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『私は貝になりたい』そのフレーズの元になった作品については私は読んだことがないんだよね。正直、読む気になれなくてさ。だから正確なニュアンスについては把握できてないと思う。だけどもう何もかも諦めて黙って
『私は貝になりたい』そのフレーズの元になった作品については私は読んだことがないんだよね。正直、読む気になれなくてさ。だから正確なニュアンスについては把握できてないと思う。だけどもう何もかも諦めて黙ってしまいたいという気持ちは私にもなかったわけじゃないからなあ。
私の両親や兄は、本当に私が何を言っても歯牙にもかけない人らだった。私のことなんかホントに人間だと思ってなかったって気しかしない。だから私はあの家に生まれた意味なんて感じ取れなかったし、それどころかなんで人間として生まれてきたのかの意味も感じ取れなかった。それこそ貝にでも生まれ変わって海の底で黙って静かに生きてたいとも思ったんだ。
まあその前に人間としての自分の人生を終わらせたいとも思ってた時期もあった。でもそれはさすがに悔しかったから実行はしなかったけどさ。




