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2019/09/03 取得クラス、スキルを修正
さて、俺の肉体と精神と名誉にダメージを負った茶番があったような気がするが、気にせず今後のことを考えよう。
「クルッ!」
イテッ!・・・アーテルにはたかれた。その目は、ちゃんと二人に謝らなきゃ駄目だよ!っと言っているような気がする。
わかったよ。アーテルはええ子やなぁ。
まあ、二人には帰ってきたら謝るとして俺はどうするかだ。
現状、考えられるのは強くなるなら【武術界】へ、刺激を求めるなら新しい世界へって所かな。ちなみに俺の心は新しい世界へと傾いている。トーナメント?勝負は時の運だから。それに新しい世界では新しい戦力を確保できるかもしれないし。トーナメントに向けてやれることはやるつもりだが、それしかやらない、なんてことはないのだ。
・・・ぶっちゃけ他のプレイヤーの強さってよく分からないんだよな。NPCならとんでもなく強そうなのを何人か知ってるんだが・・・某ギルマスとか。
そういえばラングやガットは参加するんだろうか?情報クランのリーダーと生産クランのリーダーだがべヒーモスの時はちゃんと戦えてたと思うが・・・まあ、後で聞いてみるか。・・・ガットあたりはとんでもない武器とか持ってきそうだな。ラングは・・・相手の情報を調べ上げて弱点をチクチク攻撃しそう。
まあ、トーナメントで当たったら容赦なくぶちのめすけどな!(笑)
あとは・・・あ、ベルバアルとかは強そうだったな、性格はともかく。あとは・・・謎の白い奴がいたっけ?名前は知らんがアイツも強そうだった。
・・・みんなには俺が1位だ!と言いつつ不安になってくる小心な俺である。これで予選敗退とかになったら笑えないな、ハハハハ。
・・・よし!フラグも立てたし、【武術界】へ行こうか。カンストしたクラスやスキルがいくつかあるし、まずは新しいクラスとスキルの取得に行かないとな。
「行こうか、アーテル。」
「クルル♪」
===移動===>【武術界】第三の街サードン
各ギルドを周り、取得したクラスはこちら。
【上級剣士】【上級闘士】【上級銃士】【上位刀士】【中級大剣士】【中級剣闘士】【中級投擲槍士】【中級盗賊】【剣客】
スキルはこんな感じ。
【上級剣術】【上級体術】【上級銃術】【上級刀術】【中級大剣術】【中級双剣術】【中級剣闘術】【中級投擲槍術】【中級盗術】【抜刀術】
多いなぁ、多いよ。お兄さん混乱しちゃうよ。と言ってもほとんどが今あるクラスとスキルの進化した物だから大きく変わると言うわけでもないんだけどね。
え?何時の間にこんなにカンストしたんだって?努力って見えないところでするもんだよ?・・・冗談だよ半分は。実際には戦う敵のレベルがかなり上がってきたんで中級クラスになるのは比較的早かった。スキルに関してはひたすら使い続ければ上がっていくから時間と根気の勝負だしね。まあそんな地味な場面を読者の皆さんには見せられないよな。・・・読者?何言ってんだ?俺?
ま、まあ、それは置いといて【剣客】クラスと【抜刀術】スキルが加わった。なお、【剣客】の読みはそのまま「けんかく」である。このクラスに関しては以前、【剣士ギルド】のギルドマスター、ヤマトタケルさんも話していたので、【刀士】クラスと【刀術】スキルを鍛えて【侍ギルド】にいったらクエストが発生した。
内容はお決まりの【侍ギルド】のギルドマスターとの勝負である。
【侍ギルド】のギルドマスターは予想通りミヤモトムサシという名前の人物だった。浪人姿で髭面のおっさん(かなり失礼)だったが、ヤマトタケルさんと同じくかなり強そうだった。
ああ、この強そうだと分かるのは勘とかではなく、ラングから聞かされた話なのだが、【気配感知】と【看破】スキルがある一定以上になると相手の強さがなんとなくわかるようになるんだそうだ。上級者なんかはこれを利用して勝てそうにないモンスターとかを避けるんだとか。もっとも高レベルの【隠蔽】が使われていたらアウトらしいが。
このなんとなくという言い方が酷く曖昧なのだが、実際そうなんだからと言うほかないのだ。これもラングが言っていたが、精神をフルダイブさせるこのゲームならではの特性、らしい。・・・人の感覚にまで影響を与えるとは恐るべきゲームである。
おっと、話が逸れた。【侍ギルド】で受けたクラスクエストは大体こんな感じだった。
===回想===>【侍ギルド】クラスクエスト
「ガーッハッハッハ!お主がヤマトの言っていたアルクか。将来有望と聞いておるぞ!」
「有望かどうかは知りませんがアルクです。宜しくお願いします。」
「うむ、そう硬くならんでいい。試験は簡単だ。ワシに居合いを見せて欲しい。」
「居合いを見せる、ですか?」
「そう、刃を潰した模造刀を渡すからワシ目掛けて居合いを放て。ワシからは手を出さんが当然避けさせてもらう。ワシにかすりでもさせたら一発合格、当たらなくてもワシが見込み有りと判断すれば合格じゃ。」
「・・・分かりました。これが模造刀ですね?・・・では行きます。・・・せやっ!!!」
「おおう!?」
===回想終了===>【武術界】第三の街サードン
こんな感じで一発合格した俺は問題無く新しいクラスとスキルをゲットした。なお、ムサシさんは「ワシは受けるのは・・・」とか「居合いならコジロウの方が・・・」とかブツブツ言っていたがスルーした。・・・なんか重要な事を言ってたような気がするが、長くなりそうだったのでまた今度にした。
前回のときも思ったが、どうもヤマトさんもムサシさんもクエストによってレベルが制限されているように思える。多分、もっと上級のクラスクエストになったらより強い二人と戦う事になるのだろう。怖い怖い。
それはともかく、クラスクエストをクリアした俺にムサシさんは【侍ギルドの紹介状】を持って【盗賊ギルド】に行くといい、と言ってきた。理由は教えてもらえなかったが、何かあるのだろうと【盗賊ギルド】にやって来た次第である。
・・・なお、何故街中に堂々と【盗賊】のギルドがあるのか疑問だが深く考えてはいけない。【魔王軍ギルド】だってあるらしいし、ゲームのシステム上仕方の無いことだと諦めるしかないのだろう。
納得、ではなく諦め、である。決して納得できないからって運営に抗議のメールとかを送ってはいけない。ならどうしろって言うんじゃあ!ああん?的な内容のメールが返されてくるからだ。情報源はラング。・・・恐ろしい運営である。
それはともかく【盗賊ギルド】でムサシさんから行くように言われた旨を伝え、紹介状を見せる。と、今度は【盗賊ギルド】のギルドマスターが現れた。
「俺がここのギルドマスターのイシカワゴエモンだ。紹介状を持ってきたのはお前か?」
こんどは石川五右衛門らしい。確か安土桃山時代に実際に存在した盗賊の首長、だったかな?・・・決してル○ンに出てくる方ではない。目の前のこの人は歌舞伎役者みたいな格好してるし。顔も白塗りだし。
「はい、ムサシさんの紹介で来ました。」
「ふん!アイツの紹介なら腕は確かか。・・・よし、コイツを持って行け。」
そう言って渡されたのは【盗賊ギルドの紹介状】と・・・何かの地図だった。この街からしばらく離れた場所の何も無い地点にバツが付いている。
「・・・この地図は?」
「そこに書いてある場所に行って紹介状を見せりゃあ入れるぜ?・・・忍の里にな。」
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