我らがクランにようこそ
===ログイン===>【アークガルド】クランホーム
おはようこんにちこんばんは。
昨日は大変だったが仲間が増えた充実した一日だったと思う。さすがに昨日は疲れ切っていたので皆ホームに帰ってきて即ログアウトしてしまった。
昨日一日の出来事だったはずなのだが、もう何日も戦ってたような気がするぜ(笑)
なので今日は新入りたちの部屋割りとホーム拡張を行い、あとは歓迎会をする予定だ。
「うむ、立派な屋敷なのだ。」
アヴァンの奴が俺たちのクランホームを見ながら唸る。ちなみに彼らが【機甲界】で借りていたホームは即解約したそうだ。
「見た目は立派だがまだまだ拡張途中だ。基本、それぞれやりたいようにやってるからアヴァンたちも欲しいものがあったら好きにして良いぞ。・・・やり過ぎなければ。」
今の自然に囲まれた洋館という雰囲気は結構気に入っている。ある程度は好きにしても良いが、雰囲気をぶち壊しになるようなものは勘弁してしい。
「分かっているのだ。我は自分の部屋と工場施設さえあれば基本十分なのだ。」
工場施設というのはホームに追加できる兵器開発のための生産施設だ。これからはラグマリアや俺たちの兵器をバンバン作り出してもらう予定だ。
「ラグマリアとカイザーはどうだ?」
アヴァンの眷属であるアンドロイドのラグマリアと【クランメカロイド】という特殊なロボットであるアークカイザーことカイザーに聞く。ちなみにカイザーは人間サイズの【ヒューマロイド】の状態だ。
「私ハマスターアヴァンノ部屋カ工場施設デ十分デス。」
ラグマリアはアンドロイドなので睡眠や休息が必要というわけではない。強いて言えば修理か調整のための場所が必要なのだが、特に場所を選ぶ必要はないらしい。ぶっちゃけアヴァンがいれば何処でもよいらしい。
「本機ハ自己修復機能ニヨルメンテナンスフリーヲ実現シテイルタメ専用施設ハ必要アリマセン。」
カイザーに至ってはナノマシンでできたボディーのために、修理も調整もいらないらしい。・・・多分、【クランメカロイド】が特殊な立ち位置だから、クランメンバーの中に【機工士】がいなくても良いようにしたゲーム上での配慮の様な気がする。・・・気にしすぎか。
「むむむ、ラグマリアはアヴァンの部屋に同居で良いとしてカイザーだけ部屋がないものな。・・・よし、ではリーダーとして俺が面倒見よう。カイザーは俺の部屋を使ってくれ。アーテルも一緒だけどな。」
「クルルー♪」
うむ、アーテルも問題ないようだ。アーテルからしたら後輩だからな。しっかり面倒見てほしい。・・・絵面の違和感が半端ないけどな。
「了解シマシタ。アーテルサンモヨロシクオ願イシマス。」
「クルッ!」
宜しくっ!と言わんばかりに胸を張るアーテル。かわいい。
「それじゃあ部屋割りは良いとして他の施設を案内しようか。といっても、一階に食堂と地下に大浴場とレジャー施設、練習場があるぐらいだな。ああ、工場施設も地下に追加する予定だ。あとは・・・アーテルたちが大抵庭で遊んでるから、大体庭がたまり場になってるな。」
「なるほど・・・なぜ大浴場とレジャー施設なのだ?」
完全に遊び心です。
「使ってみると予想以上に良いものだぞ?なかなか気持ちい良いし、リラックスもできる。・・・ゲームの中でできる贅沢ってことだな。」
「ふむ、なら我も後で使わせてもらうのだ。・・・兵器開発ばっかりでそういう遊びなんて考えたことなかったのだ。」
それはもったいないな。戦いだけがこのゲームの楽しみ方じゃないぞ?
「・・・そういえばラグマリアとカイザーはどうだ?水の中に入れるのか?」
お湯や水につかったら錆びたり壊れたりしないよな?
