けたある英雄の記録』


と、どっちがいいかな。タイトル。


まあその辺はまたおいおい考えるとして、とにかく彼女は、ロボットとして人間を守るために戦おうとするんだよ。


でも、人間の方だって、長く<エンディガ>と戦ってきたから、被害は出しつつもそれなりに戦い方は承知してて、<バリスタ>って呼ばれる大型弩砲に車輪をつけて戦車みたいにして使ったり、小型の<エンディガ>相手にはボウガンを使ったりするんだ。


それらは順次作られてはいるんだけどどうしても戦闘で壊れたりすることもあって生産が追いつかないから、長槍と盾を装備した兵士を密集陣形に組ませて<ファランクス>って戦術も編み出してた。


特にファランクスは、<エンディガ>と近接戦闘することになるから錬度の高い勇敢な兵士を十分な数揃えないといけないんだけど、でも、それさえ確保できれば、襲い掛かる<エンディガ>を何重にも構えた盾で抑えながら何本もの長槍で連続して攻撃するということができるから、十分に戦えるんだよね。


体長十メートル程度の中型の<エンディガ>相手までなら。


ただし、体長十五メートルを超える大型の<エンディガ>相手だと、バリスタを何十も並べて遠距離から鉄製の投擲体(大砲の砲弾みたいなもの)をバカスカ撃ち込む形でないとさすがに倒すことはほぼ不可能だけど。


なのに彼女は、一人(一機?)で大型の<エンディガ>すら倒すからそりゃもう大変な<英雄>扱いで。


しかも、ものすごく物腰柔らかで丁寧(ロボットだから当然なんだけど)ってことで、男の子のみならず女の子にも大人気に。


強くてかっこいいものに男の子が惹かれるのはまあ普通だけど、年頃の女性なら<強い男>に魅力は感じても、思春期前の女の子には、兵士や戦士は、


『汚くて臭くて乱暴』


っていうイメージがどうしてもあって、あんまり人気ないんだよ。


なのに彼女は、


『美人で強くて優しい』


から。


思春期前の女の子達のハートにも刺さりまくるんだよね。


<憧れ>としてさ。


それに彼女は<女性>(ロボットだから見た目は女性でも実際には性別なんてないけど)だから、ムクツケキ男共とは一緒にしておけないってことで女性達と一緒にいることに。


すると、王族や貴族の女性達も彼女を取り囲んで大興奮。


まあそれでも年頃以上の女性達は体裁を気にして自制するんだけど、子供達は、ね。


次々と彼女と親しくなりたい女の子達が現れては、彼女の物腰にますます惹かれていくという。


こうして思いがけず<ロリハーレム>が出来上がっていくんだよね。



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