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ガーディアンデビルズ〜学園治安維持の会〜  作者: トミロン
第5部おまけ 風邪で寝ているくのいちに強が襲いかかる
241/243

第241話 ワードローブが尽きた④

 陶子とのショッピングを終え、帰宅した強。


「(あんな理由で陶子ちゃんを抹殺? おかしいだろ。友達からあいつに説得させよう)」


 まずはミルクに通話。


挿絵(By みてみん)


 組織的犯罪に発展しそうな流れだ。

 ミルクは曲がった事の嫌いな誠実な人間(魔女)だと思っていたが、事情がある様だ。

 抹殺に1票入った。


 次いでチョコに通話。


挿絵(By みてみん)


 法で裁けない者を裁く。『鬼平』か『ワイルド7』か『攻殻機動隊』だ!(たとえが古臭い筆者)


 これで抹殺に2票。


 次いでくう子に通話。


挿絵(By みてみん)

 三途の川の渡し賃として6文を払えない死者から衣服を剥ぎ取る脱衣婆(だつえば)を気取っている。

 陶子の棺桶には現金は入れさせないつもりの様だ。


挿絵(By みてみん)

 ブラックジョークが過ぎるくう子。


 筆者の古臭い例えが冴え渡る。


 陶子とくう子はマッチングアプリでスイーツ友達となった。仲良くやっていると思っていたのだが心の底では……。


 故人の服だろうが良いものは欲しい、という貪欲さが伺える。エンゲル係数がバカ高いコスプレ女だとこんなものなのか?


 これで抹殺に3票。


挿絵(By みてみん)

(例えが古臭さを通り越して数百年前の世界に入った。)


 最後にダメ元で琢磨に通話。

「……話はわかりました、強君」

「なぁ、おかしいだろ、琢磨。二人でくのいちを止めに行かないか?」


「僕はミルクちゃんの意思に唯唯諾諾(いいだくだく)と従うまでです」


 さすが学園一の秀才の琢磨。難しい言葉を知っている。作者なんていい歳して、ついさっきまで『ゆいゆいだくだく』と読むものと思っていた。漢字変換がうまくできなくてようやく間違いに気付いた。


挿絵(By みてみん)


 ついに抹殺に4票入った。これなら裁判員裁判でくのいちは無罪になりそうだ。


挿絵(By みてみん)


 強よ。くのいちの暴走を止められるのは君しかいない。主人公なんだから何とかしろ。

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