境界はどこになるんだろう?
私のこれは、あくまで、
<チラシの裏に書かれた戯言>
だけど、公開はしてないはずだけど、もしかすると私がいるこの世界の<平行世界>のようなところでは、公開されちゃってるかもしれない。
平行世界にいる誰かが私の思考とシンクロしちゃって、それで私の考えを文章にしちゃってるかもしれない。
まあ、たとえそうだとしても、書いてる人はきっと<プロ>じゃないよね。仮にもプロ作家がそんなことを発信しちゃったら余裕で自殺行為だと思うし。
私が今いる世界と同じような感じの世界だったらね。
なんて、こう考えると、<平行世界>ってのも一種の異世界なんだろうな。
と言うか、いくら現実世界を基にしてても、物語の中の世界は決して現実じゃない。作り手の頭の中だけの世界なんだ。
だとしたら、<異世界物>なんていう言葉自体がおかしくなるよね。
物語の世界=異世界
なんだから。
とは言え、<異世界物>と言われたら、ほとんどの人はまず、
<中世ヨーロッパ風の世界>
を思い浮かべて、そういう舞台設定に対して食傷気味になってる人が多いってことかなって気がする。
でも不思議だよね。現実世界っぽい世界が舞台になってる物語なんてそれこそ無数にあるのにさ。たぶんそっちの方がずっと多いはずなのにさ。
しかも、いくら現実世界っぽく描かれててもそれは決して現実じゃないんだよ。ある種の<異世界>だと思うんだ。
その舞台で描かれる物語がフィクションである限りは。
ただ、そう考えると今度は、
『なんで中世ヨーロッパ風の世界に拘るの?』
って話にもなってくる。
先に触れた<異世界の神様の物語>は、私のイメージではどちらかと言えば、
<戦国時代より前の日本>
って感じなんだよね。
そう考えると<昔話風>でもある。
でも決して昔の日本じゃない。現実の日本とはまた別の世界線にある、
<日本に良く似た国>
でのお話なんだ。
これを、実在する日本の民話とかになぞらえて書くと、それこそ<昔話>ってことになっちゃうな。
じゃあ、
<現実世界を舞台にした物語>
と、
<異世界を舞台にした物語>
の境界はどこになるんだろう?
パッと見は現実世界風でも、地名や国名や世界情勢や歴史が架空のものだったら、それは<異世界>?
現代社会を基にしたそれだったらさすがに<異世界物>という印象は私も受けないけど、これが、中世ヨーロッパとほとんど同じでありつつ、でも『主な舞台は架空の国』だったら、<異世界物>ってことになる?
この辺りの微妙なラインについては、もう完全に主観の問題になってくるよね。
書き手が<異世界>のつもりで書けば異世界なんだろうし、現実世界とか歴史として書けばそうなるだろうし。
でも、読み手の方は違う受け取り方をするかもしれない。
で、あれこれ言われたりすることもあるんだろうなあ。




