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それでも書いてみたいかなとは思う。そういうのって結局は<人間関係>だからね。私は人間関係が書きたいんだってのははっきりしてる。そして人間関係っていうのはただの舞台装置同士の掛け合いじゃないんだよ

それでも書いてみたいかなとは思う。そういうのって結局は<人間関係>だからね。私は人間関係が書きたいんだってのははっきりしてる。そして人間関係っていうのはただの舞台装置同士の掛け合いじゃないんだよ。当たり前じゃん。


物語の中じゃ<読んでて視てて面白い展開>にしなきゃいけないからそういう展開になるようにキャラは動くじゃん。キャラ同士の絡みも面白いように、面白くなるのを狙ってするじゃん。『そんなヤツ現実にはいねーよ!』って思うような絡みしたりするじゃん。それって<リアリティ>じゃないよね? 現実にはまず『そうはならんだろ』だったりするよね。


でも商業創作の場合はそれが正しい。私だってそれは分かってるし狙おうとはしてるよ。だけど『私が書きたい』のはそうじゃなかったりする。


そのギャップがいつも悩ましいんだよね。この仕事はさ。



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