「防水機能ハ完璧ナノデ問題アリマセン。感覚機能モアルノデ皆サント同様ニ楽シメルハズデス。」
「本機モ同様デス。」
なんとも高性能な2人・・・じゃなく2体である。水中戦闘も問題ないそうだ。良かった。海底神殿とかに連れて行っても大丈夫そうだな。
「じゃあ、今のうちに工場施設その他を買いに行くか。」
今の俺の役目はアヴァンたちの案内役である。アーニャを始めとした女性陣は歓迎のための料理やらなんやらの準備をしている。
「わかったのだ。案内を頼むのだ。」
というわけで、さっそくアヴァンたちの家具と施設購入のために出かけるのであった。目的地は前回もお世話になった【人間界】何でもデパートである。
・・・
はい、ただいま。
アヴァンは早速、部屋に家具を置いて工場施設を見に行くようだ。ラグマリアはアヴァンについていった。
なので今は俺、アーテル、カイザーで庭でまったりしている。
カイザーの奴も何か買えば良かったのだが何も買わなかった。欲しいものが無いというより、何を買えば良いか分からないといった感じだ。
ぶっちゃけ俺も良くわからない。これがプレイヤーやモンスターの眷属だったならベッドや寝床を買うのだろうがロボットであるカイザーにベッドを買ってどうするというのだろうか。
ベッドに横たわるロボット・・・眠るわけでもなくゴロゴロするわけでもなく、ただ横たわってるだけ・・・シュールだ。格納庫でも用意するべきだろうか?しかし本人が必要ないっていってるからなぁ。
まあ、カイザーもそのうち欲しいものが出てくるだろう。・・・多分。
「カイザーは今の【ヒューマロイド】の状態は普通のロボットの眷属と同じ扱いだと言っていたな。」
「肯定デス。レベルガ存在シ、各種武装ヲ装備スル事ガデキマス。スキルノ取得モ可能デス。」
つまり、アーテルたちと同じで普通にパーティ枠として戦力に加えることができるというわけだ。ただし、個人の眷属ではなくクランの眷属なのでクランメンバーの誰とでもパーティを組むことができるし、【眷属召喚】や【限定召喚】で呼び出すことができる。さすがに複数のメンバーが同時に呼び出すことはできないが。
あと外見やカラーリングの変更も可能だ。これは【メカロイド】形態でも同じ。【ヒューマロイド】形態で加えた変更がそのまま【メカロイド】形態に反映されるそうだ。まあ、【メカロイド】形態は【ヒューマロイド】形態がそのまま巨大化した姿だからな。
といっても現状のカイザーの外見は【マーズ前線基地】で入手したときのままだ。外見に関してはクランメンバーに相談して決める予定だ。といっても大きく変えるつもりはないのだが、そのままだと他所のクランの【クランメカロイド】と区別付かなくなるかもしれないからな。
「・・・そういえばお前って物食えんの?」
ラグマリアはアンドロイドとは言え、外見は人間(美少女)だ。口もあって食べ物を食べることもできる。しかしカイザーは完全にロボットだ。人間の口にあたる部分は真っ平なマスクがくっついたような状態だ。ようするに口がない。
「問題アリマセン。」
とカイザーが言うと口の部分がカパッと開いた。空洞になっているみたいだったが・・・口?あったのかお前?
「経口摂取用ノ口部分デス。他ニモブレス系ノスキルヲ使用スルノニモ使イマス。」
・・・ああ、ポーションを飲んだり、ブレスとかはどうなるんだろうと思ていたがちゃんとそれ用の口があったんだ。さすが高性能。
「皆さーん、料理ができたのです!!」
「今日の料理は豪勢よ!」
「並べるの手伝ってください!」
おっと女性陣が呼んでる。料理ができたそうだ。
この後、庭に料理を並べたところでアヴァンたちを呼んで盛大にパーティへとしゃれこんだ。
昨日のシチューだけでなくカレーやから揚げ、ピザ、サラダなど豪勢なメニューだ。俺がまだ食ったことがない料理が並んでいる。どれも旨そうだ。
アヴァンなんて涙を流しながら喜んで食べまくっている。
ラグマリアとカイザーは・・・無表情と表情無しで感情は読めなかったがバクバク料理を口に運んでいるので喜んでいるのだろう。
アーテルたち眷属組ももちろん料理に夢中だ。
この日は豪勢な料理を堪能し、レジャー施設で遊びまくり、大浴場でまったりとした一日であった。
===ログアウト===>お疲れさまでした。
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