第235話 番外編 ハンバーガーショップと私
第49話でハンバーガーショップの話が出てきたので、作者がフィリピンに旅行した時に寄ったハンバーガーショップの話をひとつ。
フィリピンでは「ジョリビー」というバーガーチェーンが人気。はっきり言って味はドムドム並みですが値段もドムドム並みなので地元民に大人気。フィリピン人はアメリカへの対抗意識があるのでみんなマックよりジョリビーに行くのだとか。
キャラがゆるゆる。jollibee は「楽しいミツバチ」というニュアンスか。
以下5行くらい真面目な話をしてしまう。すみません。
フィリピンはマゼランの到着後スペインに占領される(1565年)。その後アメリカがスペインを戦争で破り、アメリカの植民地に(1898年)。第二次世界大戦後、アメリカから独立(1946年)。
ショッピングモールでジョリビーに行った時はお昼時で大混雑。5列に並んでカウンターの前に並ぼうとしたら、1つだけ少しすいている列を発見。迷わずそこに並ぶ。
自分が注文する番が近づき、改めてカウンターを見ると、そこには「老人、障害者、妊婦優先レーン」の文字がっ!
10分くらい並んだ後だったのでそのまま列に進むと、店員は何もとがめる事なく私に接客。
どうやら私は妊婦とみなされたようでした(笑)
ちなみに、そこで飲食していると50歳くらいの職業婦人からお誘いを受けました。バーガー屋の店内で営業ですか。
マゼランの侵略と戦い、見事に勝利したセブ州の王ラプラプは西洋人の侵略に打ち勝った英雄、とガイドブックに書かれています。日本語も英語も大体話せるフィリピン人のガイドさんに、「マゼランをどう思いますか?」と尋ねたら、「結局最後はスペインが勝って、支配者がラプラプからスペインに変わっただけ」とのお返事。日本のGHQの洗脳みたいな答えに少しがっかりしました。




