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そうだね。『人間不信が極まってる』って言ったって人間は人間社会でしか生きていけないんだから、何らかの形で他人とは関わっていかなきゃいけないのも事実だと思う。でさ、<人格を持つ存在>っていうのは一律じゃ
そうだね。『人間不信が極まってる』って言ったって人間は人間社会でしか生きていけないんだから、何らかの形で他人とは関わっていかなきゃいけないのも事実だと思う。でさ、<人格を持つ存在>っていうのは一律じゃないんだよね。必ず<違い>がある。だからその<違い>の中には、
<自分とだけ嚙み合う違い>
もあったりするんだよ。私の場合はそれがさくらやダンナだった。
いくら人間嫌いで人間不信で他人と関わらずに生きていこうとしたって、人里離れた山奥に一人で住もうとしたって、それをするために必要なものは<自分以外の誰か>に用意してもらわないとできないんだよね。服だって食べるものだって家を作る材料だって。絶対に自分以外の誰かが作って用意してくれたもんでしょ?
『ぜんぶ自分で買ったんだ!』
とか言ったって、<買える状態>にしてくれたのはどこかの誰かだよね?




