どんな親の下に生まれるかで
『親の影響なんて絶対じゃない』
とか言うんだったら、なんで子供生まないの? 『親の影響なんて絶対じゃない』のなら、貧乏したって子供の育て方が分からなくたって別に問題ないじゃん。DQNだろうとなんだろうとどんどん生んでもらったらいいじゃん。
どうしてそうしないの? どんな人だってじゃんじゃん子供作っていいんじゃなの? 親が子供の人格とかを作らないって言うんならさ。
でも、実際にはそれじゃダメだと言う。なんで?
それって要するに、何だかんだ屁理屈こねたって、
<親が子供に与える影響の大きさ>
を意識してるからだよね? どんな親の下に生まれるかで、子供がどんな人間になるか、どんな人生を送るか、だいたい決まっちゃう。みたいに思ってるからだよね?
なんでそれで『親の所為にするな!』って言えんの?
分かるよ。親の所為にしてたって何も解決しないってのはさ。だけどそれで『親の影響なんてない!』って話にするのはただの<逃げ>じゃん。問題の本質から目を背けて上辺だけで取り繕うとしてるだけじゃん。
本気で問題を解決したいのなら、まず、
『なぜそうなったのか?』
ってのを徹底的に解明しなきゃダメじゃん。病気だって、原因を突き止めてからでなきゃ、対処療法だけじゃ逆効果な時だってあるじゃん。
それを二言目には『親の所為にするな!』で、
『原因なんか突き止めなくてもとにかく頑張れば何とかなる』
的な根性論が通用するとか本気で思ってんの?
自動車を安全に運用できる能力がもう失われてるのに他人を危険に曝してでも運転をやめない高齢者とか、介護施設で横柄に振る舞って職員を疲弊させる高齢者とか、店員に難癖つける大人とか、パワハラ上司とかセクハラ上司とか、根性論で育った世代が何をやってるか、現実を見てんの?
そういう人らは、大人になってから自分でそんな人間になったってこと? 他人に迷惑を掛けていいと、他人を蔑み貶め痛め付けていいと、大人になってから考えるようになったってこと?
そういう大人が親として育ててきたのが、今、バイトテロやらかしたりとか迷惑なんちゃらバーとして迷惑行為やらかしてんじゃないの?
親がどんなロクデナシでもただただ頑張ればまともな大人になれるんなら、世の中はどんどん良くなっていかないとおかしいじゃん。なのに、実際は、
『世の中は悪くなっていってる』
とか言ってるのが多いのは何故?
<本人の努力>なんてものが実は頼りにならないからじゃないの?
『他人を蔑んだり汚い言葉で罵るのはよくないことだ』
って当たり前に言われることなのに、ネットで他人を蔑み汚い言葉で罵ってるのをやめられない人間が、
『自分の努力次第で何とでもなる』
とか、どの口で言うの?
自分が、『他人を蔑んだり汚い言葉で罵るのはよくないことだ』ってのを守る努力してないじゃん。




