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<夢>や<理想>だけを食べて

『自分の意欲が続く限りはやめるつもりなんて毛頭ない』


自分がそう思ってる以上、私は、他の創作者さん達の創作活動について口出しする気はないよ。キリギリ、自分の子供が創作してる場合くらいかな。


ましてや、


『どんなものが売れる』


なんてのは、分かってたら私がそれを実践してるって。まあ、分かってても描きたくないこととか使いたくない手法とかもあるかもだけどさ。


だから、<売れる作品の作り方>なんてのは、私には語れない。


私にできるのは、自分が描きたいものを描きたいように描くだけだ。だから、表現を規制されることに対しては否定的になるしかないんだよ。


とは言え同時に、


『許されないことは許されない』


ってことにも拘りたいけどね。


まあ、その所為で私の描く物語は、


『スカッとしない』


ものが多いんだけどさ。


他の創作者さん達が、許されないことを肯定するような作品を描いてそれが売れたとしても、私はあくまで、『許されないことは許されない』というスタンスで描く。


そうやって、両方のスタンスの創作物があることが必要なんだと思う。


<エンターテイメント性を重視して、敢えて許されないことを、あくまで作中のみの<フィクションの嘘>として面白く描く作品>


も、


<たとえエンターテイメント性は低くても、許されないことは許されないこととして描く作品>


も、両方が必要だと思うんだよ。


で、私は主に後者を描く創作者ってこと。


ま、気が向いたら前者も描くけどさ。だけどそっちを描くと、どうしても反動で後者も描きたくなるんだよね~。


一本前者を描くと、五本後者を描きたくなる。って感じかな。


これは、私の創作者としてのスタンスだから、誰に何を言われたって関係ないよ。


読者が<親切心>でアドバイスしようとしてくれても、その気持ちは気持ちとしてありがたく受け取って置くけど、聞き入れることはないんだ。


だけどな~、お金が必要になったりして、そのために前者ばっかり描くようになる時期があったりしないとも限らないのも、<人生>ってもんだよね。


そういうのは、従来のファンの人からしたら<裏切り>にも見えるかもだけど、ごめん、こっちも現実世界で生きてる以上は、<背に腹は代えられない事情>ってものもあったりするんだ。


<夢>や<理想>だけを食べて人間は生きられないんだってのも事実だよ。


でも同時に、


『許されないことは許されない』


ってのも忘れずにいなくちゃとは思う。


だって私は、<子を持つ親>でもあるからさ。そして同時に、


『人生の中には自分の信念を曲げなきゃいけない時期がある場合もある』


ってのを具体的な見本として示す必要もあるとも思う。



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