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ところで『世界を救うために少数を犠牲にする』か『自分の大切な人のために世界を見捨てる』かみたいな話があるけど、私に言わせれば『世界を救うために少数を犠牲にする』なんて<綺麗事の極み>にしか思えないんだ

ところで、


『世界を救うために少数を犠牲にする』


か、


『自分の大切な人のために世界を見捨てる』


かみたいな話があるけど、私に言わせれば『世界を救うために少数を犠牲にする』なんて、


<綺麗事の極み>


にしか思えないんだよね。


だってそうでしょ? <世界>っていうのは、


<救いたくなるような人>


ばかりじゃないしね。って言うか、


『あんな奴らはこの世から消え去った方がいい』


みたいなことよく言ってるじゃん。世界ってことはそういう存在も含んでのものだよ? そんなもののために自分自身とか自分の大切な人を犠牲にするとか、本気で言ってる?


『世界を救うために少数を犠牲にするべきだ』とか言ってる人って、要するに自分が守られたいから言ってるだけでしょ? 自分自身を<世界>の方に含ませて、


『誰かを犠牲にしてでも自分だけは助かりたい』


って思ってるだけなのを『世界のため』だとか聞こえのいい言葉で取り繕ってるだけじゃん。



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